ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

Blog
2016.12.31

ゲーセン経営者が選ぶ!2016年ゲーセン業界5大ニュース!

今年ももう終わりですが、毎年やっている恒例行事と言うことで、2016年を振り返ってみます。
去年はこちら。

ゲーセン経営者が選ぶ!2015年ゲーセン業界5大ニュース!

一昨年はこちら。

ゲーセン経営者が選ぶ!2014年ゲーセン業界5大ニュース!

このエントリーを書くにあたって振り返ってみましたが、いろいろあったんですね。
懐かしくて、自分でも「あった、あった」という・・・
良いことも、悪いことも忘れているもんですねぇ・・・

それでは、2016年の5大ニュースをまとめてみました。
あくまでも、個人的に勝手にまとめたものなので、異論は認めます。


第5位:EVO JAPAN開催決定

ゲーセンといえば、格ゲーという方もまだまだ多い現状ですが、そんな格ゲー界の最も大きなニュースがこちら。

EVO JAPAN開催決定!ゲーセンに恩恵はあるかないか?

当然、アーケードタイトルが選ばれれば、現在のゲーセンにも恩恵はあると思いますが、果たしてどうなんでしょう?
業界としては、こんなタイトルがEVOのタイトルに選ばれれば、盛り上がると思うんですけどね。

EVO-Japanにアーケードゲームも入れてくれ!勝手に3つ候補をあげてみる


第4位:JAEPO2017 ニコニコ闘会議と併催決定

年初に開催された、JAEPO2016にて発表された、「JAEPO ☓ 闘会議」の併催。

【JAEPO2016】2017年は「JAEPO ✕ 闘会議」!来年は手探りで課題も多そうで色んな意味で楽しそう(意味深)

我々業界人からするとJAEPOというのは、あくまでも「製品の展示会」でしたが、来年のJAEPOにおいては、闘会議と併催することで、かなり今までと毛色の違ったイベントになりそうです。

2017年はJAEPO × 闘会議 アーケード業界には今までと大きく違うイベントだ!

この時期に、年末の挨拶とともに本来であれば、営業マンが「2月のJAEPOで、こんなの出します」という新製品の情報を持ってくるものですが、ほとんど情報なし・・・
メーカーが一同に会する「新製品展示会」って、必要ないんでしょうかね・・・


第3位:VR元年。ゲーセンでのVR展開が続々

2016年は、 PS VRの発売もあり、まさに「VR元年」といえる年でした。
ゲーセン関連で、最も話題になったのが、「VR ZONE」でした。

敢えて言おう!VRはゲーセンを救わない(今のところ)

「VR ZONE」はBNEさんの施設で、現在は、愛知県長久手のイオンで営業されています。
他にも、セガもジョイポリスで、VRアトラクションを展開したり(ジョイポリスを売却してしまいましたけど・・・)、

アドアーズとグリーのVR提携発表!大事なのはハードだと思うけど・・・

など、ゲーセン関連企業のみならず、スマホ、家庭用全てのゲーム関連企業が入り乱れる、まさにVR元年でした。
来年も、この勢いって続くのかな・・・
正直、自分自身は「VR ZONE」で遊んで、「同じコンテンツなら2度目はないかな・・・」と思ったので・・・
人類の驚異的なエロパワーで、一気に普及する可能性も十分ありますけどね。

アダルトVRエキスポにいってきた。既存ハードとVRの組み合わせとして最強


第2位:セガとコナミ電子マネーにて協力

まさに、業界全体が驚いたのがこのニュースでした。

セガとコナミの歴史的快挙!ユーザーにとってのメリットを考えてみる

業界というか、ゲームユーザーの間では、「コナミとセガは犬猿の仲」というのは、よく知られている話でした。
実際に、揉めたエピソード自体もたくさんあるんですが、会社同士ではそうしたライバル関係にあれど、現場で働くレベルでは会話したり、情報交換をしたりというのは日常茶飯事でした。
そんなセガとコナミの雪解けとも言われたのが、「天下一音ゲ祭」です。

「天下一音ゲ祭」開催決定!ゲーセン側からアレコレ

音ゲ祭での楽曲交換に続き、電子マネーを協業で行うというのは、驚きでした。
昔を知る人間には考えられない事態でしょうね・・・

第1位:「艦これアーケード」の大躍進

2016年のゲーセンは、「艦これアーケード」の年だったといっても過言ではありません。
久々に、ゲーセンに開店待ちの行列ができて、ネットニュースでもゲーセンでの異様な盛り上がりを伝えるところは多かったです。
消費増税からの、閉店ラッシュを救う救世主のように、颯爽と業界に登場したと言ってもいいでしょう。

艦これアーケード、ゲームセンターの救世主に?ゲーセン側からの考察

儲かってないとかいろいろ言われていますが、4月から稼働している店舗では、全くそんなことはなく、ネット課金、カード代、筐体代を全てとっくにペイしていると思います。
過去にあった「三国志大戦」や「戦場の絆」といったタイトルに並ぶ「メガヒット」が、10年ぶりにゲーセンに登場したといえるでしょう。

以上、勝手に5つのニュースをランキングにしてみました。

総じて考えれば、右肩下がりだった当業界にようやく「底打ち」が見えてきたかも?といった1年だったと思います。
来年も、この勢いが続くことを祈って、頑張りたいと思います!