アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「艦これアーケード」編 後篇
前回の書いた物の続きです。
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アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「艦これアーケード」編 前篇
特定のプレイ体系で考える
現在の艦これアーケードのプレイ体系は、以前書きました。
艦これアーケードの交代制。大まかに3パターンあるので比較してお店も決めよう
こういった試算をするには、どれかに絞らないと難しいので、今回は900GPでドロップ2回、建造1回をモデルに考えてみましょう。
使用する金額の内訳は、
900GP = 300円
ドロップ = 200円
建造 = 100円
で、合計600円を投入することになります。
この中で、カードの排出が3枚とネット課金を合わせると、
ネット課金 = 30円 ✕ 6
カード代 = 30.33円 ✕ 3
の合計に加え消費税で、292.67円をセガに支払う必要があります。
ちなみに、NEXTプランですと、上乗せ課金(15円 ✕ 6 = 90円)が加わって、389.87円となります。
この辺りの割合が微妙なんですが、カードの払出し割合が増えればもうちょっと原価としては上がるし、逆にドロップ1回とかだと下がるので、何とも計算しにくいです。
今回は、上記条件とさせていただきました。
普通に遊べばこんなもんかってやつですね。
総費用を考える
1Play辺りでの、単価が分かったので、総費用を考えてみましょう。
総費用としては、他に、筐体代、月額通信費が必要です。
筐体に関しては、今回の艦これアーケードの場合、1ルーター4席が基本セットですので、前回のエントリーから、
筐体代 P-rasプラン ルーター 120,000円 + サテライト 998,000円 ✕ 4 = 4,440,960円(税込)
NEXTプラン ルーター 120,000円 + サテライト 498,000円 ✕ 4 = 2,280,960円(税込)
となります。
また、以前のシリーズでも何度も書いていますが、NTT及びセガへのネット接続の月額通信費が、
月額 3,810(NTT) + 6,048(セガ) = 9,858円(税込)
も必要です。
月額費用がある限り、期間を区切って考える必要があるので、毎回同じですが、2年間の区切りで考えてみましょう。
必要「プレイ数」を考える
本当は、必要金額で考えるのが良いのですが、今回の艦これアーケードに関してはそのゲーム性が特殊なので、上記に書いた、900GPでドロップ2回、建造1回をベースに考えると、下記の表の通りとなります。
筐体代 | 月額通信費 | 総費用 | 1playでの回収 | 必要プレイ回数 | 日当たりプレイ | |
P-rasプラン | 4,440,960 | 236,592 | 4,677,552 | 307.33 | 15,220 | 21 |
NEXTプラン | 2,280,960 | 236,592 | 2,517,552 | 210.13 | 11,981 | 16 |
ゲーセンのビジネス的な視点で考えると、NEXTプランというのは、やはり筐体回収までは早いけど、その後の利益が低いモデルに成っていることがよくわかります。
単純に回収だけで考えれば、日当たり21回と16回なのでこの差は大きいですね。
ちなみに、金額にすると日当たり 21回 ✕ 600円 = 12,600円と、16回 ✕ 600円 = 9,600円 です。
金額で考えると大したことなさそうに見えますが、仮に1playを45分で1日辺りに必要な「時間」で考えると、
P-rasプラン 21回 ✕ 45分 = 945分 = 16時間弱
NEXTプラン 16回 ✕ 45分 = 720分 = 12時間
という事で、筐体を設置して元を取ろうと思うとかなりシンドそうです・・・
ただ4席あるので、友人たちを招いて、
「艦これアーケードパーティー」
でもやれば別でしょうけどね。