日本人は静かに観る?そんな概念が変わりつつあるので、ゲーム大会も変わるかも
私の本拠地愛知では、「トヨタカレンダー」という言葉があります。
読んで字のごとく、「トヨタのカレンダー」という意味です(←当たり前)
愛知県というのは、日本人なら誰もが知るメガトン企業トヨタの本拠地であって、その休日や稼動日の日程というのは、その他下請けや関連企業も多く連動していて、「トヨタが出勤だから祝日でも平日みたいなものだ」とか言う会話が、平然とされるわけです。
特に、年末年始やお盆休みなどの長期連休の日程は、トヨタカレンダーに左右されることが多く、例えば、今年だとまだまだお盆休み真っ最中だったりします。
簡単にいえば、まだ「お盆」と言う事が言いたかっただけです(←回りくどい)
日本人の観覧スタイル
今回はゲームの大会についてのお話です。
日本で大規模なゲーム大会が開催されていないという話は、何度も書いています。
闘劇という大会の偉大さを感じた日。ステータスを得られる大会の重要性
そんな過去でしたが、細かいことは全然伝わっていませんが、EVO JAPANの開催が決定したのは、記憶に新しい所です。
そんなゲームの大会ですが、私自身EVOに行ったこともないので、本場の雰囲気を味わった事が無いのですが、実際に出場経験もあるし、EVOのみならずその他の海外の大会でも活躍されている方に聞いたことがあるのは、この質問です。
「日本のゲーム大会とどう違うんですか?」
と聞くとおおまかに必ず返ってくる答えが、
「お祭り感があって、観客もプレイを観て凄く盛り上がるし盛り上げてくれる」
という話を何度か聞いた事があります。
音楽のライブでも、「日本人は全員席に座って聞く」なんてジョークがあるらしいですが、それと似たようなイメージでしょうか?
プレイヤー兼出場者兼演者でもある方からすれば、盛り上げてくれたほうが自分も楽しいし嬉しいものだというのは、何となくわかります。
クラッシクとかオペラとかじゃないからね・・・
盛り上げ観覧増加中
そんな事を聞いたのも、結構前の話なんですが、最近はそうした、
旧来の観覧スタイルと真逆なスタイルが増加中
らしいですので、取り敢えずご紹介。
応援上映
このブログを見ているかたなら、大体知っている「キンプリ応援上映」です。
文章を読めば読むほど、映画の内容を知れば知るほど、
カオス
にしか見えませんが、流行しているんですね。
これがユーザーや映画館のアイデアではなく、制作側が意図して仕掛けたというような事をこの番組でやってました。
西川貴教&松井玲奈『ANIMAGA(アニマゲー)』番組公式サイト
リアルタイムじゃなくて、こいつでまとめて見ました。
最初は、爆音上映に続く、「ちょっと変わった上映」と思っていたんですが、制作側が意図して仕掛けたというのは非常に面白いな、というのが感想でした。
一度見てみたいが、愛知だともう上映しないかな・・・
発声可能上映
こちらは、最新作「シン・ゴジラ」の「発声可能上映」だそうです。
新宿バルト9で行われたシン・ゴジラ発声可能上映 伝説回 レポまとめ #発声可能上映 – NAVER まとめ
応援上映と同じく、コスプレやらペンライトやら発声やらがOKという事で、大いに盛り上がったようです。
とりあえず、シン・ゴジラ見る所から始めないと・・・
両者に共通するのが、「観客参加型上映」という事で、今までは「映画は静かに座ってみるもの」という慣習を打ち破って、楽しく映画を見ようという試みです。
こうした場に集まってくるのは、コアなファンばかりですが、逆にコアなファンにとっては、楽しい場所となっているようです。
ゲームの大会も同様の盛り上がりが可能では?
こう考えると、最初に話のあった、「日本人は静かに観覧する」というのは、かならずしも特性ではなく、「ルールを守る事を重視した結果」に過ぎないともいえます。
現在は、映画という分野のみですが、こうした「観客参加型」というのが、より一般に認知されれば、ゲームの大会でも欧米と同様の盛り上がりを見せる時が来るかもしれないなー等とぼんやり考えました。
格ゲーの大会とかでも、コンボで合いの手入れたりとか盛り上げたりするので、そんな些細な事でも大会の観覧も楽しくなるんで。
天下一音ゲ祭とかでも、何かできたら面白いかもしれないから、誰かアイデアください(自分では思いつかない・・・)