ムシキング復活!でもゲーセンに設置されているのが少ない理由
今日は台風の影響か、愛知でもかなりの風が吹いています。
大分涼しいので、そろそろ夏が終わりそうな感じです。
この夏は、様々な新規の機械が稼働しました。
以前紹介した、音ゲー各種が目白押しでした。
JAEPO2015を振り返るシリーズ第3弾 3つの音ゲーについて考えたら全然別の話になった・・・
3機種全て導入できたお店もありますし、そうでないお店もあります。
実際の稼働に関しては、お客さんの方が詳しいと思うので、割愛。
稼働状況に、優劣をつけるってのは、難しいですからね・・・
この夏地味に人気の出た機械
そんな中で、ヒッソリと稼働を開始し、意外にも奮闘したゲーム機があるのをご存知でしょうか?
それは、「新甲虫王者ムシキング」!
そうです、今現役の10代の世代なら、「子供の頃やった!」というあのムシキングがゲーセンに再登場したのです。
それも、大幅な進化を遂げております。
具体的には、
・カードはプリント方式
・データ保存が可能
・Vガジェというオモチャ機能あり(下ツイート参照)
というわけで新ムシキングのVガジェ2種そろいました!
http://t.co/83iH3m4gOM
— M.Kimura (@kimyu2000jp) 2015, 2月 14
と前作を遥かに上回る機能を持って復活しています。
実際に店舗でも、スゴく告知をしたとか、販促をしたわけでも無く、どちらかと言えば、ヒッソリと稼働を開始したんですが、結構な青年が「お、ムシキング!懐かしい!」といって始める姿をよく見かけます。
正直、ゲーセン側としては、全く期待してなかっただけに、意外な奮闘と呼べます。
お店によっては、オモチャのVガジェやカードの在庫が切れているお店もあり、お客さんにご迷惑おかけしております。
ちなみに、メーカーにも在庫が無いので、ゲーセンでもなんともできないんですね。
ということは、メーカーの予測を上回る稼働をしているとも言えます。
私が勝手に考える「ムシキング」の強み
このムシキングってタイトルなんですが、個人的には、かなり儲かる事業だと思っています。
人気があったから、とかそういった理由でなく、他のキッズカードゲーム(例えば、アイカツ、ドラゴンボールヒーローズなど)に較べて有利な部分があるといった方がわかりやすいでしょうか。
その理由は、
「モチーフが虫だから」
です。
以前のムシキングの時も良く話題に上がっていましたが、モチーフが虫なんで、虫自体に版権は無いでしょうから。
特にアニメタイアップもの、例えば、ドラゴンボールヒーローズなんかは、当然キャラ物なので、その使用に大きな金額を支払う必要があります。
ムシキングの場合は、タダの虫ですからね・・・
機械の数が意外と少ない理由
それはさておき、今回のムシキングですが、そんなチョットしたリバイバルブームとは裏腹に設置台数がかなり少ないです。
これにも理由があります。
実は今回のムシキングですが、以前あった「ヒーローバンク」というゲーム機からの改造となります。
ご存知でしょうか?「ヒーローバンク」
以前同じクロスメディア展開をしたタイトルで比較したブログを書きましたが、残念ながら、ヒーローバンクはこの夏をもって稼働を終了することになり、その代替タイトルとして、「ムシキング」にソフトを変更して稼働することになりました。
このヒーローバンクですが、何となくお察し頂けるとおもいますが、セガの力の入れようとは裏腹に、稼働はイマイチでした。
その結果、約1年半で稼働終了となり、ムシキングと交代と相成りました。
そのために、
元々ヒーローバンクを導入していたお店以外には導入されていない
事になります。
ですので、どちらかと言うと、有名なゲーセンよりも、ショッピングセンターのゲーセンにおいてあったりする場合が多いです。
この辺りは、コチラにも書きました。
それに加えて、今回は改造する際に、最初に紹介した「Vガジェ」を払出す機能と読み込む機能の部分について、筐体の改造が必要でした。
ショッピングセンターの店舗によっては、この改造作業自体の難易度が高すぎて、敬遠した店舗もあるようです。
確かに普段からゲーム機をある程度さわっていないと、複雑な改造だったとは思いますので、難しい部分もあったと思います。
こうした理由もあって、ヒーローバンクを返却してしまったケースも多いようです。
そんなわけで、設置台数があまり多くなく、ヒッソリと稼働しているため、ブームとはまだまだならなそうですが、ムシキングが復活した事をしらない方も多いと思いますので、見かけたら是非プレイしてみてください!