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2015.08.11

ゲーム大会でドーピング?最後はゲーマーの良心にかかっています・・・

2020年に東京オリンピックの開催がきまり、なにやらもめております。
国立競技場がどうのこうのってやつですね。
会場の問題もありますが、実際に開催されてからよく問題になるのが、「ドーピング問題」ですね。

ドーピング(英: doping)とは、スポーツなどの競技で運動能力を向上させるために、薬物を使用したり物理的方法を採ること、及びそれらを隠ぺいしたりする行為。オリンピック、競馬など多くの競技で禁止され、違反行為となる。

知らない人はいないと思いますが、念のためWikipediaでの解説です。
このドーピングですが、ついにゲーム大会にまで侵食しているというのをご存知でしょうか?

プロゲーマーのドーピングが問題に eスポーツ団体「ESL」、薬物検査を導入へ (1/2) – ITmedia ニュース

「eスポーツ」という名前の「スポーツ」であれば、確かにこうしたドーピング問題も出てきてもおかしくは無いですよね・・・
以前私も引用した事のある記事にもありますが、プロゲーマーともなるとその反応や認知力などは一般人レベルのそれとは大きく異なるようですので、実際にこうしたドーピングで能力をアップすることで、ライバルにさらなる差を付けられるというのは、正に「アスリート」のレベルですね・・・

ドーピングの難しい点

ドーピングそのものが、否定される理由は、Wikipediaによると以下の4つの理由があります。

・スポーツの価値を損うため
ドーピングは、競技の楽しみや厳しさを奪い、結果としてスポーツの価値を損なうことになる。

・フェアプレイの精神に反するため
スポーツは統一したルールのもと、公平に競い合うことが前提となっているが、ドーピングは公平性と真っ向から反する行為。

・健康を害するため
ドーピングは、使用者の心身に悪影響を与える副作用が確認されており[4]、競技者等の安全や健康を守るためにもドーピングは禁止されている。

・反社会的行為であるため、社会や青少年に悪影響を及ぼすため
選手がドーピングに手を染めていれば、ドーピングをよしとする風潮が蔓延してしまう。

このような理由から、ドーピング自体が禁止だというのは、誰しも納得できると思います。

薬

それに加えてドーピングに関しては、もう一つの問題があります。

遺伝子組み換えにまで行き着いた「ドーピング問題」の深刻さ|だれが「スポーツ」を殺すのか ~暴走するスポーツバブルの裏側~|ダイヤモンド・オンライン

少し古い記事ですが、この文中にも使用されている単語「いたちごっこ」というのが最大の問題です。
読んで頂ければわかると思いますが、ドーピング自体も高度化され、その発見が難しくなり、それに合わせて検査自体も複雑になってという、正に「いたちごっこ」です。
遺伝子組み換えレベルまできたら、どうやって発見するんだ?って・・・

したがって、ドーピング自体が問題であることに加え、その発見の難しさおよび発覚までに要する時間も問題になるというわけです。
こちらにありますが、何連覇!とかした選手が「実はドーピングしてました」とかだと、競技自体に対する不信感もさることながら、「今更どうすんの?」って感じスゴイですよね・・・剥奪すれば済むのか?って話ですし・・・

ドーピングがゲーム大会にも広がると・・・

そんなドーピングがゲーム大会にまで蔓延してくると、ゲーセン運営を行う人間としては、非常に頭がイタイ問題となります。
今は「〇〇さんが、☓☓大会で実はドーピングしたらしいぜ!」くらいで済む話ですが、今後様々なゲームで「賞金付き全国大会」が行われていくとその内問題になる気がするんですよね・・・
現段階でも、「〇〇全1」という名誉のために、ドーピングをしているプレイヤーもひょっとしたら居るかもしれませんが、やはり賞金を獲得できるとなると、ドーピングに対しても寛容というわけにはいかないでしょう・・・

こうしたドーピング自体に対する各ゲーム大会のルール決めが必要だというのが、最初に起こる問題だと思われます。
現状は「ゲームでドーピングなんてアホらし」って、一般の方は思うかもしれませんが、いずれ問題になりそうですよね・・・

もう一つは、ドーピングが広がり始めた時点でそうしたドーピングをどれだけ排除できるか?という問題が発生します。
今年の「あーくれぼ2015」のように主催者(メーカーなど)が出場者を自ら絞り込む場合は、検査を行えばいい。
しかし、全国のゲーセンで地区予選を行って〜、というスタイルの場合、予選レベルでドーピングがあったら、現実的に排除できないでしょうね。
ゲーセンでドーピング検査・・・できるのか?
以前もゲーセンでの大会運営の問題について書きました。

アーケードゲームの全国大会を行うと必ず出てくる難問

現状でも、バラつきのない大会運営は難しいのに、こんなドーピング検査を行うなんて・・・できるわけない(笑)
ですので、ドーピング自体も問題ですし、こうしたチェックシステムを作るというのは、更に問題ですよねぇ・・・

最後は参加者の良心にかける

安心

この見出しとおりなんですよね、結局は。
それに、問題もなければ、検査も必要がないわけなので、

「ゲーマーには良心のある行動をお願いしたい」

とおもいます。
今後、「あーくれぼ2015」「闘神祭」など格ゲーの大会が続く中、ドーピングなど無いとおもいますが、改めて出場者各位にはお願い致します。
杞憂だと自分でも思いますが!