ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

Blog
2015.03.06

ゲーセンに外国人観光客をよびこもう!なにができるか考えてみた

少し前のネタですが、2月中旬にJAEPOショーがあり、そこで各メーカーが沢山の新商品を発表しました。
以前、書きましたので、もう一度載せておきます。

JAEPOショーに行く前に要チェック!今年の注目タイトルまとめ

そして、各メーカーさんは、2月下旬に個別に来社され、JAEPOではできなかった詳しい商談をしに、来社される事が多いです。
来ないメーカーもありますけど・・・
JAEPOが2月中旬なので、2月下旬は各メーカーの営業マンは比較的忙しい時期になります。

先月末に、とあるメーカーの営業マンが来社した際に、

「昨日なんですけど、上司に「今日帰って来なくていいから、もう一日営業に回ってきて」って言われたんで、名古屋駅付近でホテルを探したんですけど、楽天とかるるぶとかで調べても、1室も空きがなくて、お客さんに泊めてもらいました・・・」

という話をしていました。
そんなにホテルは儲かっているのか?と思ったんですが、よくよく考えてみると、ちょうど「春節」シーズンなんだという話になりました。

外国人の日本への渡航は増えている

春節は、2月18日〜24日の7日間ということで、この近辺はすさまじい勢いで中国からの観光客が訪れたようです。

春節「爆買い」1140億円 商戦をデータでひもとく

有料会員向けの記事で申し訳ないのですが、このデータの中に、買った物ランキングがあり、その中で何と「アニメグッズ」が12位にランクインしている!その14位に、一時期話題になった「粉ミルク」がランクインしているので、アニメグッズも爆買いの対象なのか・・・と、改めてその海外向け人気を痛感しました。
ゲームも同じように人気あるといいんだけどなー、でもプライズのフィギュアとかは、アニメグッズに近いものがあるか・・・

昨今は、円安やオリンピックや、中国の好景気に押されて、海外からの観光客が増えているというニュースは良く目にしますすが、あらためてこちらのページで見てみると、このように推移していました。

スクリーンショット 2015-03-06 10.35.41

2020年のオリンピックまで増加し続けるかどうか?はわかりませんが、まぁ減ることは無いのかなと思います。
その辺りを受けて、先日書いた、風営法の改正もあるわけです。

ゲーセンもこの波にのる方法を考えよう

このような訪日観光客を呼びこむ業務など全般をインバウンドといいます。
Wikipediaより

インバウンド(inbound)は「入ってくる、内向きの」という意味の形容詞。対義語はアウトバウンド(outbound)。以下の分野でよく用いられる。
旅行・ホテル業界
外国人旅行者を自国へ誘致することの意。日本においては、海外から日本へ来る観光客を指すことが多い。行政の対策として「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に従い平成14年から始まったビジット・ジャパン・キャンペーン等で有名になった。
インバウンド業務
海外からの観光客の接客、ガイド等のサービス業務。

そこでゲーセンもどうやったらインバウンドの波に乗れるか?を考えてみました。
大きく分けて、3つ程考えてみました。

ライト向け

093340

訪日観光客の大多数は、ゲーセンなど普段来ない「ライト層」になります。
こういったお客さん向けに必要なのは、基本的なゲーセンでのルールを説明する方法だと思います。
意外と海外からのお客さんが来てわからない事は多いと思います。

例えば、

・入店のルール(年齢制限があること)
・どの硬貨を、どのゲーム機に投入できるのか?
・両替機の使い方

こういった内容は、我々日本人は既になんとなく共通認識になっていますが、海外からくる方にはわかりづらいのではないか?と思います。
実際に、外国の方が両替機の前でウロウロしているのを見たこともありますし。
こういった細かい部分でまずは、当たり前と思っていることを説明する事から始めた方がいいのでは?
こういうのは、AOUで部会を作ってそれこそやってくれ!って思います。

コア向け

099840

コア向けには、日本人でも同じですが、「日本にいったらこのゲームやりまくるぜ!」と思っている方への情報提供です。
格ゲーとか、音ゲーとか海外でもある程度の人気はあるようですから、なんとなく「秋葉原に行けばいい」という感じでしょうか。
こうしたコア向けには、「強いやつ(上手いやつ)に会えるかも?お店マップ」や、「大会・対戦会開催マップ」をネットに作成して、誰でも閲覧できるようにするのが良いかと。
有名プレイヤーや、上手なプレイヤーはそれだけで、海外から来て見る価値があるものじゃないかと思います。
プロゲーマーにお金を払ってやってもらう事もできるし、そうでなくても、地方在住の上手なプレイヤーでも十分見る価値があるのではないかと思います。
これは、どうやったらできるか・・・チョットわかりません。
ムラタ式さんの方が、私よりもはるかにアイデアは持っていそう・・・

大規模でお金のかかるアイデア

evo2014_logo

あとは国内で、「EVO」みたいなデカイ賞金付き大会を開催すれば良いと思います。
昔は闘劇もありましたけど、いまはなくなってしまっているので、格ゲーなら「EVO」だし、音ゲーなら「天下一音ゲ祭」だし、セガのゲームなら、「JAPAN GAMERS LIVE」なんですが、こうした大会を大々的に行い、海外からのプレイヤーでも、観客でも来るように仕向ける事が重要かと。
この場合は、店舗にはあまりメリットも無いですが、予選を地方の各店で行うとかしてもらえると良いのかな?
ただ、やるメリットがメーカーには無い!のが一番ツライところですね・・・

ただ、どれをやるにしても、我々のような単店でなにかをしても、余り効果は見込めそうも無いので、AOUでやって欲しいところです。