ゲーセンの風営法緩和続報!AOUも活動頑張ってます
以前から、何とか話題に出している内容ですが、風営法(何度も書きますが、正しくは「風適法」)の改正に伴い、ゲームセンターにもちょっとした規制緩和の波がきています。
実際の法律の改正が成立したのが、6月の事。
上記に引用した内容でも触れていますが、あくまでもメインは、クラブに関してなので、言ってみればゲーセンは「おまけ」で緩和されたともいえます。
改正に向けたAOUの努力
6月に法律が改正されてから、その後の続報というか動きは全くありませんでしたが、実際には改正後にAOUとしてかなりの行動を起こしていました。
AOUについては、コチラの記事を参考にしてください。
普段、意味が無いとか役にたたないとか批判も多い団体でしたが、関わった人間として言わせて頂ければ、
「今回の改正においてAOUの果たした役割は大きい」
です。
この辺りは本当は声を大にして主張しても良いと思いますが、表に出るような話でもないんで・・・
法律改正後の条例改正が必要
簡単に噛み砕いて説明すると、今回の風営法の改正で決まった事は、
18歳未満は22時から立入禁止。ただ22時までは、保護者同伴などの制限を必要に応じてすることができる
という内容です。
つまり解釈によっては、
「9時から22時の営業時間全て保護者同伴でなければならない」
とか、逆に
「保護者同伴は必要なし」
と言う事を各自治体が条例で定めても良いという事になります。
まぁ、単純に積極的に後者を採用する事は無いと思うので、場合によっては、前者の「原状よりもより厳しくなるルール」の採用がなされる場合がある。
こうした、可能性もゼロではないので、県毎に緩和の方向でお願いしたいという要望をあげていく必要があるわけです。
じゃぁ、各県の警察に対して、ゲーセンがバラバラに要望を提出するわけにはいかないので、AOUの各県の代表が要望書を提出しましょうという流れになります。
私は、愛知県のAOUに所属しているため、愛知県のAOUの会長が足繁く県警に通い要望書を提出するまでの進捗を聞いていますが、正直一手間も二手間もかかっているわけです。
あえて悪くいうならば、
「法律が改正されたので、条例もこの方向で改正するよう、何卒お願いします」
という事を誰かがしないと、状況が悪くなる可能性もあるので、こうした手間をAOUが引き受けてくれているわけです。
この辺りは、コチラの記事にもでております。
改正に向けてもう一歩前進
こうした活動を、6月の改正から今まで各県で取り組んでたわけですが、ついにこんな内容の記事が。
クラブ営業午前5時まで 県条例案提出へ : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
おそらく、全都道府県で一番のりで、条例改正に向けてすすんでいるのでは無いでしょうか?
愛知県のAOU会長もホッと一息という所でしょう。
12月の定例会に提出ということで、12月に可決されるとあとは施行まで、もうちょっとです。
全国各地で、続々とこうした動きが続くことを期待しています。
ちなみに、全国各地の進捗もコチラのAOUニュースにまとまっていますので、興味のある方はご覧ください。
各県の違いが本当にあるんだなぁ、と改めて感じます。
実際に条例が改正されたらAOUのことも見直してあげてください
最初に述べた通り、AOUという団体は、今まで批判される事が多かった。
特にこうして業界全体が右肩さがりになるにつれ、「何もしてくれない」といわれる事が多かったし、私自身もそう思ってました。スミマセン。
ただ、こうして法律や条例の改正、特に緩和の方向に向かう場合には業界団体としての存在に価値があるんだと言うことを改めて認識しました。
本当に大昔の話ですが、風営法の対象となる時も、こうした業界団体が存在していればもう少し規制に対してなんとかなったかも?と話をする方もいるので、存在していることの有り難みをしりました。
ですので、本当に年少者の立ち入りが規制が緩和された時には、AOUのことも見直してあげてください。