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2016.09.02

DISSIDIA FINAL FANTASY全国大会観戦記。女性比率高!って驚いた

先日、アダルトVRエキスポに行ってきた話を書きましたが、その同日に実は、DISSIDIA FINAL FANTASYの全国大会も開催されておりました。

「ディシディア ファイナルファンタジー 夏まつり」の模様をレポート。“公式全国大会 2016”の優勝に輝いたのは“@rumblePlaza”チーム – 4Gamer.net

大会については、上記記事でよくまとまっております。

大会の印象として

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このDISSIDIA FINAL FANTASY(以下DFF)の全国大会ですが、PORT24でも予選を開催させて頂いたので、その恩恵に預かっているんですが、主催がスクエニ、会場が舞浜アンフィシアターと言うことで、ちょうど1年前に、LOVの全国大会が開催されているのを思い出しました。

LOV全国大会「OVER the LORD 7th」観戦記。思ったよりもアダルトな盛り上がり

そんなわけで、両者の大会を比較して、印象を述べたいと思います。
アダルトVRに行っていて、第1部に完全に遅刻していったのは、秘密です。

客層について

観客

LOVと異なる点でいえば、まずこの客層です。
正直に店舗での稼働状況もみていますが 、DFFというのは、

女性比率の高いゲーム

です。
下手な音ゲーよりも、遥かに女性比率が高いゲームにみえるんですが・・・
そんな客層を反映してか、全国大会の出場者では1名女性の方もいらっしゃったようですが、観客席には実に女性客が多くビックリしました。
アーケードの大会で、女性の比率がこんなに高いのは、めったにないことでしょう。
FFというブランドの価値の高さを改めて思い知りました。

ただ、残念ながらというかどうかわかりませんが、LOVの時よりも客席に空きが多かったようです。
その一因として、チケットの代金の高額化があります。

LOV 一般 4,000円 プレミア 6,500円
DFF 5,800円

という事で、内容(DFFはライブもあった)やお土産(全員ブランケットもらった)等の一概に同列に語る事は出来ないかもしれませんが、単純に価格の比較としてはDFFの方が高額になっています。
この辺り、今後大規模なゲーム大会を行って、観戦での価格設定に対しては参考になるのではないか?と思います。
ただ、LOVの時と異なり、大会以外の部分でのイベントとしての魅力はDFFの方が高かったです。
新作ゲームの試遊台があったり、大抽選会があったりと、この辺りでの付加価値は高かったようにも思えるので、妥当な価格なのかもしれませんが、客席の空き率の高さは気になる所です。

ゲームについて改めて知る

おそらく会場内で、最もDFFをプレイしていない度数でいえば、私がNo.1だったと自信を持って言えますが、DFFって上級者の闘いになると、ゲーム性が全く異なるんだという事実を発見しました(←バカ)
正直に言って、大会を見るまでは、EXVSシリーズに見られるような、「相手を倒す」ゲームだと思っていました。
当然相手チームを3体倒せば、勝利するんですが、そうした決着ってほとんどないんですね。
実に微妙な、「ポイント差」で決着が着くことが多く、営業マンに解説してもらわないと、ほとんど理解出来なかったです。

こればっかりは、実際に見ないとわからないことだなー、と思いながら見てましたが、そこまでDFFの事を知らない奴は会場にいないし、ニコ生を見ることもないからいいか・・・

マーケティングとしての大会の役割が極まった感

こうしたゲーム大会というのは、この日本においては、家庭用も含めですが、

ゲームのマーケティングに利用

されているのが実情です。
したがって、e-sportsという名のゲーム大会が開催されていない現実があるのですが・・・
この辺りはコチラに書いたこともあります。

高額賞金のゲーム大会が開催されない理由:儲からないから

ただ、現状のDFFの大会を見ると、

マーケティングとしての大会は極まった

感じを受けます。
それなりに盛り上がって、新情報の開示、関連商品(プライズやシアトリズム含め)の紹介などの一通りの告知を行いつつ、ユーザーの満足度も上がるような大会だったと思います。
そうなると、これ以上の役割を期待するのは難しいなー、なんて思ってしまうのは贅沢な視点でしょうか?
我々ゲーセン事業者は、該当タイトルが盛り上がって、自店舗での稼働も盛り上がり、インカムが向上するというのが、ベストシナリオなわけですが、そのシナリオの中で大会の果たす役割ってのは、自店舗での全国大会予選も含めて、これ以上は望めないかな?とも感じる程に、大会のクオリティは高く、タイトル自体のブランド価値(FF故に)も高かったと思います。

後は、この大会後に実際に店舗のインカムが向上するような効果を期待して、今後の推移を見守る事にします。
そうした「実利」に結びつく効果が出てくると、「ゲーム大会」に対してもう少し前のめりになれるんだけどな・・・