風営法改正案！法案が成立すればゲーセンはこう変わる！かも？

こんにちは。

以前、ダンスに関して風営法（正確には風適法ですが、今回は風営法で統一）が改正される話を書きました。

今回は、12月の衆議院解散によって、一旦廃案となりました。

しかし、いろいろなお話を聞いてみると、その裏で、実はゲーセンに関しても、規制が緩和される話を聞いたので、今回はそのお話です。

閣議決定で変更された内容

詳しくは、こちらのAOUニュースを読んで頂きたいですが、以下の様に変更される予定でした。

改正後

第二十二条　風俗営業を営む者は、次に掲げる行為をしてはならない。
　一～四　（略）
　五　十八歳未満の者を営業所に客として立ち入らせること（第二条第一項第五号の営業に係る営業所にあっては、午後十時から翌日の
午前六時までの時間において客として立ち入らせること。）。
　六　（略）
２都道府県は、少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため必要があるときは、条例により、第二条第一項第五号の営業
を営む者が午前六時後午後十時前の時間において十八歳未満の者を営業所に客として立ち入らせることを禁止し、又は当該営業を営
む風俗営業者が当該時間において十八歳未満の者を営業所に客として立ち入らせることについて、保護者の同伴を求めなければなら
ないものとすることその他必要な制限を定めることができる。

この様に改正される予定でした。

どう変わるか？

法律としては、基本的に18歳未満のお客さんの入店自体を禁じています。
ただし、ゲームセンター営業に限り午後10時までの入店を許可しています。
現在は、午後10時〜日の出までを禁じていますが、この日の出が午前6時に変更となります。
これが、大きな変更点です。

24時間営業できるゲーセンとそうでないゲーセンの違いをまとめてみた

のエントリーにも書きましたが、現在でも県によっては、入店規制が日の出〜日の入りなど時間で統一されていない基準を、まずは時間基準に変更するという改正です。
運営するにしろ、お客さんにしろ、時間の方がわかりやすいくて良いと思います。

もう一つの変更点は、18歳未満のお客さんの入店に関して、必要に応じて、保護者の同伴と時間規制を設定することができる。
という点です。
わかりにくいですね〜。
簡単にいうと、「午後10時〜午前6時までは禁止！あとは条例で決めてね！」
という意味です。
ほぼ100%ないと思いますが、「ゲーセンは面倒だから、条例もなしでいいや！そのままで！」と条例で決まったら、18歳未満のお客さんでも、午後10時までは自由に遊べるようになります。
ただ、小学生が午後10時までゲーセンに居るってのは考えにくいというより、イメージ的にもチョットどうか？となるので、条例によって何らかの規制は必ず入ると思います。
ただ、

ゲーセンスタッフも困る！応えたくても、できない要望「入店編」

で記載しましたが、ゲーセン業界としては、条例の策定にあたって、保護者同伴の場合の入店規制の緩和ができる事を願っています。
昔と異なり、ゲームセンターに対するイメージを良好に思って頂ける事が多い事と、やはりお客さんからみて、親がいても子供を連れて入れないのは、トラブルの原因になることもありますから。
また、以前のエントリーでも記載しましたが、お客さんからみて、風営の許可申請をしているお店と、不要なお店は同じく「ゲームセンター」です。
お客さんからみて、同じ「ゲームセンター」で風営許可の有無によってルールが異なる、という状況から、仮に条例で「親子同伴であれば9時までの入店は認める」というルールが策定されれば、風営許可の有無に関わらず、どのゲームセンター午後9時もしくは10時までは18歳未満のお客さんでも遊べる、というカタチになります。