ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2016.09.20

ゲーセンの古い慣習が残っている部分。ゲーセン内「物販」について。

VR一色の東京ゲームショウも終わり、ゲーム業界全体で一息ついた感がある連休明けとなりました。
あとは、10月のプレステVRの発売を待つばかりなんですが、

正直、何回みても、「超たけー」という感想しか浮かばない・・・
こういうブログ書いているので、「ネタ的に買いたいなー」とか思うんですけど、本体も持ってないので、余計高額な出費になってしまう。
あれ?本体って値下がりするんだっけ?
拙いツテを辿って、「なんとか発売日に定価で手に入らないですか?」と聞いて見ましたが、「無理」という返事があったので、あっさり諦めてます。

ゲーセンで物販を行うお店は少ない

家庭用機器の話はここまでとして、ポート24では「店舗で物を売る」という事に、積極的に取り組んでいます。

例えば、一番くじ。

高額アミューズメント一番クジ登場!参加店舗の少なさにビックリ!

艦これ向けに、デッキケース。

艦これアーケード向けに最適なデッキケースを見つけた!けど色々問題有りなのでオススメはできません・・・

その他にも、maimaiをプレイする人向けに手袋を売ってみたり、売り切れましたが、太鼓のマイバチを売ってみたり。

と、色々と失敗も数多くありますが、「なんか関係ありそうなものは売ってみよう!」という、思いつきの極みのようなことをしているのですが、案外とこうした対応を取る店舗というのは少なかったりします。
マイバチなんて、お店で売ったら便利だと思うんですけどねぇ・・・

ゲーセン業界の古い慣習

それでも、最近はこうした「物販もする店舗」と言うのは、メーカーを中心に増えてきてはいます。
こうした、周辺グッズの販売も顧客サービスの一部だと考えれば、当然といえば当然の話だと思うんですけどねぇ・・・
とはいえ、まだまだこうした物販に取りくむゲーセンが少ないのが現状だと思いますが、これには理由がある、というのが今回の話です。

ゲーセンの商売の基本に、「現金収入」というのがあります。
最近は、某社のPASELIとかいうシステムや、電子マネー端末の普及も相まって、100%現金収入とはいえない部分がありますが、未だなお売上の大半を占めるのは現金収入です。
この現金を、「機械が自動的に受け付けてサービスを提供する」というのがゲーム機の良い部分で、そこには、「人の手を介在しない」所にメリットがあるわけです。
言ってみれば、「自動販売機」と同じシステムです。
こうした、自動化がなされているのと同時に、昔のゲーセンというのは、風営法の規制下であることは当然と言えるほどに、あまりイメージの良くない場所でした。

ゲーム 1人

したがって、ほとんどの経営者はこう考えていました。

・ベストなのは無人店だが、極力省力化したい
・現金をスタッフがさわる機会が多いと、危険も多いので、極力スタッフは現金を扱わない

というのが、基本的なゲーセン経営者の考え方でした。
上記の2つを考えたら、「レジで物品を販売する」なんて行動は、全く想定しないですよね・・・
こうした考え方をするゲーセン経営者は実に多く、今でも年配の経営者であれば、同じ考えの方は多いんじゃないかなー。

「ゲーセン」と「アミューズメント施設」

よく言われることですが、上記の様な、ある意味、「古き良きゲーセン」というのは基本的に、現在どんどん減っているし、今後増加に転ずる事は、まずないと思います。
旧来のゲーセンがなくなる代わりに、「アミューズメント施設」とよばれるタイプの施設が、現在増えているし、メーカーやその他でも、古き良きゲーセンよりも「アミューズメント施設型」のゲーセンになりつつあります。
上記の物販に関する考え方でも、「ゲーセン」と「アミューズメント施設」では大きく異るなー、と改めて感じます。
アミューズメント施設であれば、物販も行うし、多彩なサービスも行って当然という部分もあるよね・・・

また今後、「ゲーセン」と「アミューズメント施設」の違いについて詳しく書こうかなー。