コナミのBEMANIシリーズ最新作「MUSECA」若年層の取込なるか?
昨日から、世間はお盆休みということで、ゲーセンが忙しい時期がやってきています。
今年はどんなお盆休みになることやら・・・
そんなお盆休みに突入するまえに、冬商戦の新しいゲーム機というのは、大まかに受注の締日がきます。
今年の代表例は、「機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー」と、今回のレポートの「MUSECA」です。
カードビルダーについては、コチラに書きました。
「機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー」の商談会にいってきたのでプレイ体験記
今回はコナミのMUSECAを見に行ってきた
今回は、コナミのBEMANI最新作、「MUSECA」の商談会に行ってきました。
出展機種が本当にこの「MUSECA」だけということで、あっさり終わりました。
ちなみに、コナミさんは、愛知県でも商談会を行ってくれる(出展機種が小さいもしくは、あまりない場合に限り)ので、非常にありがたいです。
近隣の方はご存知かもしれませんが、コナミの愛知県のオフィスは元ソニーの工場で立派な建物なんですよね。
いつ行っても実に立派だなぁ。
ミッドタウンといい、本当に立派。
我々ゲーセンへの課金収入や、お客さんのパセリの利用でこんなに立派な場所に・・・いや、なんでもないです。
ゲーム機についてあれこれ書いてみる
まぁそんなどうでもよい話題はともかくとして、今回の「MUSECA」ですが、ゲーム自体は非常に良いと思います。
ちゃんと撮ってみましたよ。
ゲームのプレイに関しては専門サイトでも評価されているので、コチラを参考にしてみてください。
BEMANIシリーズ最新作「MÚSECA」ロケテストレポート。5つの“スピナー”とフットペダルで操作する,グラフィカルな新感覚リズムゲーム – 4Gamer.net
こんなゲームです。
特徴としては、この操作部分ですが、この「押す」「回す」「踏む」という3種類の入力方法によってのプレイなので、今までとチョット異なり独創的でした。
まぁ正直にいえば、タッチパネルだけでできる音ゲーってのも結構数多いんですが、こうしたゲーセンならではのデバイスを投入してくれたほうが、スマホゲームとの差別化は図りやすいので、ゲーセンからみると、こうした物理デバイスの投入はありがたいですね。
「BEAT STREAM」とかはねぇ・・・正直スマホゲームと差別化しにくい部分が多いんでねぇ・・・
チョット安っぽいですが、「押す」「回す」「踏む」のは非常にやりやすかったので、この辺りは好印象でした。
こういった部分での、ゲームの出来はいいんじゃないかと思いました(個人的に)
若年層の取込というBEMANIシリーズの課題
BEMANIシリーズというか、ある意味音ゲー全般にいえる事だと思いますが、若年層の取込というのが実は課題になっています。
その傾向が特に顕著なのがBEMANIシリーズです。
BEMANIシリーズは、実はかなりの長期稼働タイトルになりつつあります。
特に「beatmania IIDX」なんかは、1999年稼働開始ですので、16年の長期稼働タイトルになります。
稼働開始時期に大学生だったプレイヤーは、オッサンとなってしまっているわけです。
それでも堅調に稼働しているのは、ある程度若いユーザーを取り込みつつ、ベテランユーザーは卒業しつつという、お客さんを入れ替える事ができているから、といえます。
同じタイトルで、これを行うのってかなり難しいわけです。
逆に、お客さんの入替えができずに苦しんでいるBEMANIタイトルが結構あります。
「jubeat」とか、「リフレクビート」なんかはその典型例ですね。
「jubeat」なんかは、もう8年も経過しているんですね・・・恐ろしい。
コナミとしては、今まではタイトル数を増やすことで、新規ユーザーを取込んで、他のゲーム機に流すというサイクルが通用したんですが、最近はタイトル数が増えても新規ユーザーが増えないというのがコーナー全体の課題になっているように感じます。
ゲーセンの視点で考えると、タイトル数が増えると、逆にお店としては効率が悪くなるし「いつまで続けるの?終息したら?」っていう意見や、「もう投資できません」という話が出てきます。
また、コナミとしては、その若年層を、「maimai」や「太鼓の達人」といった他社タイトルに取られているというのも課題としてあると思われます。
従って、この若年層の取込を意図して作られたのがこの「MUSECA」になるわけです。
ソシャゲ要素で若年層を取り込めるか?
そこで特にこのMUSECAでフィーチャーされているのが、ソシャゲ要素です。
KONAMIのアーケード音ゲー「MUSECA(ミュゼカ)」にソシャゲ要素発覚!ロケテ直後に大炎上
まぁ、悪意を持ってまとめるとこうなるな・・・って記事なんであまり参考にならないかもしれませんが、簡単にいうと、必殺技みたいなのが使えるよ!必殺技を効率よく増やすには、課金してね!ってことなんですが、これに対して、上記のまとめのように非難もあるわけです。
ただ、手前味噌で恐縮ですが、前に書いたコチラの記事、
格ゲーとかシューティングってますます厳しくなるジャンルかも?って話
に書いたんですが、プレイヤーではなくて、キャラクタ−などの成長要素が、最近のユーザーに「受ける」傾向は実際にはある。
ですので、若年層を取り込むにはこうした取り組みもそんなに悪く無いのかな?と思う次第です。
プレイしたら必ずもらえるので、沢山早く集めたい人は課金する。ノンビリでいい人はやる度に1枚貰うので集めるというカタチなので、「ソシャゲが〜」と言うほどには感じませんでした。
それよりも、ギフトの効果の発動が自動ってのはいかがなものか?って思いましたけどね・・・
勝手に発動するんかい!ってツッコミを入れたくなったのは私だけでしょうか・・・
あとカードを手に入れるのに、「SOUND VOLTEX」をプレイしなきゃいけないってのは、どうなんでしょ?
流石にそこまでして、カードを手に入れたいユーザーっているのかなー?
と言った点の方が気になりました。
というわけで、非難するほどのソシャゲ要素は感じなかったけど、細かい点が気になったBEMANIシリーズ最新作「MUSECA」レポートでした。