ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

Blog
2016.08.27

ポケモンGOがもたらした、ゲーム業界への最大の功績

早くも今年No.1流行となったと思われる、「ポケモンGO」。
皆さん、まだまだプレイされていますか?

『Pokémon GO』公式サイト

そろそろ始めてみようかなーという人もいるかもしれませんし、俺は絶対にやらないという人もいるかもしれません。
私個人は、飛びついたものの、直ぐ飽きる性格が災いして、もう飽きてます(爆)
面白くないとか、そういう理由じゃなくて、純粋にやらなくなったかな・・・
ただ、ゲーセンに来るようなコアなゲーマーな場合は、常に「やるべきこと」をゲームに求める傾向があるので、やるべきことが多くないポケモンGOは、ちょっと下火になって来ているように見えます。

悲しい事件

いつかあるだろうと思いましたが、こんなニュースも流れてきました。

ポケモンGOしながら車運転 初の死亡事故 徳島 | NHKニュース

運転しながらポケモンGOは、個人的には「それは無理やろ」と思うわけですが、これだけの社会現象になれば、ありえる事です。
ただ、思うんですが、

「ポケモンGO」って名前を出さなくてもよくね?

とは思います。
「GOOGLE MAPを見ていて前をみてなかった」とか「グラブってって前をみてなかった」っていう、アプリ名を全面に出す必要もないと思うんですが・・・
これだけの社会現象になれば、注意喚起としてアプリ名を出すほうが望ましいのかもしれませんけどね。
それに対して、こんなコメントも出ていますが、正直にメーカーとしては注意喚起は出来てもそれ以上の対応は難しいよね・・・
車で移動している場合は、ペナルティを課すとかもできるだろうけど、それだと助手席や後部座席に座ってるのもダメになってしまうし・・・

課金に対する抵抗心理を取り除いた

game_kakin

ポケモンGOですが、改めてその影響力を感じたのは、このニュースです。

ポケモンGOはライバルのアプリ内購入も加速―DoCoMo Digitalの調査が意外な結果 | TechCrunch Japan

これって、かなりスゴイことだと思うんですけどね。
本文中にあるとおり、

DOCOMO DigitalはポケモンGOの特異な効果をヒットのレベルが桁違いだったことに求めている。キャリヤ課金に対するユーザーの心理的抵抗がはっきり下がるほど多数のユーザーがポケモンGOをプレイし始めたという説明だ。ユーザーがポケモンGOでキャリヤ課金にドアを開けば、自然他のアプリでもこの課金方法を利用するようになるというわけだ。

つまり、従来「ゲームに課金なんてくだらない」とか「課金は悪」といったような、ゲームで課金をしたことのないユーザーに対して、初めて「ゲームに課金させる」という事に成功し、そのままその他のスマホゲームでも課金させるという、まさに心理的抵抗を取り除いた事が、ポケモンGOの偉大な功績です。

以前も書いたのですが、世の中には、

・絶対にゲームに課金しない
・ゲームなんぞにお金を使うのはくだらない

という信念の持ち主が沢山いるものです。
こういう方たちの、ほんの少しの方だけでも、その牙城を切り崩した事は、スゴイことです。

これはゲーセンでも全く同じことが言えて、課金でもゲーセンで100円硬貨を投入する事も、お金を使うという意味では全く同じで、「費用が発生する」という部分に対しての壁をいかに乗り越えるか?という難しい問題をクリアできるゲームはごくわずかです。

メーカーとゲーセンの対談で考えた、ゲーセンでの「ストレス」の話

ポケモンGOをプレイすることで、「ゲームに課金する事に抵抗を感じない」人が増えることは、100%ゲーセンにとってもプラスの出来事だと思うし、ゲームにお金を使うことに抵抗がなくなれば、ゲーム業界全体にプラスですよね。

それにしても、任天堂という会社は、「ゲームの裾野を広げる」事に圧倒的貢献をするのでスサマジイ企業だなと改めて思いました。
単純にゲーム会社って、ゲーマーの為のゲームを作りがちだからね・・・