ゲーム機の構造を知って攻略しよう jubeat編
もう1年近く、ブログを続けていますが、毎回様々なテーマがあります。
新機種情報だったり、ゲーセン業界の状況だったり、好きなことを書いているわけですが、なかなかシリーズもので続けるというのは難しいなと思う今日この頃。
最近このブログを知ったかたは絶対しらないと思いますが、記念すべき最初のネタはコチラでした。
(本当は最初に書いてるんですが、ネタとは言えないので割愛)
個別の設定は変わっているかもしれないので、データをアップデートしないといけないんですが、1年半前に書いたものです。
今でも意外とアクセスがありますので、改めて「ゲーム機の構造」的な物を書いてみることにします。
ゲーセンの店員だったら、ほぼ100%知っているし、コアなファンも知っているでしょうから、今更感もありますが、お付き合いください。
今回の対象機種:jubeat
今回の対象機種は「jubeat」です。
jubeat saucer fulfill -スペシャルサイト-
恐らくでは有りますが、日本で最も台数の多い音ゲーで3本の指には入るのではないでしょうか?
1店舗4台設置が基本だった頃もあり、その勢いは凄まじい物がありました。
最近は台数が増えることは無いと思うので、勢いは止まっていますが、ライトなゲーム性で幅広いお客さんに楽しんで貰える音ゲーだと思います。
ポート24でも、全ての店舗に設置しております。
動画を見てもらえればわかると思いますが、こんな風に透明なボタンの下にゲーム画面があり、最近はタッチパネルが主流ですが、アナログなボタン式でのゲームとなっております。
リズムに合わせて、この透明なボタンを押すのが基本的なゲーム性です。
透明のボタンの構造
ウチの会社の一社店で、メンテの様子をツイートするというマニアックな事をしていたので、引用してみます。
【ユビートメンテ】
外したパーツ達を拭きます。 pic.twitter.com/Bc44DXcxbd
— ポート24一社店 (@port24issya) 2015, 4月 14
基本的にバラすとこんな風なパーツに別れるんですが、スイッチの構造としては、透明なボタンの4つの角にこんな風なラバースイッチが隠れています。
正式名称「コンタクトラバー」です。
このコンタクトラバーが、透明ボタンの裏に隠れていて、そこはカバーがされているためにお客さんから見えなくなっています。
ムチャクチャ下手くそやな・・・こういうのをキレイに作る方法あるんだろうか・・・
こんな仕組みになっているので、ボタンが16個あれば、コンタクトラバーはその4倍の64個必要になります。
不具合の発生しやすい場所
基本的には、透明のボタン自体に不具合が出ることはほぼ無いので、ボタンに関する不具合の原因は大きく2つに絞られます
・コンタクトラバー自体の不具合
・基板とコンタクトラバーの接点の不具合
がボタンの不具合の2大原因です。
基板自体が壊れたり、その他の破損の可能性も多々ありますが、主にはこの2つです。
下に挙げた、接点の不具合の場合は、
「接点を掃除する」
事で不具合が解消する可能性が高いです。
接点にゴミやホコリが入って反応しづらくなっている・・・と言った事が考えられます。
もう一つの、コンタクトラバーの不具合ですが、これに関しては、基本的に「交換」以外の方法はないと思います。
基本的に素材がゴムですので、経年でプレイしていると、どうしても劣化して、戻りが悪くなる、もしくは戻らなくなる、切れてしまう、欠ける等のゴムゆえの問題が出てきます。
言ってみれば、「消耗品」だと思いますので、最も良いのは
「ヘタってきたら交換」
がベストな対応になります。
構造的に透明なボタンでも反応しやすい場所がある
先ほどの超下手くそな図に戻って考えてみましょう。
もうお分かりだと思いますが、同じ透明のボタンを押すといっても当然Aの方がラバーに近ければ、Bよりも反応しやすいのは言うまでもありません。
ユーザーとしては、
「Bの反応がイマイチならAを押してみたら反応がいいかも?」
という事は覚えておいて損はないと思います。
逆に、店舗側としては、チェックの際に
「Aを押すと反応するけど、Bを押したらイマイチ」
であれば、メンテナンスをした方が良いかもしれません。
ユーザーに提供するのであれば、Bを押しても反応する状態に仕上げるのがベストの回答であることは言うまでもありません。
こんな風に、店舗側とユーザー側では表裏一体の捉え方になりますが、店舗としてもユーザーとしても、ちょっとした構造を知るだけで、得になるかも?しれませんので、マメ知識として覚えておいたら良いと思います。
以上、「ゲーム機の構造を知って攻略しよう jubeat編」でした。