「リデンプション」って知ってますか?ゲーセンをもっと面白くする救世主?
ゲーセン業界に、AOUという団体があることは、以前このブログに書きました。
業界団体なだけあって、風営法の緩和に関しては、大きく貢献しました。
天下一音ゲ祭だとか、JAEPOショーなどの事業も行っておりますが、どんな事を行っているかといえば、こちらが参考になります。
こんなの、業界人しか読まないと思いますけど、いろいろな事を行っているわけです。
今月のニュースに気になる一文が
そんな中、今月のAOUニュースを見ていると、なにやら気になる一文を発見しました。
こちらのページからの引用ですが、
ラウンドワンさんから、リデンプションの専門委員会を立ち上げるべきだとの提案があったようです。
アメリカに進出して、その実力をよく知るラウンドワンならではの提案だと思いますし、ゲーセン業界全体として、すぐでは無いにしろ「こうなったらいいな」案件なので、少しずつでもよいので、前に進めて行ってほしい所です。
リデンプションってなに?
業界人とは全くちがい一般の方が読むぶろぐですので、そもそも「リデンプションってなんやねん?」という話だと思います。
リデンプションは英語にすると「redemption」で買い戻し、質受け、償還などと日本語訳されるようです。
これだけだとなんのコッチャサッパリわからないと思いますが、簡単に説明すると、現在の日本のメダル機は、メダルもしくは現金を入れると、メダルが出てきます。
それに対して、リデンプションがOKになると、メダルの代わりにチケットを払い出すことができます。
そして、店舗内に景品交換所があり、チケットの枚数に応じて景品が貰える仕組み。
この仕組自体を、我々業界人は「リデンプション」と呼んでいます。
あまりにも、つたない文章なので、伝わるかどうかわかりませんが、こんな感じです。
この仕組自体は、日本以外の国では割りと一般的で、中国やアメリカのゲームセンターと呼ばれるスポットではメジャーな存在です。
こちらのツイートが参考になります。
リデンプション機というのはゲームを遊ぶとその結果に応じて紙の帯みたいなチケットがずらずらと出て来る。それを最後にチケットイーターに食べさせて量を計り、それに応じた賞品と交換できる。 |鬼頭雅英の投稿画像
したがって、アメリカに進出しているラウンドワンさんでも、おそらく同じ仕組みを導入していると思われます(行ったこと無いけど)
「この仕組が好調なので、日本でもなんとかして行いたい!(法律を変えてまで)」と思えるスケールの大きさが、さすが上場企業といったところでしょうか。
リデンプションがあればゲーセンはもっと面白くなる
このリデンプションを行うにあたって、まず現状の風営法がある限り不可能なのは、
景品の2次交換を禁止している
からです。
そもそも現状の風営法の元では、直接景品を狙うゲームでのみ、景品提供が許されているので、チケットを出して、そのチケットを景品と交換することは認められていないので、そもそも無理な話です。
したがって、法律の改正及び緩和が必要になるので、そのために委員会をたち上げて、業界団体として検討していくべきだというのは、話としては実にまっとうな話です。
こうした法律的な話は私はあまり関われませんが、
「リデンプションが許可されたら、ゲーセンはもっと面白くなる」
というのは、個人的に思う所です。
単純に考えて、バスケットのゲームや、パンチングマシーンなどのスポーツゲームである高得点がでたらチケットが払い出されて景品がもらえるとか、パズルゲームでも、競馬ゲームでも、はたまた格闘ゲームでも、ある程度の点数もしくはステージクリアでチケットが払い出されて、景品がもらえるとか、考えるだけでも面白くなると思いませんか?
そこには、たしかに「賭博・博打」性が無いとは言いませんが、既存のプライズゲームの景品と同程度のものであれば、UFOキャッチャーだって同じなので、リデンプションでユーザーに提供する景品に限度額さえ決めておけば、おそらく大きな問題は起きないと思います。
まずは、草の根活動からという事で、既存のゲーセンユーザーが「リデンプションがあったら、もっとゲーセンが面白くなるから解禁してほしい!」って事で、少しでも多くの人に知ってもらえたら幸いです。