ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.03.08

アーケードゲームを自宅に置くのはお得?「Code of Joker編」

先日のことですが、当社の所有しているゲーム機に「DJ MAX TECHNICA」というゲーム機がありました。

djmax03

このゲーム機を、ポート24浜松店に設置していたのですが、そろそろお役ごめんかな・・・と考え、撤去の運びとなりました。
その際に、通常は他店へ移設もしくは、売却となるのですが、

「この筐体売ります!」って貼っておいたら誰か買うかな?

という話になり、早速実行してみました。
その結果、約1ヶ月程の掲示をへて、

売れました!

いやー、買い取ってくれる方がいるだけでもビックリなのに、その方は関東からわざわざお越し頂いたとか!
販売価格も、かなりの特価だったようで、交通費をかけて取りに来るだけの価値があるんだという事でした。
写真などは、一切撮っていなかったが残念なのですが、個人でも筐体を所有したいという要望はあるのだなと、改めて実感しました。
写真撮っておけばよかった・・・

ずいぶん前の記事を思い出した

そんな、ゲーム機の個人への販売を行って思い出したのが、こちらの記事です。

私の作成した記事を読んで頂いているようで、「ありがたいなー、いつか同じネタを書こう」と思いその時はページを閉じてしまいましたが、今回は私なりに書いていこうと思います。

設置面積を考える

coj

毎回同じで恐縮ですが、設置面積です。
この筐体のサイズは以下のとおりです。

単位:mm 奥行 高さ
サテライト 740 821 2212
ターミナル 1211 900 2407

セガの最近の汎用筐体ですが、ターミナルが思ったよりも大きいですね。
ターミナルのPOPを取り外せば、約1800mmなので、個人の自宅へ入らないサイズでは無いですね。
いつもどおり、横一列に並べて設置すると、

幅:740 × 4台 + 1211 = 4171
奥行:900 + 700(イスの分) = 1600

4.17 × 1.6 = 6.7 ㎡ = 2.02坪

なんかいつも同じくらいのサイズですが、最近の新製品が小型化している傾向がよくわかると思います。
これくらいだと設置できないサイズでは無いですね。

いくらかかるか?本題へ

では、問題のコスト計算へ。
こちらの、「Code of Joker(COJ)」のゲーム機ですが、2013年の夏に新製品で発売された時の価格は、4席セットで、約400万円程でした。
初代バージョンから追いかけているコアなファンはご存知だと思いますが、色々あって急速に売上が落ち込みます。
その後、丁度1年前にバージョンアップして、基本プレイ無料システムを実装し、再び売上が復活するという、バージョンアップしてゲーム機が蘇ったという事例です。
そのために、中古価格も大変動しており、2013年の2月頃には4台セットで50万円!という、「鉄くずかよ!」という価格で販売されていました。
1年半の間に、400万 → 50万 → 180万 と、価格が変動しているので、

売上のないゲーム機の中古価格なんて、ゴミ価格

ですね・・・

money04_a01

それはともかく、現在の中古価格は良品で180万程度が相場です。
いつもどおりの、セガのゲーム機のイニシャルコストを考えると、

ゲーム機 180万
ルーター 5万
ルーター再設定 3万

合計188万円程度が、導入に必要な金額となります。

ランニングコストについては、COJの場合は、1クレジット消費につき、30円の課金が発生します。
このゲームは、1クレジット → ENに換算 → EN消費ですので、1クレジットをENに換算した場合、もしくはターミナルでカードセットを購入したクレジット分だけ課金が発生します。

月額 3,610(NTT) + 6,048(セガ) = 9,658円(税込)
従量課金 30円(税別)

以上がコストの基本データです。

元をとるには、どれくらい遊べばいいのか?

まず大前提として、セガのこのタイプのゲーム機は、今後バージョンアップがあっても追加で費用が発生しません。
ですので、キチンとネットワーク課金を支払っていれば、バージョンアップキットの購入をしなくても良いので、このコストを考える必要が無いので、計算も楽にできます。
ただ期間を区切らないと、計算ができないので、1年間で元をとる設定にすると、必要な経費は

188万円(導入時) + 12万円(月額9,658 × 12ヶ月) = 200万円

1クレジット消費の度に、69.8円(100円 – 従量課金30.2円(税込))の元がとれることになります。
これを割ると、200万円 ÷ 69.8円 = 28,653回となります。
28,653 ÷ 12ヶ月 = 2,387.8回 という計算が成り立ちます。

計算してはみましたが、1年間というのは少しハードすぎるので、2年間も計算してみます。

188万円(導入時) + 24万円(月額9,658 × 24ヶ月) = 212万円

ここから、212万円 ÷ 69.8円 = 30,372回 
30,372 ÷ 24ヶ月 = 1,265.5回

ですね。
まぁ大まかに、1年で元を取ろうと思ったら月刊で2,400プレイ、2年なら1,200プレイしないとダメということです。
ただ、こちらのゲーム機は、カードセット購入やコスチュームパック購入の仕組みがあるので、これくらい今現在ゲーセンで使っている人もいるような気がするな・・・
参考になりましたでしょうか?