「アーケードコミュニティー × スト5」って結局なんなのかを考えてみた
先日の、こちらの話題。
「NESiCAxLive 2(仮)」発表!思ったより多額の投資が必要っぽくてキツイなー
やはり、格闘ゲーム好きなお客さんの間では話題になっているようで、「実際どうなの?」ってお店で聞かれるらしいですが、詳細は誰もまだわかんないですね。
タイトーが新製品商談会を行うとしたら、「電車でGO」と「NESICA2」の2台タイトルが展示されるから、その商談会は行かなきゃいけないでしょうね。
年内にありそうな気がするけどね・・・
スト5についての質問
闘神祭の会場で発表されたのが、こちらの話題。
闘神祭2016のラストにて、ストVとアーケードコミュニティに関する発表を行いました!♯SFV pic.twitter.com/pFriNUK17Y
— ストリートファイターコミュニティ (@SF_Community) 2016年10月16日
正直にいえば、「アーケードでも何らかの方法でスト5が遊べるようになるってことかー」位にしか思いませんでした。
それくらいの認識だったのですが、こんなツイートをいただきまして。
@port24ho 関係のない話になりますが、先日、アーケードでスト5のPC版ができるようになるという発表がありました。綾野智章氏の言い方を見るに、特殊なサービスになりそうですが、どのようなものが考えられるでしょうか?
時間幾らでオン戦も可能、みたいなのを想像してるのですが。— Spitfire (@Spitfire_0205) 2016年10月20日
私は動画を見ていないので、詳しい発言内容については知り得ないのですが、特殊なサービスになるとの情報をいただきました。
ちなみに、この時の動画ってどっかで見れるんですかね?
どのような物?って言われてもわからないから、勝手に考えてみましたw
カプコンとメーカーとしての姿勢
意外と知られていないかもしれませんが、カプコンというメーカーはアーケード業界の中では、有名ではあるけど、商品数がすくないというイメージです。
当然代表作は色々とあるわけですが、少ないながらも、地味に佳作をリリースしたりします。
以前紹介した「ルイージマンション」とか、これとか・
業界内では、「マ◯オロッタ」と呼ばれておりますw
こうした佳作の他にも、クロスビートやウル4などの移植作もアーケードでリリースしております。
ロケテストも行っていたようですが、情報皆無です。
(営業マンにウチの会社が無視されているだけかもしれませんが・・・)
そんな、カプコンさんですが、業界内では「タイトーからセガのネットに切り替えた」的な話になっています。
アーケード機の販売自体を、セガに委託したりもしていたので、法人同士の関係はよくわかりませんが、格ゲーはタイトー、アーケードはセガと言うかたちでネット接続を分けているのかもしれません。
ひょっとしたら、
スト5はセガのALL.NET接続!
とか意外な発表もあるかもなー。
なんて考えております。
ゲームシステムに関して
肝心のゲームに関してですが、発表にもあるとおり、
アーケード版スト5の発表ではない
ということで、新作をアーケードでリリースするという可能性は限りなくゼロに近くなります。
この発言からは、アーケードと家庭用で、異なるソフトを発売することはないということになります。
したがって、PC版のスト5がそのままゲーセンで遊べる!というカタチになるでしょう。
その上で簡単に考えれば、BPでもGPでもいいんですけど、時間消費型ビジネスに変えるというパターンです。
100円で300GPと交換し、300GPをカスタマイズアイテムに変えるもよし、対戦1回で250GPに消費するもよし、というカタチを想像しています。
ご質問いただいた方の、想像と同じくらいしか想像できません・・・
アーケードコミュニティーの価値が測れる
ここから、ゲーセンとして考える内容に入っていきますが、家庭用でのワンプレイとアーケードでのワンプレイの価値をどのように設定するか?というの、めちゃくちゃ重要だと思うんですよね。
単純に考えればアーケードの料金というのは、基本100円単位なんですが、GPやらチケットやらの価格設定方法を利用すると、
実質いくらでも下げることは可能
なんです。
100円で100プレイとかも、設定できますね。
そこで、おそらくメーカーとしては考えます。
「ユーザーが最大限ゲーセンでプレイしてくれる、ワンプレイの価格はいくらなんだろう?」
100円2プレイとか、200円3プレイとか、いろいろ設定自体はあるわけです。
そのようにメーカーが設定した、プレイ単価というのは、ある意味
アーケードコミュニティーに対する価格
だとも考えられます。
そもそも、スト5ユーザーであれば、「この価格ならゲーセン行って、やってもいいかなー」という価格分岐点があると思われます。
対象ユーザーが既に家庭用ソフトを手に入れているとすれば、その分岐点はイコール「コミュニティーに対して払ってもいい価格」だと思うんですよね。
このコミュニティーの価格と言うのは、個々人や個々の店舗で全くバラバラだとは思うんですけど、全国で稼働して平均点が出て、想定を上回っていれば、「コミュニティーにはメーカーの設定する以上の価値がある(全国的に)」という結論になるし、その逆もあるでしょう。
そうした意味で、「スト5のアーケードコミュニティーってどれくらいの価値があるのか?」という実験台になりそうで、結構怖い!
その結果次第では、今後の製品開発に影響を及ぼすでしょうからねぇ・・・