女子大生をお店に呼ぶにはアメを配るといいらしい
音楽業界は以前より不振だ不振だと言われております。
むかーしの話しですが、一流アーティストと言われる人でも、こんな発言があったのは衝撃でした。
「DLだと制作費全部赤字。CD買ってほしい」 スガシカオが明かすミュージシャンの厳しい現状 – ライブドアニュース
もう2年も前になるんですが、その時から状況が大きく変化したと思えないので、CDを取り巻く原状は変わってないんでしょう。
この2年前は、「ダウンロードするよりもCD買って!」という話だったんですが、それすら不穏な空気になりつつあるという記事を見つけてしましました。
若者、CD購入という行為消滅の危機…お金を払って音楽を聴くという習慣が消滅か | ビジネスジャーナル
タイトルどおり、「CD購入」という行為が消滅危機なのか?とおもいきや、「お金を払って音楽を聞く」という行為が消滅危機だそうで・・・
つまり、
音楽を聞くのにお金を支払わない
事が当たり前になりつつあるという話です。
怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ・・・
デジタルコンテンツの無料化は以前からの流れ
ちょっとこういう事情に詳しい人なら、以前からこうした流れは指摘されていたので、「何を今更」感満載な話だと思います。
こんなベストセラーも有りました。
超懐かしい!
こうした、流れがわかっているからこそ、音楽業界は体験型にシフトしているといえます。
実際に記事の中でも、
ライブや握手会といった体験型イベントのためにはお金を使うが、ただ音楽を聴くことに対しては、お金を支払う感覚はかなり希薄になっているようである。
と、かなりザックリですがまとめられています。
まぁそんなモンだよね。
ゲームも同じ道をだどるか?
以前、100円を先に投入することのハードルについて書きました。
メーカーとゲーセンの対談で考えた、ゲーセンでの「ストレス」の話
これ自体も、ゲームが「無料化」していくなかで、最初から有料なのは分が悪いよねって話なんで、音楽と同じ道をある意味たどっているといえるわけです。
そんな事、素晴らしきゲームメーカーさん達は良くわかっているわけで、業務用ゲームの展示会で、「新作発表クソ食らえ!」って具合に、ゲームの展示よりも音ゲーのイベントに力を入れたりしているのは、個人的には「正しい」と思っています。
【JAEPO2016】相変わらずの音ゲーラッシュ!人を呼べる「イベント」ができるのが強み
今日明日のゲーム業界人の幕張メッセ集合ブリをみると如何にニコニコ超会議が重要かがわかるというもの。世間一般への認知度もゲームショーと違う。もう一度「プレイヤー」「顧客」というワードを見直してはと真剣に思う。
— 新井健二@5月8日は例大祭! (@arachu0902) 2016年4月29日
珍しく真面目なツイートしてるなぁ(←失礼)
こういうメーカーの動きのみならず、ユーザー有志でこんなイベントもあるわけで。
オッサンが音ゲークラブイベントに行ってきた。BeginnerMode体験記
"BeginnerMode vol.8"
名古屋発音ゲークラブイベント第8弾!8月20日開催です!豪華SPゲストDJは後日公開です!宜しくお願いします!https://t.co/oJ1fLfRScB #BeginnerMode pic.twitter.com/ZqDVeUv1HR
— BeginnerMode (@BeginnerMode) 2016年4月23日
ゲーム ✕ 音楽 ✕ 体験型 は相性良い組み合わせなんでしょうね。
体験型は小さくてもいい
そんな一般的な事をつらつら考えたんですが、最初に引用した女子大生の発言で印象的だったのがこの発言です。
セカオワのライブはホントすごくて。歌がいいのはもちろんだけど、セットと照明もすごくて、もう遊園地みたいな感じでビックリするぐらい楽しい。あとコスプレしてくと飴がもらえたりするし
ライブでの体験を語ってくれているんですが、
コスプレしてくと飴がもらえたり
パッケージとかはわからないですが、「飴」ですよ。
経済的なコストはかなり少ないのに、体験型の強みココにあり!って感じで改めて勉強になりました。
ウチのお店でも、アメ配ったら女子大生くるかなー(←全くわかってない)