ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.04.09

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「ダライアス筐体を自作する猛者あらわる!編」

世の中には、マニアという方々が沢山存在します。
以前も、レトロアーケードゲームマニアな方の個人活動について紹介しました。

レトロアーケードゲームの保管活動は大変だ・・・

自分の愛着のあるゲームを保管して、いつでも遊べるようにしたいという「ゲーム愛」を感じる方達ですね。

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このゲーム愛が、より強くなった方で、自作にトライするという強者が世の中には一定数存在します。

ゲーセンの基板を家庭で稼働は簡単

当社のお客さんでも、「自分の家に筐体を置きたい!」というお客さんが存在し、その方に筐体を販売した実例もあります。

自宅にアーケードゲームを置くのはお得?「実際に運んでみました編」

こうした「自宅に置きたい」派のお客さんは、比較的小型のゲーム機(ビデオゲーム筐体)を選ぶ傾向にあります。
ただ、上記記事中にも書いたのですが、いくら小型とはいえ、流石にゲーム機を自宅に置くというのは、物理的に無理な場合が多いものです。
上記のお客さんの自宅でも、結局廊下は通過できませんでしたし・・・

そんな方には、筐体はあきらめて、「基板+モニター+コントロールボックス」で簡単に稼働させる方法もあります。
こちらの基板屋さんなんかは、簡単にゲーム機を稼働させる方法をアドバイスしてくれています。
さらに、世の中には、コントロールボックスを自作する方もいます。

こちらの方も「意外と簡単!」とおっしゃっているので、基本的には難しくないんです。

大型筐体を自作する猛者あらわる!

ただ、ここまでは、今までもマニアの間では普通に行われてきた光景。
今回注目したのは、こちら。

『ダライアス』の筐体をまさかの自作、しかもシートまで! 数多くのトラブルを乗り越えて

まさか、あのダライアスの筐体を自作する方がいるとは・・・脱帽ものです。

ダライアスとは?

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『ダライアス』 (DARIUS) は、1986年にタイトーが発売したアーケードゲームで横スクロールのシューティングゲーム。19インチもしくは15インチのモニターを横に3つ連結して表示する専用筐体を採用。ボディソニックを内蔵したベンチシート、ボリューム調整可能なヘッドホン端子を装備している

wikipediaより

当時としては画期的なシステムで、横向きにモニターを3つ連結させたシューティングゲームです。
その驚きの筐体と、ゲーム性やモチーフなど、今でもゲーセン史に残る名作の1つ。
現在でも、最新版の「ダライアスバースト アナザークロニクルEX」はゲーセンで現役稼働中です。

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ポート24でも、御津店幸田店で絶賛稼働中です。

ゲーム自体の出来も素晴らしいので、家庭用に移植されてはいますが、横向きに画面を連結させた表示は、アーケード筐体でしか再現できないという事で、PCのデュアルモニターを利用して、環境を再現する方は今までも居ましたが、今回の記事ではなんと筐体のレプリカを作成するという「ダライアス愛」を感じます。
筐体を作成するといっても、ただ外箱をつくるだけでなく、ウーハースピーカーや、音に合わせて振動するベンチシート(ボディーソニックトランスデューサーを内蔵するシート)の作成まで行う徹底ぶり!
ここまで来ると、もはやコピーといっても過言ではない!

トラブルの解消もネットで

そして、実際の制作にはトラブルがつきものという事で、様々なトラブルに遭遇されております。
ただ、こうしたトラブルも、ネットで簡単に解決できる時代になったんだなぁ〜と改めて感じます。
基板の修理については、専門の基板屋さんにお願いしたということですが、こうした基板屋さんを簡単に探すことができたり、画面反転についても、様々なアドバイスを頂いたようですが、モニター屋さんに問い合わせて確認できたということで、一安心ですね。

また、作成にあたっては、自分で図面を引き、筐体外部のデザインも行い、難しい部分は業者にお願いしたりして作成しているようですが、こうした木材のカットや、図面の作成、外部デザインシートの印刷など、今はネットで請け負ってくれる業者さんも多いので、よい時代になったとも感じます。

こう考えると、個人的には「アーケード筐体の自作をするには、良い時代になった」とも考えられるわけで、皆様方におきましても、個人的に思い入れのあるゲームについては、筐体自体を自作してはどうでしょうか?
また自作関連でお困りなこととか、少しだけ聞いてみたいとか、なにかあればポート24までお問い合わせください。
出来る限り調べてみます!

ただ、最大の問題は、スペースだと思いますが・・・