レトロゲームが人気だと考えると見誤る。本当に人気なら日本中に同じ形態のお店ができる
先日より、プレイステーションVRが一般発売され、「ゲーセンにも影響あるかなー?」とぼんやり眺めています。
値段が高いせいなのか、品薄なのかわかりませんが、あんまり「買った!」という意見を聞かないのですが・・・
ゲーセン界隈の人種とは、相性がよくないのかな?
それにしても、「アイマスVR」はかなりスゴイですねぇ(いろんな意味で)
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
サイリウムって確かに買わないと手に入らないよね。
舞浜アンフィシアターには何度か行きましたけど、パット見の再現度も高いし凄いなー(小並感)
レトロゲームはブームなのか?
そんな最先端の技術とは真反対といえるのげ、レトロゲームの世界です。
温故知新というか、古くて逆に脚光を浴びるというか、そんな状態です。
あそぶ!ゲーム展-ステージ2 ゲームセンターVSファミコン |映像ミュージアム|イベント|SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
こうしたイベントも、色々と開催されているのは、以前も紹介したこともあります。
ゲームセンターが博物館化している?営業者からみればそんなこと無いわ!って話 前編
こうしたアーケードレトロゲームの復活の代表例として、様々なメディアに取り上げられるのが、ゲームセンター「ミカド」さんです。
コアなお客さんを満足させる実に多彩なイベント、配信への取り組みなどなど、その運営力の高さは抜群といえます。
ミカドさんがいなければ、ここまでレトロゲームに脚光が当たることは無かったと言っても過言ではないでしょう。
そんなミカドさんの唯一無二の戦略について、記事がありました。
ゲーセンは終わったのか? レトロゲーム専門「ミカド」が見せた復活のカギ – まぐまぐニュース!
こうした記事を読んで、「なるほどなー」と思いますが、ちょっとピントがずれている部分もあります。
レトロゲームでゲーセンが復活する?
記事のタイトルでは、復活の鍵は「レトロゲーム」という言葉が踊っています。
こうした記事を読んで、「なるほど、ウチもレトロゲームに注力しよう!」と思い立つゲーセン経営者もいるかもしれませんし、自分でゲーセンをやろうと思う方もいるかもしれません。
以前書いた、テクノワールドさんのネタでも、一般ユーザーの方は、「ミカドさんをモデルにしたら?」という意見を提案されている方もいました。
個人的には、ミカドの戦略は、「ミカド」だから成立するし、ミカド以外では成立しないと考えています。
まずは、経営者の能力です。
これは、言うまでもないですが、ミカドで企画・運営するのであって、成立するものが殆どで、他のゲーセンがおいそれと真似をしたところで、同じ結果を生むとは思えないです。
仮に、ミカドさんの徹底指導があったとしても、他の店舗では難しいでしょう。
だからこそ、唯一無二の存在であり続ける事ができるわけです。
もう一点は、レトロゲームという題材と立地の相性です。
世の中には、「レトロゲームが好き」というコアなゲーマーや、「昔の○○がやりたい」というアツいファンが沢山いらっしゃいます。
こうしたファンの絶対量が、東京都と地方では圧倒的に異なります。
当然ですが、東京の方が数が多く、地方は少ないわけです。
そういった意味でも、同じことを地方でやろうとしても、同じ結果を生むことはまず無いので、立地とレトロゲームの相性も良いのではないか?と思います。
そもそも、ミカドさんくらいの企画力や運営力があれば、普通に新作を導入するゲーセンを運営しても、周囲がアッと驚くような企画やイベントを行ってユーザーを楽しませてくれたと思いますので、レトロゲーム自体が復活のカギだとは思えないんですけどねぇ・・・
そもそも、レトロゲームに復活のカギがあれば、全国に似たような形態の店舗が複数できていると思うんですよね・・・