ゲームは役に立たない?そんなこと無いよって話
ゲームというのは、昔からあるものだと思います。
大昔でいえば、双六とか将棋とか囲碁というのも、本質的には「ゲーム」ですよね。
ただ、最近の感覚だとゲームといえば、「モニター」を通して行う物として捉えるのが一般的です。
家庭用にしても、アーケードにしても、スマホにしても、モニターを通して行うのがゲームだと理解されています。
一般的にいう、こうした「ゲーム」はあまり、社会的に地位が高いとは言えません。
比較すればわかりますが、将棋や囲碁といったゲームよりも、テレビゲームは格が低いと思われるという・・・
その事自体に文句があるとかではなく、そういうもんだとして理解しています。
ただ、すべからく「娯楽」ってのは生まれた当時は格が低く見られるってのが、通例のようで、以前こんなエントリーを書きました。
「ゲーセン」が文化になって生き残るには?→お客様結婚しましょう!
小説や映画が、低俗とか言われるってのは、現代の感覚だと理解できないっすよね・・・
ゲームは役にたたないのか?
今も昔も、変わらないと思いますが、そうした低俗な物というのは、「役にたたない」と認識されます。
現代でも、ようやく、「プロゲーマー」というゲームをプレイすることを生業にする職業が認知されはじめて、「役にたたないとは言い切れない」程度の認識にはなったと思います。
とはいえ、まだまだ「役に立つか立たないかと言われれば立たないよね?」と考える人も多いと思います。
ただ、現実には、こんなニュースがありまして。
歴史戦略ゲームの「シヴィライゼーション」が高校の教材に – GIGAZINE
歴史大作である、「Civilization」を授業に導入するという・・・
まぁ日本でいえば、「信長の野望」を高校の授業に取り入れるようなもんでしょうか?
正直にいえば、「信長の野望シリーズ」で歴史を学んだ!って言う人はかなり多いと思うんで、こうした取り組み自体はすごく面白いし、学習意欲もわくし、楽しく学べると思うんです。
こうした事例があると、「ゲームは役に立たない」って一概には言えないですね。
役に立つとか立たないとかより重要な事
ただ、こうしたごく一部の面を切り取って、業界人として「ゲームは役に立つ!」って事を主張したいわけではありません。
こういう例を引き合いに出すと、「歴史ゲーム以外はどうなんだ?」とかいう話になるので・・・
もっと重要なお話は、コチラです。
いい話ダナー。
少しでも現実の世界が変われば、そのこと自体には価値がありますよね。
ゲームを通して、時間を飛び越えてとった良いコミュニケーションに見えます。
ゲームがその他の娯楽一般と大きく異なるのは、「コミュニケーション」を生みやすいって事なんです。
コミュニケーションツールとしては、幅広く深く使用できるものだと思っています。
この辺りの事は、以前コチラに書きました。
ユーザー間コミュニケーションはモチロンのこと、最近は、ニコ生やSNSなどで、製作者ともコミュニケーションをとることもあります。
こうしたゲームを通じたコミュニケーションがなにかを生む可能性は多いにあります。
のめり込み過ぎて、コミュニケーション逆にとらなくなる可能性もあるけど・・・
ただ、最近のゲームは、協力プレイとかをメインにするゲームが多いので、さらにコミュニケーションを生みやすい状態になっていると思いますが・・・
ゲーセン経営者としては、できればゲーセンに来てコミュニケーションをとってくれたら尚良いのですが、まぁそこまでは望みませんが、ゲームを通じてなにかとコミュニケーションを取れば、何か変わるかもねって話です。
そういえば、こんな話もあったなーと思ったんですけど、今調べたら、作り話なんですね・・・知らなかった・・・
ゲーセンで出会った不思議な子の話 : 2chまとめ・読み物・長編・名作/2MONKEYS.JP
実話だったら、俺毎日ゲーセンいるんだけど・・・って思うところだった・・・