(追記あり)24時間営業できるゲーセンとそうでないゲーセンの違いをまとめてみた
こんにちは。
本日は、「JAPAN GAMERS LIVE」に来ています。
私は、どちらかと言うと、店舗側視点ですので、新製品の「Wonder Land Wars」の実機と、実際のお客さんの反応を見て、あとは会場をフラフラしております。
ディレクターさんが、「賞金付きの大会をやりたい!」とおっしゃってました!
COJといい、今後はメーカー主催の、賞金付き大会が増えそうで何よりです。
よく問い合わせがあるのですが、ポート24という店名から、「24時間営業ですか?」と、お客様から聞かれる事が多いです。
また、お客様からも、「24時間営業しないんですか?」と尋ねられるので、ちょっとまとめてみました。
風営法による規制
風営法(本当は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律と言います)上で、ゲームセンターは5号営業8号営業に該当するとして、業務の適正化が必要とされています。
(追記:2016年6月より風営改正法の施行により、8号営業→5号営業となりました。)
様々なルールがありますが、特にゲーセンに関連する事項としては、
・24:00〜6:00日の出までは営業してはいけない(県で別途定めた場合を除く)
(追記:上記改正により、日の出→6:00に変更となりました)
・15歳未満の年少者の立入り制限(概ね18時〜20時以降は不可)
(追記:上記改正により、保護者同伴の場合その限りではなくなりました)
・18歳未満の年少者の立入り制限(概ね22時以降)
などが、特にお客さんに関連する事項です。
「概ね」と書いた理由は、県によって異なる場合があるので、この辺りは各ゲーセンに確認してもらうのが確実です。
このように法律で規制されている内容なので、ご理解を頂けると非常にありがたいです。
帰って欲しくて、声掛けをさせてもらっているのではないですよ。
ゲーセンは2パターンある
このように、風営法で規制されてはいるのですが、実は基本的に皆さんが、「ゲーセン」と同じように呼んでいるお店ですが、法律上2種類に分けられます。
1.風俗営業許可申請が必要な店
2.風俗営業許可申請が必要ない店
1については、そのまま上記の規制が適用されます。
ですので、24時間営業は100%無理だという事になります。
もちろん、規制を守っていれば!の話ですので、そもそも守ってない場合もあるかもしれないので、それはなんとも言えません・・・
逆に2の場合。
風俗営業の許可申請が必要ない場合もあります。
必要ない場合は、上記のような営業時間や年少者の立入りに関して、規制はありませんので、24時間営業が可能となります。
許可申請が不要な例として、
・店舗として3方向を囲まれていない
・営業面積の10%以下の設置面積である
・一般のお客さんから見たらゲーム機だけど、そうではない機械ばっかり
詳しく見てみましょう
店舗として3方向を囲まれていない
スーパーやショッピングセンターの一部に、ゲーム機が置いてある場合があります。
その場合、こんな風に壁がなく店舗として囲まれていない場合に、許可申請が不要になる場合もあります。
これは、そもそも他業種と一体化していて、単独店舗ではないという理解のようです。
営業面積の10%以下の設置面積である
これは正確には、「床面積に占める規制対象ゲームの投影面積を3倍した割合が90パーセント以下でなければならない」という内容です。
イメージしやすいのは、バッティングセンターや旅館やホテル、遊園地や観光地の一部にゲーム機が置いてある場合です。
子どもたちが観光地にきて、遊んでいるゲーム機がこれに当たります。
一般のお客さんから見たらゲーム機だけど、そうではない機械ばっかり
一般のお客さんから見るとゲーム機なんだけど、規制対象から外れているゲーム機というのがいくつかあります。
例としては、プリクラ、キッズカード機、占い機などのゲーム機は、風俗営業の規制対象外機として認知されています。
ですので、プリクラ専門店などは、許可申請が不要となる場合が多いです。
メーカーのフリューさんが、こんな風に展開しているのも、恐らく不要と思われます。
フリュー(株)、プリントシール機専門店『girls mignon(ガールズ ミニョン)』を展開
ゲームセンター単体ではほぼ無理
以上の理由によって、ゲーセンでも24時間営業が可能なお店と、そうでないお店がわかれるんですね。
単純に考えると、ゲームセンター単体での24時間営業はほぼ無理というイメージになると思います。
ポート24はどのお店も、ゲーセンがメインで営業していますので、許可申請を行い許可を得て営業しております。
従って、24時間営業も不可ですし、年少者の立入りに関しても規制に則って営業しております。
ちなみに、最終的には許可申請が必要かそうでないかは、最終的に各警察署での判断となります。
上記の理由を基に自分の判断で、許可申請せずにゲーセンを運営していると、「無許可営業」として厳しく罰せられる場合もありますので、ご注意ください。
もし始めてみようという方は、事前に各警察に相談することをオススメします。