史上初!セガとコナミの電子マネーシステム合同商談会に行ってきた!
もう半年も前の、JAEPOショーの際に、こちらの発表がありました。
セガとコナミの歴史的快挙!ユーザーにとってのメリットを考えてみる
セガとコナミが、電子マネーシステムを共通化するということで、日経新聞にも掲載されるほどのニュースとなりました。
そんな、電子マネーシステムがついにお披露目となりました。
2月の時点では、共同開発のリリースをして、今回改めて店舗でテストを開始すると共に、実はゲーセン向けの説明会も開催されるということで、行ってきましたよ。
電子マネー云々より合同商談会が面白い
電子マネーシステム自体は、あとで述べるとして、とりあえず、
セガとコナミの合同商談会
というのが、面白くて仕方ないわけです。
一応、2月のJAEPOとかの大規模な展示会の場合も、ある意味「合同商談会」なわけですが、そういった場合はすでに公にリリースが決定している状態だし、各社別のブースなので、お互いの商談の中身などが伝え聞こえる事もないわけです。
しかし、今回は、
同じ製品を異なる2社が扱う
というところが、今までと全く違い、第三者としては、ツッコミどころ満載なわけです。
従来と違い、色々とオモロいポイントがあるんですよね・・・
招待も別に行われている
そもそも、今回の合同商談会ですが、今回は、顧客(ゲーセン)を2つに分けて招待しています
簡単にいえば、コナミのお客として呼ぶのか?セガのお客として呼ぶのか?という話です。
ザックリと、会社の営業形態で決められたようですが、ウチの会社もコナミ・セガ両社と取引しているので、「どっちによばれるんだろ?」と思ったわけですが、今回は、コナミ側から招待されました。
商談会会場が見えない壁で区切られている
今回の商談会はこんな感じの部屋でした。
スクリーンにセガ・コナミ両社のロゴが共同で入っているので、本当にやるんだなーという感じです。
この会場ですが、実は見事にセガ側とコナミ側に分かれていて、イメージ的には、
こんな感じでした。
なんとなーく、やっぱり違和感ありますわ・・・
肝心な事はお互い話さない
商談会ということなんですが、実際にはほとんど商談自体はおこなわれませんでした。
今回は、同じ商品をセガとコナミが同時に扱うとはいえ、
両社が完全に同じ価格でオペレーターに提供する事はない
という話でした。
基本的にシステム自体は、セガとコナミの独自製品でもなんでもなく、
他社の開発した製品を、コナミとセガが、代理店となって販売する
という仕組みになっています。
そのために、ゲーセン側としては、コナミとセガのどちらから購入しても全く同じ製品が手に入る事になります。
したがって、メーカー曰く、双方が同じ価格を提示することは「独占禁止法」に抵触する可能性があると事と、当然全く同じ製品でも、セガとコナミとの取引条件は異なるゲーセンであれば、支払い条件や価格なども、同じ製品でも異なる場合があります。
同じ電子マネーシステムでも、コナミとセガから相見積もりをとることができるという、非常におもろい仕組みになっています。
いやぁ、ぜひ相見積もりを作成してもらった暁には、比較検討したいもんです。
電子マネーがゲーセンに導入されるのは「時間の問題」
ちょいちょい、いろんな人と話をするなかで、電子マネーの浸透度が都内から徐々に地方でも上がっているのは間違いないと思います。
我々のような田舎の郊外型ゲーセンから見れば、
「電子マネー?そんなん使うやついねーよ」
とか、タイトーさんが電子マネーに取り組み始めたころは言っていたもんですが、現実には、この東海地方でも、manacaとかTOICAという、交通系の電子マネーが徐々に浸透してきて、流通系のWAONとかnanacoといった電子マネーも普及率は上がって来ているのは間違いないと思います。
こういった現状を考えると、
いずれは必ず導入しないといけないが、それはいつなのか?
という問題になりつつあるなぁーと改めて思いました。
今までは、「電子マネーといえば、タイトー」であったのが、今回のセガ・コナミの製品も出揃ったところで、一度自社への導入も考えて見る契機だと思うので、考えてみようと思った、商談会でした。
とりあえず、タイトー、コナミ、セガから全部見積もりとってみるか・・・