夏休み最後の土日も終わり、いよいよ学校が始まりゲンナリしている学生も多い月曜日。
どうやら、超大型の台風がやってくるということで、大丈夫なんですかね？

私の三河地方といい、愛知県でも東部のエリアになります。
おおまかに、愛知県は西が終わり、東が三河と別れるんですが、その中でも沿岸部に済んでいる住人は、幼い頃「伊勢湾台風」について学ぶ機会がたくさんあります。

伊勢湾台風のWiki

学校では、その被害の甚大さを学びますし、待ちの中には、伊勢湾台風でココまで水が来たとかの目印が沢山あるわけです。
今回の、台風10号はその伊勢湾台風に匹敵する規模だということで、備えあれば憂いなしなので、お気をつけください。

まさにVR元年

今年は、ソニーのPlayStationVRの発売もあり、まさにVR元年だということは先日書きました。

VRが本格的に普及するならゲーセンもしくは商業施設が先だねって話

これだけ見ると高いけど、価格的には普通かな。
そんなVR業界に一石を投じるニュースが先日大々的に流れてきました。

グリーとアドアーズがVR専門アミューズメント施設事業で提携–第1弾は渋谷にオープン – CNET Japan

HTCとグリーが提携していることも知らなかったけど、そこにさらにゲーセン業界の大手の一角アドアーズが加わるわけです。

このVR専門アミューズメント施設においては、アドアーズが施設の企画開発および店舗オペレーションを行い、グリーが同店オリジナルのVRアトラクションゲームの開発を担当する。

というのが、第1弾の試みということです。
BNEが完全に自社で、VR ZONEをやっているのを、分担して行うようなもんですね。
だれですか！弱者連合とかいう人は！（←超失礼）

ソフトのグリー、運営のアドアーズでは足りない

何度も何度も耳にタコができるくらい言葉が出てくるので、うんざりかもしれませんけど、VRゲームってのは、基本的に

ディスプレイの進化に過ぎない

と個人的に思っています。
昔あった、３Dテレビなんかと本来であれば、同列の技術でしょう。

しかも一口にVRゲームといっても、BNEのサマーレッスンもあれば、同人ソフトとして販売しているレベルのソフトまで有象無象なわけで、まさに黎明期です。
ですので、純粋にVRゲームと言っても、「既存のゲームをVRに対応しました」ってだけでは、「ディスプレイが進化しただけやんけ」で終わる可能性があります。
それを覆すのが、実は

ゲームハード

になります。

今回のグリーとアドアーズの提携自体は、素晴らしい試みだと思いますが、「VR体験を進化させるハード」の存在は、残念ながらどこにもありません。
正直にいって、ソフト作って施設で遊ばせるだけだったら、別にVR ZONEでもイイし、ジョイポリスでもイイし、てかPlayStationVRでいいじゃんで終わる話です。
BNEのVR ZONEの素晴らしい所は、

VRと既存アーケードゲームハードを組み合わせて新しい体験ができる

所なんですよね。
ディスプレイの進化と、旧来型の（アーケード）ゲームハードの組み合わせで、体験を深める事ができるんだよ、って実例が素晴らしいのであって、そのアーケードゲームハード部分が無ければ、タダの「VR機器お試しコーナー」になってしまいます。
既存のアーケードハードであれば、ユーザーとしても実は馴染みがあって親しみやすいのもポイント高いです。

このアーケードゲームハードのノウハウを持つのは、現アーケードゲームメーカーでも、セガ、BNE、タイトー、コナミくらいで、この中でも、BNEは回転木馬時代から連綿と続く技術を持っているので、強い部分です。

では、翻って考えて、今回のグリーとアドアーズの提携に関していえば、

アーケードハードの技術を持たない2社の提携

なので、新しく独自の体験ができる可能性はちょっと薄いかな〜。
アイデアの優れたゲームが出てくれば、目新しさも出てくるかもしれないし。VRハード自体は、今後もこんな風に、新しい物が生まれてくるとは思います。

仮想現実を全身で体験！？VR用スーツ構想が続々と発表される | ROBOTEER

こうした最新鋭の機器を導入するにしても、そこに提携した2社の優位は特にないので、別にアドアーズとグリーじゃなくてもいいって事になりそう。
ただ、坪効率の重要な渋谷店で展開するとしたら、大型VR設備を運営するには、リスクも高いので、小型のVR機器が主体だとすると、家庭用でいいじゃんって事にもなりそうで・・・

とはいえ、こんな素人の戯れ言よりも、開発者が素晴らしいゲームをアイデアひとつで生み出す可能性もあるので、そこに期待します。