ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2016.11.29

某ゲーム大会に学ぶ!ゲームの大会を開催し魅力あるコンテンツにするのは難しい

最近、セガの「ソウルリバース ゼロ」にハマっています。

【公式】ソウルリバース ゼロ【ソルゼロ】

ハマっているというか、来年に、アーケード版が発売になる

ずっと以前に聞いた言葉を思い出す。「セガ・ユビキタス」ってあったよね

ので、「どんなゲームなのかなー?」と思い遊んでいるのですが、
あまりスマホゲームはやらない人だったんですが、クオリティの高さにビックリ。
元々スマホゲーム自体をあまりプレイしない人なのですが、「こんなに遊べるのか!」とビックリしました。
最近の、スマホゲームって皆こんな感じなんでしょうか?
それとも、将来的にアーケードゲームでの発売もあるから、「スマホで多少コケても良いか!」みたいな感じなのかな?
よかったらTwitterにて、フレンド申請ください(笑)

ゲーム大会は炎上しやすい

昨日ですが、こんな記事を発見しました。

ちょもすさんは、COJで全国ランカーだったので、ゲームの事にあまり詳しくない私でも名前はわかる位の有名人です。
こうしたゲーム業界では有名プレイヤーなので、こうして事件をブログに書くことの影響力や拡散力もわかっていらっしゃって、その上でこうしたエントリーを書くなんて、そうとうお怒りなんでしょうね・・・

そもそも、ゲームの大会というのは、カジュアルゲームならともかく、アーケードゲームや、家庭用ゲームであれば、ユーザーの熱量に支えられている部分が大きいです。
ユーザーの熱量が多くないと、大会自体が盛り上がらないし、人も集まってくれませんからね・・・
その結果、運営する側としては、ある程度ゲームの事を知って、その上で魅力のある大会を行わないといけません。
私などは、そういった技量も知識もないので、「ユーザー主催の大会」の方が、ユーザーから「こうしてほしい、ああして欲しい」という事を明確に伝えて貰ったほうが開催しやすいよなー、と思ったります。
天下一音ゲ祭でも、ご批判いろいろと頂きますが、多数のユーザーさんが同じように指摘してくる事って後で検証するとだいたい正しかったりします。

そんな大会がほとんどなので、不手際や明確なミスなどがあってもなくても、ゲーマーのネットリテラシーの高さも相まって、炎上しやすかったりします。
これは、ユーザー特性だと思いますけどね・・・

ゲーム大会の2つの難しさ

最初に引用した、今回のゲーム大会の炎上についてですが、基本的に、我々ゲーセンからすると、ゲーム大会において難しい2つの要素について軽く考えた結果じゃないかな?と思っています。

賞金について

電卓 お金 経理

まぁなんといっても、「世の中カネやで!」って事で、賞金についてです。
昨今のゲーム大会に関する賞金の取扱の変化が色々とあり、ゲーム大会に賞金が出るのが「当たり前」になりつつあります。

賞金制大会について消費者庁の回答を受けて個人的に思うこと

ゲーム大会における賞金というのは、基本的に「提供できればいいけど、必ずしも提供する事が全てではない」というのが現在の状況だと思っています。
肝心な事は、賞金を提供することで、ユーザーにとっての魅力があがるかどうか・?という事です。
例えば、高額の賞金から、限度額を設定し、幅広く賞金を提供することなったアーケードゲームがあります。

ガンスリ全国大会の賞金の配布方法変更。ゲームの魅力は賞金では補えない

この大会に関しても、当然、「賞金が減ったならやめる」という意見もあれば、「俺にもチャンスあるんじゃね?」という意見もあるわけで、最終的にどちらが良いのか?というのはやってみないとわかりません。
特にゲーセン界隈だと、「賞金付き」に関しては、何を行うにしてもかなり練り込むし、安易には考えていません。
この部分を、二転三転させるというのは、ちょっと安易に考え過ぎじゃないか?と思います。

配信して魅力のあるゲーム大会

動画 カメラ

ゲームの大会自体が、「配信して魅力のあるコンテンツかどうか?」というのも、非常に難しい問題です。
件のゲームは、スマホTCGというジャンルですが、そもそもTCGってポーカーやカードゲームと同じく、一般の方がパッと見でのわかりやすさは少ないジャンルです。
格ゲーとか、音ゲーの場合、プレイしていると「なんかスゲー!」感があるのに対して、将棋や囲碁と同じく、アタマを使って遊ぶゲームなので、プレーの凄さが伝わりにくいという問題があります。
そうしたわかりにくさに対して、魅力を増すべくと、セットや舞台に凝ってみたり、プレイヤーや実況者に有名な方を起用してみたりと、あれこれ工夫を凝らしたりします。
これも先程の話と同じなんですが、「ゲームの魅力を高める配信になっているか?」という視点で考えると、難しいです。
こうした、頭脳プレーのゲームに関しては、

ゲームの魅せ方が変わる!新世代のゲーム大会があらわれた!

こうした演出というのは、非常に考えられているし、その分費用もかかっていると思いますし、なによりも「ゲームの魅力を高める」演出になっていると思いますし、ゲームを知らない人が見ても、「どういう状態なのかわかる」ので、魅力のある演出です。
今回の大会は、「大会目的」の大会でなく、「配信目的」の大会であるはずなので、よりこうした「配信を見る人にも魅力の伝わる仕組み」は一筋縄ではいかない難しさだったと思います。
「ある程度人気のあるゲーム作って、適当に配信すれば皆見るんじゃね?」って思ったかどうかは知りませんが・・・

ゲーム大会を盛り上げて、魅力のある配信にするってのは、なかなか難しいな、と改めて感じました。