大手メーカーの決算をみて考えよう！バンダイナムコ2016夏編　ついに話題のあの機器を販売するかも？

本日は、日本初？の「山の日」の休日です。
お盆休みに今日から入る方も、入らない方もいると思いますが、今年のお盆は法人によってバラバラですね。
ゲームメーカーでも、某社なんかは休みに入っていますが、入ってない会社もあったり・・・
誰とはイイませんが、「筐体も満足に納品出来ないのに休むとは何事か！」って言っておきます（言うだけ）

上場企業は決算報告時期

ゲーム業界のみならず、このお盆前に上場企業の場合は、3月決算の場合、第1四半期の決算報告があります。
経営者なので、一応ちょっと目を通してみると、色々面白い事が書いてあるので、見てみましょう。

ラウンドワン

前から書いていることですし、今更感もありますが、改めて決算で上がって来た数値を見ると、昨年から大きく売上が改善しています。

各部門昨対を割ることなく堅調に推移しています。
ただ、昨年よりも大きく改善した立役者は、モチロンこれ。

救世主って呼んでもイイんじゃないですかね？
セガの決算でも

アミューズメント機器分野におきましては、新作タイトル『艦これアーケード』を導入し、全国のゲームセ
ンターでプレイ待ちの行列が発生するなど、好調な滑り出しとなっております。

とコメントされているので、「艦これアーケード」無双ですな。

ついに来るのか？VR施設の販売？

まだ、すべての決算に目を通していないのですが、すこ～しだけ気になる数値を見つけたのでご紹介しましょう。

皆さん、ご存知の「バンダイナムコエンタテイメント（以下：BNE）」です。
最近は、業務用が名指しで非難され、いろいろありました（自主規制）ので、今年の業務用機器は、現在発表になっている新製品も含めて、先が見えない状態だと思っていました。

そんな中、今回発表された決算資料より、正直に「マジ？」と思った部分が・・・

今年の上期については、ラウンドワン向けのOEM機器の販売もあり、去年並みの数値となっています。
ちなみに、

2015年上期の新作ラインナップ

・タイムクライシス5
・スイートランド5
・シンクロニカ
・ポッ拳

あたりが、記憶にあります。
対して今年は、

2016年上期の新作ラインナップ

・鉄拳7FR
・ラウンドワン向けOEM機器
・太鼓の達人バージョンアップ

というイメージだったと記憶しています（抜けや漏れがあるかもしれませんが・・・）
鉄拳は数も多いし、OEM機器は大型なので単価が高いので、トータルの売上高を比較しても、正直「こんなものかな？」という印象です。

それに対して下期ですが、
先ほど添付した表から考えると、

2015年下期売上　150億円
2016年下期売上（予定）　180億円

という事になります。
さてさて、この数値を踏まえて、昨年と今年のラインナップを比較してみると、

2015年下期

・ガンダムEXVSバージョンアップ
・湾岸ミッドナイトバージョンアップ
・ガンダムUCカードビルダー

が新作として、主だったところでしょう。
問題の今年ですが、現在のところ、

2016年下期

・湾岸ミッドナイトバージョンアップ
・太鼓の達人バージョンアップ（筆者の予測）

くらいしか思いつきません。
こう考えると、

EXVSシリーズをバージョンアップした上で、ガンダムUCカードビルダークラスの新タイトルを投入し、さらに新作を投入する

というシナリオがなければ、

昨年の売上を上回る事は出来ない

と推測されます。

これは、かなりのハードルの高さです。
では、このハードルをどうやって乗り越えるつもりなのか？と考えると、一気に現実味が増すのが、この辺りの商品を製品化して販売していくことです。

VR ZONE Project i Can in お台場ダイバーシティ

実際に、ナムコの施設では、同じ設備が稼働開始しているところもあるようですので、下期に正式に販売を開始して、売上を見込んでいるではないか？と勝手に、考えています。
実際の施設での運営ノウハウも含めれば、その後のサポートも含めてビジネスとしての規模は大きくなりそうだし、なによりも、ゲーセン以外の施設への販売やレンタルなどもビジネスとして展開は可能だと思います。