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2016.05.08

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「艦これアーケード」編 前篇

まだまだ続くよ、艦これアーケードネタ!という事で、今回は、一部のマニアに人気のシリーズの「艦これアーケード版」です。
ちなみに過去のエントリーはコチラ。

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?GACKTの例(イニシャルD)で考えてみた

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「機動戦士ガンダムEXVSMB編」

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「BEATMANIA 2DX」編

今回は、稼働間もないタイトルでの試算ということで、シリーズ初の「新品価格」でのお話となります。
今までは、中古価格で計算してばっかりでしたね。

艦これアーケードの筐体価格は2パターン

ピース

業界外の方はよく知らないと思いますが、最近のゲーセンのゲーム機というのは、価格パターンが複数提示される場合がほとんどです。
大体、2〜3パターンは提示されるので、そこから好きなパターンをゲーセン側が選んで購入するのが基本。
艦これアーケードの場合は、2パターンあります。

  ルーターBOX サテライト
P-rasプラン 120,000 998,000
NEXTプラン 120,000 498,000

とこのような価格展開となっております。
簡単に説明すると、P-rasプランというのは基本プランなんですが、それより筐体価格を抑えてネット課金を15円上乗せした、NEXTプランというのが存在するということです。
他のゲーム機でも同じですが、ゲーセン毎にこうしてゲーム機の価格を選べるのは、最近はポピュラーなことで、普通です。

ホロが出ると利益6円説を検証する

世の中では、こんなツイートがあります。

この話なんですが、いろいろと誤解があるので、改めて説明します。
まず今回の艦これアーケードのカードの原価ですが、基本構造はこうです。

カード(無地)代金  = @28.33円
ホロリボン = @20円
ネット課金 = @30円
NEXTプラン上乗課金 = @15円

この合計が93.33円となり、100円に対して6.67円の利益という計算で話をしているのだと推測されます。
つまり、上記のツイートの中では、

「4筐体フルセットで税込み444万960円」 = P-rasプラン

「ホロが印刷されるとゲーセンの利益は6円」 = NEXTプラン

という事で、プランを混同しているように見受けられます。
P-rasプランの場合は、NEXTプラン上乗課金がなくなるので、原価が78.33円となり、21円の利益となります。

しかし、もうちょっと正確に計算すると、この話は、原価は税抜、ゲーセンの100円売上は税込となります。
ですので、この原価に消費税8%をかけると

ホロカード代

P-rasプラン  84.6円 = ゲーセンの利益 15.4円
NEXTプラン    100.8円 = ゲーセンの利益 △0.8円

という衝撃的な結果になります(笑)

プレイしている方はわかると思いますが、ホロカードというのは実際には

毎回払い出されるわけではなく、一定の確率で排出される

ものですので、毎回この金額ではないことは理解できると思います。
本当なのかはわかりませんが、大体10枚に1枚の確率で排出されるという話ですので、平均でならして、カード原価(ホロリボン代含め) 30.33円(28.33円 + ホロ20円の10分の1=2円)で考えるのが妥当と思われます。

この話をしないことには、次へ進めないのでまとめました。
続きは次回書きます。