「天下一音ゲ祭」開催決定!ゲーセン側からアレコレ
先日、音楽ゲーム好き界隈を賑わせたこのニュース。
各社音楽ゲームの夢の共演が実現し、店舗予選大会は11月23日(祝日:ゲームの日)に全国で一斉開催される(参加受付はオンラインエントリー方式)。9月19日までにAOUに加盟した店舗が大会に参加可能。大会用の楽曲は各社1曲ずつで、計4曲となり、各タイトルの既存曲の中から1曲ずつが他社の3機種にも配信され、1機種あたり計7曲の新曲が追加されることとなる。対象店舗にはコラボレーション楽曲が10月末ごろ先行配信される。
概要はこんな形ですね。
改めて、こちらが開催概要です。
太鼓の達人、jubeat、グルーブコースター、maimaiという4機種で行われるということで、お客さんも期待してくれているようです。
AOUってなに?
wikipediaより
一般社団法人 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(いっぱんしゃだんほうじん ぜんにっぽんアミューズメントしせつえいぎょうしゃきょうかいれんごうかい、All Nippon Amusement Machine Operators’ Union、略称:AOU)は、日本のゲームセンターなど遊技場や遊戯施設を運営する企業の業界団体。
このAOUに加盟している店舗は、こちらのステッカーが店内に貼ってあります。
(貼る貼らないは、店舗の自由なので、貼ってない場合もあります)
ちなみに、こちらの猫キャラはゲーミィというキャラクターです。
ゆるキャラランキングだったら、かなり下位だと思う・・・
AOU加盟店とそうでないお店
今回の、天下一音ゲ祭りですが、上記の説明にもあるように、9月19日までにAOUに加盟した店舗のみが対象となります。
このAOUという団体はゲームセンター経営=加盟店という、実質的な強制力があるわけでもなく、完全に任意加盟の団体となっています。
また、元警察庁所管ということもあり、自主規制ルールを策定したりするために、会費の支払や、各種努力項目があったりします。
その事を敬遠して、加盟していない店舗さんも結構あります。
従ってお客さんからみて、「こんなに有名店舗なのに加盟してないの?」とか、「こんなに大きい店舗なのに加盟してないの?」とか、驚く事もあると思いますので、今回の天下一音ゲ祭に参加したいお客さんは、普段通っている店舗に加盟の有無を確認してみてください。
ちなみにポート24は、全店加盟しておりますので、当然天下一音ゲ祭には参加する予定です。
ゲーセンにとって大きな変化
まずは、こちら。
音ゲーにあまり興味の無い人向けに説明すると
コナミは音ゲー絡みの特許で他社を訴えまくった過去があり
それが原因かアーケードの音ゲーはコナミVSその他みたいな勢力図が形成されて
セガ、バンナム、タイトーの3社は互いに協力し合いメーカー間での版権許諾が行われていた。
— Ryu-TSP@クロスビーツ広め隊 (@ryutsp) 2014, 8月 18
今回の約15年に渡る「コナミ鎖国」が崩壊した出来事は過去のゲーム業界で例えるなら
「ドラクエⅦがPSで発売!」とか「セガがハード撤退!他社ハードにソフト提供開始!」レベルに匹敵する。
それくらいの革命だと思っていい。
— Ryu-TSP@クロスビーツ広め隊 (@ryutsp) 2014, 8月 18
細かいこと言うと、コナミさんはJAMMA規格を作るときもうんたらかんたら・・・
という話もあるんですが、メーカーさんの垣根を超えて、相互に協力してくれるのはありがたい!
そして、もう一つ。
今まで、各メーカーさんから見て、AOU加盟店も非加盟店も同じ「お客さん」でした。
この天下一音ゲ祭を行うにあたって、加盟店と非加盟店に差がつくという事は、今までなかったので、この意味は大きいです。
今回の例でいくと、加盟店に対する課題曲の先行配信が行われます。
ということは、同じゲーム機でも、加盟店と非加盟店の間で配信されている曲が異なるので、差がつく、ということになります。
こういった、加盟店と非加盟店で異なるサービスを展開することは、今まで一度も無かったので、加盟店としては、「加盟していてよかった」となります。
もっとぶっちゃけて言えば、AOU加盟による(運営上の)メリットが増えた!
ということです。
この流れで今後は、闘劇やEVOみたいな格闘ゲーム大会も、AOU主催で開催していったり、その他のゲームでも、メーカーの垣根を超えて大会を開催するなどの、次の展開にも期待したいですね。
そんなわけで、今後の続報がでたら、再度お知らせしますので、「天下一音ゲ祭」をよろしくお願いします!