ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

Blog
2016.08.13

音ゲーは挽回可能なジャンル?歴史は繰り返すのか?

お盆です。
いくらなんでも、我々サービス業以外の大半の方は、本日からお盆休みだと思います。
皆さん、暇ならゲーセンに行ってみましょう。
このブログをみている人たちに、「ゲーセンにいきましょう」といっても、「普段から行ってるわ!」というツッコミが来そうです。

ゲームを構成する要素

基本的にアーケードゲームというのは、家庭用ゲームやスマホゲームと異なり、

アーケードならではの付加価値

が付随することがほとんどです。
対戦格闘や、純粋なビデオゲームなど、一部例外(むしろ、ゲーセン的にはビデオゲームの方が例外)を除いて、同一でなくゲーム+アルファで構成されています。

特に顕著なのが、カードゲームなどのゲームにプラスして、物若しくはデータを提供するゲームです。
で、この時に書いたんですが、アーケードゲームを構成する要素が多いだけに、その時の売上および人気を支える物はなんだ?というときに、「なぜ人気があるのか?なぜ人気がないのか?」という切り分けが出来なくて、困るという話は昔からあります。

例えば、ゲーセンの救世主とも言える「艦これアーケード」ですが、

ゲームの人気が高いのか?カードの人気が高いのか?

は、現時点では、ゲーセンではよくわからないんですね。
(正確にいえば、セガは100円がゲームのために投入されたのか、カードのために投入されたのかわかっているので、そこはきっちり分析していると思いますけど)
その逆に、カードゲームに関していえば、

・カード無しモード追加 → 売上上がらず → ゲームに魅力なし
・新カード追加 → 売上あがらず → カードに魅力なし

となった時には、目も当てられないわけです。
まだ結果はわかりませんけど。

この様に、「そのゲームがなぜ人気なのか?」というのは、意外とわからないという事があります。

ゲーセンを席巻する「音ゲー」というジャンル

音ゲー

現在のゲーセンで、かなりの地位を占めているゲームといえば、「音ゲー」です。
世間を巻き込むような大ブームとはいかなくても、全メーカーが取り組む、有望なジャンルであるといえます。

この音ゲーというジャンルでも、割合と同じ事が言えて、

ゲームが人気がないのか?それとも楽曲に魅力がないのか?

というのは、非常にわかりにくい部分です。
そうした意味でゲームを選ぶ側の我々にとっては、非常に厄介な存在ではあります。

例をあげましょう。
現在、ゲーセンで人気のある機種に「maimai」というのがあります。
maimaiは出会いがあるらしいので、別の意味でもオススメです(笑)

そんな「maimai」の稼働当初からの売上推移を月別にグラフ化したのが、こちらです。

maimaigraph

このグラフを見て貰えれば、わかりやすいと思いますが、「maimai」の機種としての評価は稼働当初はかなり低かったです。
「某洗濯機より役に立たない(笑)」などと揶揄された時期もあったんですが、そんな苦節の時期を乗り越えて、現在の評価に至っています。

実際に売上が向上し始めた時期に、セガの方と「なんで売上があがっているのか?」という話をした事があるんですが、その時の回答も「魅力のある楽曲の追加をした」という話をしていました。
どんな楽曲が魅力があるのかないのかわかりませんが、ユーザーにとって魅力のある楽曲というのは確かに存在し、魅力のある楽曲の追加によってゲームが蘇るという事はあるという事を身をもって知りました。

その時以来、「どんな音ゲーでも1台は購入したい」という意志は持っています(買えるかどうかは別)

過去は繰り返すのか?

なぜこんな事を書くのかといえば、先日もツイートしたんですが、

これだけ、活発にコラボとかしていると、結果につながり始めるんじゃないか?と個人的に思っています。
実際に、現場の数値を見てると最近ちょっと「ん?」と思うこともあります。

そう考えると、そのタイトルを継続していくには、粘り強い開発の姿勢とそれを支える熱心なファンなんだな、と改めて実感した次第です。
言うは易く行うは難しですけどね・・・