ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.08.29

ゲーセンに関するちょっとした疑問に答えてみた「商品入荷編」

ゲーセンを運営していると、お客さんから実に様々な要望を頂きます。

クレーム

「〇〇の大会をやりたい」
「もっとゲームを増やして欲しい」
「☓☓の景品ってないですか?」

などの問い合わせというか、要望というのは非常に多いです。
それに対して、出来る限り応えていくのがお店として重要だし、なによりも先回りできれば最も良いんですね。
ただ、先回りできない場合に現実にお客さんから要望をうけることになります。
その中で、簡単そうで、意外と難しいという内容があります。

お客さんからみれば簡単

「〇〇の景品が今月入荷ってサイトに出てたんですが入れてくれませんか?」

という要望です。
ゲーセンとしては、「応えてあげたいけどできない・・・」という場合がほとんどじゃないでしょうか?
他にも、

「〇〇って機械が人気があるので入荷してください!」

という要望があります。
これも、(金銭的な事は置いておいて)考えても、実現不可能な場合が多いです。
ゲーセンにおいて、主力商品といえる、「ゲーム機」と「景品」について、「入荷要望」に応えられない場合が多い。
このことについて書いてみます。

ちなみに、以前書いたコチラ。

ゲーセンに関するちょっとした疑問に答えてみた「キッズカード編

で触れている内容とは別の問題となります。

事前発注というシステム

バインダー

どんなビジネスも同じですが、ゲーセンでの2大商品「ゲーム機」と「景品」は、発売前の発注となります。
この事自体は普通の内容だとおもいます。
例えば、景品では、セガ・バンプレストなどの商品は基本的に3ヶ月前の発注となります。
今が8月なので、9月になると12月に入荷する景品を発注する必要があります。
夏真っ盛りに、クリスマスシーズンの景品を選ぶという、なんとも季節感のない作業を現在ゲーセン各社は行っているはずです。

もう1つの主力商品「ゲーム機」ですが、こちらは、概ね半年程度前に発注となります。
今現在だと、年明けの商品について、メーカーと商談しています。
以前書いた、機動戦士ガンダムUCカードビルダーなんかはその典型例です。

というわけで、ほとんどの商品が「事前発注」であるという事が、お客さんの入荷要望に応える事を難しくしている原因の1つです。
チョットまて!それだけじゃ、応えられない理由にならない!と思った方、正解です。
実は、事前発注だから、入荷が難しいというのは、正確ではありません。
正確には、「事前発注かつ、メーカーが在庫を持たないから、追加での入荷要望に応えにくい」というのが正解です。

メーカーが在庫を持たない事のメリット・デメリット

在庫を持たないということは、ムダがなくて素晴らしい事です。
ただ、そこにはメリットとデメリットがあります。

デメリットは、先ほど述べたような、「お客さんの要望に応えることが難しくなる」=「追加での注文ができない」事です。
仕入れる側の人間としてですが、良いものは沢山、悪いものは極力少なく入荷したいのが、本音。
ただ、なかなかそうはいかないのが現実で、追加での注文ができないと、事前に発注した分しか使用できないんですね。
こういった部分でのデメリットは確かにあります。

メリットとしては、その逆で、「自社が他社と比較して多数注文した場合は、他社より優位に立てる」=「他社も追加で注文できない」からです。
平たく言うと「当たればデカイ」って事。
他社が誰も導入してないのに、自社だけが導入していたりしたら、大きい!んですが、そんな事は多々あることではありません。

ゲーセン側としては、こうしたメリット・デメリットがあることを分かった上で、事前発注を行っています。
事前発注でかつ、メーカーがほとんど在庫をもたないので、最初に挙げたようなお客さんの要望に対して、

「すみません、あいにく品切れで」
「メーカーの在庫がなくて」

などの、文言ばかりになってしまうのが、なんとも申し訳ない所です。

ですので、一部お客様から「どうして?」と聞かれる事も多いので、改めて書き起こして見ました。
特に狙っている景品がある方は、「早めにお店に要望をだしてみる」もしくは「入荷次第早めにGETする」というのは、基本オススメします。