艦これアーケード、ゲームセンターの救世主に?ゲーセン側からの考察
おかげさまで、各所で絶好調の「艦これアーケード」
並びが多すぎて、プレイするのに長時間お待ち頂いております。
念の為再度告知しますが、
5月中には全国的に増席及び増台
いたしますので、現在のような混雑は多少緩和されると思います。
もうしばらくご不便をお掛けしますが、提督の皆様、もう少々お待ち下さい。
ネットでの提督の皆様の意見には、「〇〇って艦娘カードがでないならやらない」って方も結構多いですが、順次追加されますので、当然増台もしくは増席した際は、艦娘カードの追加もあると思います。
一般メディアに徐々に浸透
とはいえ、このGW(まだ途中ですが)開店前のゲーセンに、開店待ちの行列ができている状況をみて、一般のかたなら
なんの行列?
と思うのは普通の事だと思います。
こうした状況が続くようだと、一般のメディアに取り上げられるのも時間の問題かもしれません。
経営者的には、やっぱり「トレたま」だね!(できる経営者アピール)
ワールドビジネスサテライト Presents 2015トレたま年間大賞:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
トレたまって自薦ありなんだ・・・知らなかった・・・
トレたまに取り上げられる事があるかどうかわかりませんが、こんな記事を発見しました。
『艦これ』アーケード版、ゲームセンターの救世主に? | R25
『艦これ』アーケード版、ゲームセンターの救世主に? …
ネット上での話題及びリアル店舗での行列が重なれば、こうなりますよね。
艦これアーケードは救世主なのか?
今回の、主題はゲーセン側からみて、艦これアーケードは救世主となるのか?です。
これについて考えてみましょう。
昔から、ゲーセン業界ではこんな風習というか迷信というかがあります。
業界が苦しい時期には神風が吹く
過去、ゲーセン業界ではシンドい時期を救った「ブーム」というのがあります。
インベーダー、格ゲー、UFOキャッチャー、プリクラ、カードゲームなどなど。
こうしたメガヒットが業界がシンドい時に颯爽と登場し、業界を救ってきたという歴史があります。
今回の「艦これアーケード」も、この状態がつづき「ブーム」といえるほどになれば、確かにゲーセンを救うかもしれません。
実際にお店で見ていても、常連さんはもちろん、新規のお客さんも多数いらっしゃるので、新しくゲーセンに来ていただいているお客さんが一定数いるのは感じ取れます。
ただし、上記に挙げたようなブームを巻き起こした状況とは圧倒的に環境が異なっている部分もあります。
それは、
メーカーが少なく、受注生産である
事です。
1つずつ考えてみます。
メーカーが少ない
上記に挙げたブームの際には、ゲームメーカーは沢山ありました。
格ゲーブームの時には、沢山のゲームメーカーが存在しており、対戦格闘ゲームというのをそれこそ有象無象といえるほど生み出したわけです。
スト2を皮切りにして、餓狼伝説やKOFなど異なるメーカーが次々と同じジャンルのゲームを発売することで、ゲーセンに選択権もあったし、代替策もあったわけです。
スト2買えなかったから、餓狼伝説を買うとかそういった具合ですね。
今回の「艦これアーケード」がこれだけの人気となっても、正直ゲーセンから考えると、購入しなかったら代替作品もないので、購入しない場合にリカバリーする方法がないのがキツイ所です。
昔は、Aというタイトルが人気が爆発すれば、A’(エーダッシュ)的なタイトルを他社が発売するとか普通の光景でしたからね・・・
受注生産である
もう一つは、ゲーム機が受注生産である事です。
例えば、今回の4月納品分の艦これアーケードですが、約半年前の注文締め切りとなっています。
半年前に注文した席数の半分の席数が4月に納品され、残りが5月に納品されます。
このような受注生産となっていることで、
現状の盛況っぷりを見てからゲーム機を購入することは不可
です。
以前コチラでも書きました。
こうした部分でも、上記のブームの際にはメーカーに在庫が存在し、例えば4月26日のお客の状況をみて、即日注文とかできたんです。
それに加えて、追加生産追加販売とかもあり、2〜3ヶ月待てば購入できるから、他社の動向を見てから購入という考えの方も多かったです。
最近でこそ、多少の追加販売もありますが、かなりのハンデ(稼働1年後納品)を負っての追加販売となるパターンが多いですし、その際にも当然「既存で購入した(機歴のある)」店舗がどうしても優先になってしまったりします。
ゲーセンの淘汰がより進む結果になるかも?
以上の事から考えると、今回の艦これアーケードの恩恵を受ける店舗と、受けない店舗で全く異なる結果となる可能性があります。
そういう意味では、
よりゲーセンの淘汰が進む可能性もある
という気がするのは私だけでしょうか・・・