音ゲーは挽回可能なジャンル?歴史は繰り返すのか?
お盆です。
いくらなんでも、我々サービス業以外の大半の方は、本日からお盆休みだと思います。
皆さん、暇ならゲーセンに行ってみましょう。
このブログをみている人たちに、「ゲーセンにいきましょう」といっても、「普段から行ってるわ!」というツッコミが来そうです。
ゲームを構成する要素
基本的にアーケードゲームというのは、家庭用ゲームやスマホゲームと異なり、
アーケードならではの付加価値
が付随することがほとんどです。
対戦格闘や、純粋なビデオゲームなど、一部例外(むしろ、ゲーセン的にはビデオゲームの方が例外)を除いて、同一でなくゲーム+アルファで構成されています。
特に顕著なのが、カードゲームなどのゲームにプラスして、物若しくはデータを提供するゲームです。
で、この時に書いたんですが、アーケードゲームを構成する要素が多いだけに、その時の売上および人気を支える物はなんだ?というときに、「なぜ人気があるのか?なぜ人気がないのか?」という切り分けが出来なくて、困るという話は昔からあります。
例えば、ゲーセンの救世主とも言える「艦これアーケード」ですが、
ゲームの人気が高いのか?カードの人気が高いのか?
は、現時点では、ゲーセンではよくわからないんですね。
(正確にいえば、セガは100円がゲームのために投入されたのか、カードのために投入されたのかわかっているので、そこはきっちり分析していると思いますけど)
その逆に、カードゲームに関していえば、
・カード無しモード追加 → 売上上がらず → ゲームに魅力なし
・新カード追加 → 売上あがらず → カードに魅力なし
となった時には、目も当てられないわけです。
まだ結果はわかりませんけど。
この様に、「そのゲームがなぜ人気なのか?」というのは、意外とわからないという事があります。
ゲーセンを席巻する「音ゲー」というジャンル
現在のゲーセンで、かなりの地位を占めているゲームといえば、「音ゲー」です。
世間を巻き込むような大ブームとはいかなくても、全メーカーが取り組む、有望なジャンルであるといえます。
この音ゲーというジャンルでも、割合と同じ事が言えて、
ゲームが人気がないのか?それとも楽曲に魅力がないのか?
というのは、非常にわかりにくい部分です。
そうした意味でゲームを選ぶ側の我々にとっては、非常に厄介な存在ではあります。
例をあげましょう。
現在、ゲーセンで人気のある機種に「maimai」というのがあります。
maimaiは出会いがあるらしいので、別の意味でもオススメです(笑)
そんな「maimai」の稼働当初からの売上推移を月別にグラフ化したのが、こちらです。
このグラフを見て貰えれば、わかりやすいと思いますが、「maimai」の機種としての評価は稼働当初はかなり低かったです。
「某洗濯機より役に立たない(笑)」などと揶揄された時期もあったんですが、そんな苦節の時期を乗り越えて、現在の評価に至っています。
実際に売上が向上し始めた時期に、セガの方と「なんで売上があがっているのか?」という話をした事があるんですが、その時の回答も「魅力のある楽曲の追加をした」という話をしていました。
どんな楽曲が魅力があるのかないのかわかりませんが、ユーザーにとって魅力のある楽曲というのは確かに存在し、魅力のある楽曲の追加によってゲームが蘇るという事はあるという事を身をもって知りました。
その時以来、「どんな音ゲーでも1台は購入したい」という意志は持っています(買えるかどうかは別)
過去は繰り返すのか?
なぜこんな事を書くのかといえば、先日もツイートしたんですが、
ホント、頑張ってるなぁ・・・ 「crossbeats REV.」がTCG「WIXOSS-ウィクロス-」とコラボ。暁月と燦がカードに – https://t.co/Tpr2u6cBcG https://t.co/VprNjkWZm7
— PORT24(ポート24) (@port24ho) 2016年7月24日
これだけ、活発にコラボとかしていると、結果につながり始めるんじゃないか?と個人的に思っています。
実際に、現場の数値を見てると最近ちょっと「ん?」と思うこともあります。
そう考えると、そのタイトルを継続していくには、粘り強い開発の姿勢とそれを支える熱心なファンなんだな、と改めて実感した次第です。
言うは易く行うは難しですけどね・・・