敢えて言おう!VRはゲーセンを救わない(今のところ)
ゲーセンが艦これアーケードのブームに乗っている現在、世の中的には、VRってやつが来ています。
21世紀のゲームセンターはVRでどう変わるか – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
こうした新技術というのは、いつの日も注目を浴びて登場するし、最先端を走っている人からみると、「これはスゴイ!」と一様に口をそろえておっしゃるし、各メーカーもこぞってこうした技術を採用します。
VR・AR機器市場、2025年に最大12兆円超に :日本経済新聞
この世の中的な盛り上がりというのは、スゴイですよね。
行ってきました「VR ZONE」
そんなわけで私も行ってまいりました、「VR ZONE」
VR ZONE Project i Can in お台場ダイバーシティ 4.15 OPEN
仕事ツライ pic.twitter.com/71gISJnKiq
— PORT24(ポート24) (@port24ho) 2016年6月1日
いやぁ、仕事とはいえ、ツライわー(ウソ)
いくつかゲームを遊んで参りました。
率直にいって、
没入感がスゴイし、確かに面白い
というのが、感想です(小並)
後ろを振り返ったり、キョロキョロしたりしても、映像もキレイに映るし、基本的に全てのゲームが良く出来ています。
これで、「ボーダーブレイク」やったら面白いだろうなーとか、「ハウス・オブ・ザ・デッド」やっても面白いよなーとか、「戦場の絆」がこれだったらスゴイだろうなーとか、既存のゲームをVRに置き換えるだけでも、かなり魅力的なゲームになる予感はします。
実際に、「戦場の絆」のVR版は既に実験済みのようですが。
「VR ZONE Project i Can」:3年前にOculus版「機動戦士ガンダム 戦場の絆」が存在した!? プロデューサーが語るVRアミューズメント施設の裏側 (1/2) – ITmedia PC USER
実際にゲーセンに導入できるのか?
まぁ様々なゲームがあって、いくつか注目していたタイトルは遊べたので、満足できたのですが、一番はコチラ。
お値段が最も高い(1回 1,000円)し、ゲームとしての完成度も高いです。
確かに面白いので、1,000円の価値はあると思います。
ただ、実際にゲーセンに導入すると考えると、「欲しいんだけどなぁ・・・」的な部分が幾つかあるので、その辺りを少々。
基本的にマンツーマンオペレーション
例えば、上記に挙げたゲームだと実際に遊んでいるシーンはこんな風になります。
我ながら驚愕のへっぴり腰なわけですが、その横をキチンとキレイなお姉さんがサポートしてくれています。
へっぴり腰なところからもわかると思いますが、
下にマットが引いてあるとはいえ、どんな転び方をするかわからないから危険
とも言えるわけです。
あまりにも衝撃的で、おかしな転びかたをしたら、ケガをする可能性も高くなってしまうので、こうしてマンツーマンでオペレーションすることは必須だと思われます。
こうしたマンツーマンオペレーションを、ゲーセンで行うというのは、基本的にはコスト面で難しいと思われます。
ゲーセンのゲームと言うよりは、アトラクションのイメージに近いです。
没入感がスゴイので逆に家庭向け
あとは、没入感がスゴすぎて逆にゲーセンでは遊びづらい面もあります。
このゲームで、少女のキャラクターが出てくるのですが、
「大丈夫ですか?」と言われて、瞬間的に「大丈夫」って独り言を発していました・・・
それくらい没入感があるので、いつの間にか独り言をしゃべりまくってしまいそうだもんなー。
ちなみに同行した方は、少女のキャラクターの方ばかり見ていたら、「集中してください!」って怒られたそうです・・・
ダメなオッサンばっかりやな・・・
こうした部分でも、逆に家庭に持ち込んで好きなように遊ぶほうが、楽しい気がするんですが、それは私だけでしょうか・・・
他にも、VR酔の問題があったり、高額のプレイ料金でリピートされるのか?などの問題がまだまだ山積しているので、
VRがゲーセンを救う!とまではいかない
気がします。
最もVRと親和性の高い業種
とはいえ、各メーカーがしのぎを削るVRの世界。
実際に、その技術を活かして最も活用できる業種ってあるの?と考えると、まずはコチラ。
こちらの分野の方が、VRとしてはジャンル的に合ってる気がするんだけどなー。
そうすると、最もVRと親和性の高い業種って「個室ビデオボックス」だったりするんじゃないかな。
個室ビデオ初潜入!(ビデオBOX、ビデオ試写室ってどんなとこ?) – その日暮らし
空いたスペースで、個室ビデオボックスでも始めるか・・・