スマホ VS プリクラ。 プリクラ市場はスマホに押されているのか?を検証してみた
最近、インスタグラムがスゴイということで、ちらちらと覗いているんですが、いまいち「写真を積極的にとる」という習慣がないせいか、いまいち使えてない・・・
毎日、アーケードゲームの写真を撮影するとか?
それとも、プライズを箱から出して撮影するとか?
なんとも、まだまだ使い道がわからないのは、オッサンだからでしょうか・・・
女子の方が、こうした写真を撮ってアップする事に長けている気がするな~。
だれかスタッフに頼むか・・・
ゲーセンでの写真文化といえばプリクラ
ゲーセンでは写真といえば、プリクラという製品があります。
何度か触れていますが、
色々と変化中のプリクラ事情。新規参入もあればマナー違反もあります・・・
初代「プリント倶楽部」から数えたら、何度もアップデートされて、現在ゲーセンには「無くてはならない」ジャンルまで成長しています。
そんなプリクラのメインターゲットは、女子(10代〜20代)ということで、基本的に女子目線でのプリクラコーナーが最近増えています。
代表例がこちら。
フリュー株式会社 プリントシール機事業サイト » girls mignon(ガールズミニョン)FURYU プリ専門店
最近だと、渋谷にも、こんな店舗がオープンしました。
渋谷プリ専門店「Calla Lily」カラーリリー|最新の人気プリ機を17台設置|渋谷駅より徒歩5分
どちらも、明るくて、清潔感があって、ゲーマーのための空間というよりも、女性のための空間というイメージです。
以前コチラのエントリーに書きましたが、ゲーセンであって、風営法上のゲーセンにあたらないこともあって、「ゲーセンではない」という方が適切かもしれません。
(追記あり)24時間営業できるゲーセンとそうでないゲーセンの違いをまとめてみた
紹介したアドアーズの店舗でも、そのために朝5時まで営業できるわけです。
プリクラは市場としては、右肩下がり
最初に書いたとおり、スマホの普及によって、誰でも簡単に写真が撮影できる昨今、こうしたプリクラの需要って下がってるんじゃないの?って思われる方も多いと思います。
結論から言うと、
その通りです。
それを裏付ける資料が業界最大手の「フリュー」さんにありましたので紹介します。
資料自体は、上記の決算説明資料になります。
注目すべきは、台数の推移とプレイ回数の推移です。
まず、最大手のフリューの台数ですが、
このように、順調に台数が増加しています。
最近はフリューさんの機械が強いので、あまり他は積極的には選ばなくなりつつあります。
ガールズミニョンのような自社店舗が増えていることも、影響しているとは思いますが・・・
それに対して、プレイ回数のデータがこちら。
こちらは、残念ながら、2013年をピークに下がっています。
ということは、フリューのデータだけでも、
台数が増加し、総プレイ回数が減少している = 1台あたりのプレイ回数は下がっている
ということで、明確にプリクラ市場全体の縮小傾向が見られます。
こうした傾向というのは、実際に自分のお店をみて、同業他社に聞いて、「なんとなくそうかなー」と思うレベルにとどまっていましたが、明確にデータが出てくると、「あー、やっぱりプリクラ市場自体が縮小傾向にあるんだな」と痛感したりします。
では、スマホに押されているのか?という内容で考えてみると、こちらの総務省の資料を見てみます。
プリクラの総プレイ回数のピークが2013年(平成25年)ですが、その年についにスマホの所有率が50%を超えて、人口の半分がスマホを所有する年になっています。
この両方の資料から、
スマホの普及が50%を超えた時点で、プリクラのプレイ回数が落ち始めている。
ということで、明確にプリクラはスマホに押されていると思われます。
話を聞くと、皆こんなアプリ使ってるもんなー、当然かもしれないんですけど・・・