お客さんは神様じゃない!ゲーセン関係者からのあるある話
先日、こんな話があって、外資系だけあって「線引がしっかりしているなー」と感心した話があります。
元記事はこれらしいですね。
外資系の支配人のクレーム対応 | レジャーサービス研究所(東京&上海) – 楽天ブログ
最近、こうした「ネットのいい話」って昔の物が、改めて出回ったりする機会が多いのは、ネットの情報量が膨大すぎることの弊害な気がする・・・
この話、2つのポイントがあって
・お客だから神様ではない
・お客とクレーマーの線引はしっかり
という2つのポイントがあると思います。
特に後者の部分が、その場その場での判断になりがちだから、明確なラインを引くのは難しいなとも思うんですが・・・
ゲーセンでよくある困ったお客さん
業種問わず、犯罪行為だとか、モラルやルールを守れないお客さんと言うのは、困ったお客であることに間違いないのですが、特にゲーセンという業種で考えてみます。
○○円使ったのにプライズが取れない!
どのお店でも一度は経験する事だと思いますが、プライズゲームを遊ぶお客さんで、
「○○円使ったのに、景品が取れないのはおかしい!」
というお客さんは、必ずいます。
心情的にはわかるし、スタッフとしても、ものすごくお金を投入しているのを見ると微妙な気持ちになることも有ると思うし、スタッフによってはヒントとか狙い所を教えて見たりと、色々するんですけど、あくまでもゲームなんで、それでも取れないことはいくらでもあります。
こういう場合に、お客さんによって反応は様々です、笑ながら「取れないんだけど」という方もいれば、ガチギレで怒鳴り込んで来る人もいます。
ただ、往々にして、
そこまで多額にお金を投入しているようには見えないのに、怒鳴り込んで来る
パターンが多いのは気のせいでしょうか?
最近はかなり少なくなりましたが、以前は1回で取れないのはおかしい!っていう考え方の人もいましたから。
利益云々とかじゃなくて、1回で取れたらゲームじゃなくて自販機じゃん・・・
風営法の入店制限を理解してくれない
こちらも、以前の法律改正があって、トラブルは激減したと思われます。
いよいよ明日から!風営法改正に伴い、ゲームセンターへの入店ルールが変わります!
以前は、18時以降は保護者同伴でも15歳未満のお客さんの入店及び遊技は禁止だったので、よく親子連れで来店されて「親がいいっていってるし、同伴してるんだからいいだろ!」という方はいらっしゃいました。
確かに、心情的には、その通りで、親子同伴だったらいいと思うんです。
(世の中の大勢がそうなったから、法律の改正があったとも言えるんですけど)
ただ、この場合でも、法律に明確に記されている限りは、お店としては遊んでいただくわけにはいかないんです。
そして何よりも、この場合に問題になるのは、
処罰の対象となるのは、お客じゃなくてお店である
という部分です。
正直にいえば、お店での犯罪行為というのは、基本的に起こした人間が罰せられます。
しかし、風営法の入店制限に限っていえば、
入店を許可したお店が悪い=営業者が処分される
というパターンです。
「頼むよ〜、法律違反なら、俺がかぶるからさ〜」という、極稀におっしゃるかたもいますが、法律違反なのはお客さんじゃなくてお店になってしまうので、ダメなんです。
お客さんの中には、入店時間くらいでそんな目くじら立てなくても、と思う方もいるかもしれませんが、万一大手の店舗で、入店制限で指導を受けて営業停止なんてなったら、エリアマネージャーの首が飛ぶレベルなので、お店は必死になります。
時には毅然としてお断りすることも重要
あとはよくあるのは、他店との設定差があって云々などという話もありますが、良くも悪くも設定差ってのは、ある意味お店の特徴だし運営努力だったりするので、それを指摘されても困るというのもあります。
最近は、ほぼ絶滅しましたけど、メダルを現金もしくは物品に交換しろとかいう無茶なことを言う人もいました。
なんにせよ、「無茶なことをいうお客さんには。毅然としてお断りする」という事以外ないのですけどね。
逆にゲーセンだと、最近はそういうお客さんが減った気がするけど・・・一般の小売店では増えてるんですかね?
それとも、極端な事例がネットで出回りやすくなっただけなのかな?
うーん、謎だ・・・