ゲーセンのボタンが軽い重い?音ゲーマーは特にチェック!
お客さんから、よく問い合わせがあるのが
ボタンが重いんです!
とか
ボタンが軽すぎます!
とか、よくお話をされます。
得に音楽ゲームを、プレイするお客さん(音ゲーマー)からは、ボタンのメンテについて問い合わせがあるので、自分の学習用に解説&まとめを作成してみました。
ボタンの構造について
今回は、音楽ゲームで使用されているボタンを実際に撮影してみました。
(BEATMANIA ⅡDXのものを例としています)
ボタンは、一般的には以下のパーツで構成されています。
上側に並んでいるのが、ボタンのパーツ
下側が左から、ホルダー(?)、マイクロスイッチ、バネ
それを組み合わせて、こんな風になります。
で、マイクロスイッチが押されることで、スイッチがオンになります。
スイッチ オン スイッチオフ
簡単ですね〜。
ボタンの重い軽いについて
ここで、軽いとか重いはどう決まるのか?と言うと、このバネの強さとマイクロスイッチの押圧が物によって異なるんですね。
バネの力が弱ければ、押すときに力が要らないので、「軽い」となり逆に強ければ、「重い」になります。
マイクロスイッチも、押圧(おした時の力)が設定されているので、数字が小さいと「軽い」
大きいと「重い」となります。
では、実物を紹介します。
まず、バネ
左から、100g、60g、20g
です。
見た目に結構違います。初めて、並べて写真撮りました(笑)
メーカーの新品に付いているのは、一番左の100gです。
次は、マイクロスイッチです
左から、50g、25gと違いが実はあります。
こちらも、メーカーの新品に付いているのは100gになっています。
(100gは使わないので、在庫がありませんでした・・・)
まとめるとこんな風ですね。
実際にはゲーム機によって200gとか、10gとかもっと極端なものを使用している場合もありますが、今日は3つだけです。
これを組み合わせて、ボタンの重い軽いを各スタッフが調整しているわけです。
で、あまりにも軽すぎるとプラスチックの重み自体で、オンになったり、逆に重すぎると、固くて押せなくなったりします。
BEATMANIA ⅡDXの設定
では、実際にポート24でどんな組み合わせで設定しているのかを、各スタッフに確認したのが下の図です。
ポート24の秘伝(?)の設定を公開しちゃいます!(2014年6月現在)
全体的に、メーカーの初期設定より軽くしていますねー。
ただ、これに加えて、各スタッフの細か〜い設定が更に加わって、お客さんにより気持ちよくプレイできる環境を整えているようです。
なので、バネとマイクロスイッチが同じでも微妙に押し心地が変わるようですので、実際にお店でチェックしてみてください!