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2015.09.26

実現したら結構すごい?JAEPOと闘会議併催?

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いよいよ本格的に、「天下一音ゲ祭」のスタートがせまっております。
昨年もこの秋からスタートし、最終的に2月のJAEPOショーで決勝大会を開催するということで、この秋くらいから「動き出したなぁ〜」感はかなりあるのですが、以前ブログに書いたんですが、今年は私もAOU側の委員を命じられて(きょうせ的に)AOU側でイロイロ勉強させてもらっています。

天下一音ゲ祭 第2回開催決定!ついでにポート24の中の人、中の人に任命される

うかつにブログに書くと、「その情報はまだ出したらダメ!」と言われるのが嫌(メーカーの守秘義務もあるし)なので、あまりかけないんですが、AOU関連のニュースとしては、AOUのWEBページで、「AOUニュース」というのが公開されています。
一般の人が読むことはまぁ無いと思うんですが、WEB上にあるので、誰でも読めますので、興味のある奇特な方はぜひご覧ください。

「AOUニュース」

最新のAOUニュースにサラッと書いてあった事

このAOUニュースですが、当然AOU加盟店舗には配布されています。
そして、AOUにとって当然ですが、良いニュースしか掲載されていません(当たり前)
なので、真剣に読んでいる人は少ないと思いますが、先日読んでいる結構スゴイ事がサラッと書かれていました。

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画像のスクショですが、読めますかね?
文章に書き起こすと、

「闘会議」から提案のあったJAEPOとの併催について、これまでの経緯が事務局から説明された後、委員会当日の16時から開催された闘会議とのキックオフミーティングの内容が次の通り報告された。

中略

2016年の併催については幕張メッセ側で調整困難との見解が示された事から、2017年の併催を目指して検討をすすめる

闘会議とJAEPOの併催?

実は以前のAOUニュースでもとりあげられてはいたんで、これは実現したら結構スゴイなぁ〜、と感心していたんですが、これを読む限りかなり前向きに進んでいるようです。
2017年の2月は要チェックですね。

JAEPOと闘会議が併催したらこんなにスゴイ

なんとなくですが、その2つが一緒になるだけで、規模は純粋にプラスされ、来場者数も合算されるので、物凄い事になるのは簡単に想像できると思いますが、何がスゴイかってことを業界人として詳しく考えてみます。

スゴイ所1:全ゲームメーカーが出展する

全員集合!ってこんな写真しかないのか・・・

全員集合!ってこんな写真しかないのか・・・

先日終了した東京ゲームショーですが、欠けているものについての記事がありました。

東京ゲームショウに欠けたピースは埋まるのか?【オールゲームニッポン 第25回】 | インサイド

この記事の中で、

やはり任天堂も東京ゲームショウに出展してほしいと思ったんです。
任天堂不参加の理由についてまとまったものをあまり見かけないので私の責任で解説してしまうと、これは東京ゲームショウの主催団体CESA設立時にさかのぼります。CESAができたのは1996年のことでした。当時のCESAはソフト会社が集まってつくった業界団体でした。その背景には、ゲーム業界をリードするのはハードではなくソフトだ、という思想がありました。CESAの結成は、業界のリーダーを自認する任天堂、特に当時の山内社長にとって歓迎すべきことではなく、したがって任天堂は第1回のときから東京ゲームショウに出展してきませんでした。まさにハードか、ソフトかの陣営同士の主導権争いでもあったんですね。

とありますが、昨年任天堂さんは「闘会議」に出展しておりました。
それがまた話題にもなったわけですが・・・
現在、当然ながらゲーセンには任天堂の機械はありませんので、JAEPOには出展していません。
ちなみに歴史を紐解くと、むかーしの話ですが、任天堂もアーケードゲームを作っていた時代があるので、JAEPOの前身となる、AOUショーに出展していた事はあります。

任天堂は一例ですが、そう考えると、家庭用、業務用、スマホ、ボードゲームなど、全ての「ゲームメーカー」が出展するイベントになり得る可能性があります。
そう考えると、東京ゲームショウでも成し得ない事が可能になる可能性は十分にあります。

逆に、コナミは闘会議には出展していませんでしたが、JAEPOには出展しているので、任天堂と逆パターンです。

スゴイ所2:賞金付き大会が開催できるかも?

もう一つの目玉は、「賞金付き大会」です。

「闘会議2016」の発表会が開催。賞金・賞品総額1億円超のゲーム大会「闘会議GP」など,の企画内容が明らかに – 4Gamer.net

闘会議2016では、かなりの賞金及び賞品が提供されるという事が発表されています。
これは、ゲーセン界の悲願である、ゲーム大会で賞金を提供するという事にもうチョットだけ近づいたかな?という気がしています。
全国各地で地方大会を行い、賞金を出すという事も可能になるかも?

ということは、「闘劇」でも成し得なかった、「格闘ゲーム大会でおおっぴらに賞金を提供する」ことが可能になるかもしれません。
(風営法的に、主催者が〜とか、イロイロあるんですが、法律的な細かい観点については考慮していません、ご了解ください)
「天下一音ゲ祭」だって、賞金がついたらもっと盛り上がるのは間違いないですから。

WIN-WINの関係がつくれるか?

あとは、併催したとして、お互いにメリットのある併催ができるかどうか?というのが最終的に問題ですね。
AOU(ゲーセン側)の課題としては、落ち込んでいる市場規模を拡大するために、少しでもファンの獲得をしたいので、従来の「ゲーセン」の枠組みに収まらない集客ができるかどうか?
ニコニコ側としては、ゲームのリアルなプラットフォームの一端を取り込み、他の動画配信に勝る事ができるかどうか?

動画プラットフォーム戦国時代!Twitch、YouTube、ニコニコ動画、主要3社がアピールする動画配信プラットフォームの特徴とは? | GameBusiness.jp

というお互いの課題を補完できる関係になればベストです。
久々に、ちょっと面白そうなネタができたので、楽しみにしています。