アーケードの真髄ともいえるドライブゲーム。ドライブゲームと言うジャンルは無くなった?
以前、アーケードゲームを幾つか紹介するエントリーを書きました。
お盆休みオススメアーケードゲーム機!コックピットゲームのご紹介
この時に本当は書こうと思っていたネタを、今日は書きます。
コックピットゲームの花型「ドライブゲーム」
ゲーセンにおけるコックピットゲームの花型ともいえるのが、ドライブゲームです。
昔から、アーケードの名作といえば、ドライブ系のゲームを思いだす方が多いのではないでしょうか?
上記はセガの「アウトラン」ですが、「リッジレーサー」とか「セガラリー」とか「バトルギア」とか、ちょっと上げていけば、かなりのタイトル数に及びます。
それに加えて、バイク系とか、飛行機系とか、ドライブにかぎらず運転系で考えると、その数は膨大な数になります。
こうしたタイトル数の多さから、まさに「ゲーセンでしかできない、ゲーセンらしいゲーム」の代表がドライブゲームです。
そんなドライブゲームですが、昨今は他のジャンルにおされており、ゲーセン内におけるその地位はどんどん低くなっていると言わざるを得ません。
新作というと、本当に数える程しかないのですが、念の為紹介してみます。
頭文字Dシリーズ
頭文字D 0(ゼロ)プレ・ロケテスト特設サイト | アーケードゲーム | セガ
最新作が、「8」から、「Zero」にもどるという数学的理論をぶっ壊した(笑)最新作の登場です。
実機も見てないし、紹介があった時のセガの懇親会もサボったし、全然情報がないので、自分は全く知識「Zero」です。
「筐体変わるんだ〜、筐体代を今の現状の売上にオンして回収するの無理じゃね?」
くらいの感想しかないです。
多分営業マンが、「5年位筐体を使用するので、5年だったらこんな風に償却できます」的なセールストークするんだろうね。
あ、ちなみに超有名ドライブ漫画が原作です。
湾岸ミッドナイトシリーズ
WANGAN MIDNIGHT MAXIMUM TUNE 5DX
コチラはセガと異なり、次のバージョンは「5DX+」という事で、小学生のような「ウルトラスーパーマックス〜〜」的な表現で、素晴らしいナンバリングを継続しております。
タイトルが似てる・・・
ゲーセン側からの「DXとプラスの違いはなんやねん?」というツッコミにもめげずに、律儀にバージョンアップを繰り返し、有償キットを販売するその姿勢にはアタマが下がります。
こちらも、超有名ドライブ漫画が原作です。
マリオカート アーケードグランプリ シリーズ
これは、家庭用ゲーム機にあったゲームソフトの移植版です。
アーケードならではの、ハンドルとペダルで操作ができるので、老若男女楽しむことができるタイトルとなっています。
1人で遊ぶというよりは、複数でワイワイ楽しむゲームってイメージです。
ドライブゲームというジャンルは無くなった?
細かい事をいえば、他にもタイトルは存在するし、旧作だってまだまだ現役稼働している店舗もあります。
ただ、現状ゲーセンでのラインナップとして、カウントされるのは、この3つ位だと思います。
この3作品に共通していえることは、一つあって、
現実のシュミレートよりもフィクションの世界観が強い
ということです。
わかると思いますが、マリオカートとか現実で同じことは出来ません。
一方、イニシャルDと湾岸ミッドナイトについては、こうした公道レース自体を本当に楽しんでいる方も少数ですがいらっしゃると思います。
しかし、実際にイニシャルDや湾岸ミッドナイトの世界を現実に持ち込んで楽しむというのは、実際には容易にできることではないと思います。
昔のゲームはどちらかといえば、レースをシュミレートしているゲームが多かったですが、現在市場に残っているのは、漫画の世界観を再現したゲームの方です。
昔は、「ドライブ > 漫画の世界」であったと思います。
そうした意味では、ドライブゲームというジャンルではなく、
漫画の世界観を楽しむゲーム
というイメージになり変わっていきつつあると考えます。
ドライブという行為自体の持つ魅力や価値が低下するにつれて、ドライブゲームと言うジャンルでは成り立たなくなって、漫画やフィクションの世界観を味わうゲームに変化したんだなぁ、と改めて考えた次第です。
ドライブという行為自体の持つ魅力や価値が低下したって資料はコチラにありました。
だとすると、今後「ドライブゲーム」という言葉自体が意味のない言葉となるかも・・・
自分でもツイートしましたが、
原作が終わっても新作がでるなんて誰が思っていただろうか・・・ ASCII.jp:映像&サウンドが強化!迫力や操作性が向上した「頭文字D ARCADE STAGE Zero」を体験 https://t.co/5ClLanuwSF
— PORT24(ポート24) (@port24ho) 2016年8月5日
ここまで来ると、原作すらもゲームが超えちゃってる感あるよね・・・