「おま賞金」じゃ「e-sports」は盛り上がらない?
先日、おま国という言葉を勉強しました。
おま国って言葉を勉強した SEGAが語る「おま国の理由」に納得できるはずがない – DAMONGE https://t.co/UVdk9IgqEB
— PORT24(ポート24) (@port24ho) 2017年6月27日
意味としては、こんな意味らしいです。
「お前の国には売ってやんねーよ」という言葉の略語だそうで、全然知りませんでした。
ゲームに限らずよくある話ですけど、ゲームの場合は、某タイトルの用に家庭用ソフトが海外で先行発売されたり、国内を優先する場合は少ないですが、先行して日本で発売されたりという時に使う言葉でしょうね。
これがゲーセン業界だと、「おま店」って言葉になるんでしょうね。
大手メーカーに対して、○○を売って下さい!とゲーセンから要望を出しても、「おま店」っていわれて(以下略)
「おま賞金」という新しい言葉
そんな言葉があるんですが、先日読んだ記事で「おま賞金」って言葉が出てきました。
要は(日本限定だと思いますが)、日本チームが優勝しても、「お前の国には賞金出さねーよ」という事で、
このページにしっかりと記載がありました。
※日本チームが優勝した場合、日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができません。あらかじめご了承ください。
以前も、コチラの記事でとりあげましたが、日本の場合、高額賞金のゲーム大会というのは、いろいろと法律的な障壁があるわけです。
それでも、日本を含めて賞金大会に参加出来るのは、メーカーとしては最大限の配慮でしょう。
「日本からは参加できません」というような、「日本スルー」の方がユーザーとしては寂しいでしょうからね。
高額賞金の有無も大事ですが
常々言っていることですが、
「日本は高額賞金の出せるゲーム大会が開催できないから遅れてる!だからダメ!」
というような主張は、あまり意味がないと思います。
昔から、カジノとかゲーセンでもリデンプションとか、「海外と比べて○○だから〜」という単純な比較をしても日本には日本の独自のルールがあるから仕方がないです。
(その法律自体の必要性云々は別として)
そうした規制の中で「何ができるか?」を考えて、行動するほうが価値があるんですけどね・・・と説教じみた話はココまでで、「高額賞金がないからプロゲーマーが育たない」みたいな話は違うと思うんです。
ゴルフなんかは良い例ですが、高額賞金を手に入れて、ゴルフにだけ集中できるプロなんて一握りなわけです。
多くのプロは、練習生としてクラブハウスの仕事をしたり、レッスンしたりと、複数の収入を得て、プロツアーに参加しています。
Jリーグなんかでも、J1の限られた選手だけが、サッカーに本当に集中できるわけで、大多数の選手はそうではないわけです。
こうしたその他の事例で考えるならば、プロゲーマーだって、
・普段はサラリーマン
・普段はゲーセンの店員
・普段はゲームショップで働いている
とか、こうした本業を持ってプロゲーマーを名乗ったっていいハズですけどね。
なかなかそういうタイプのプロゲーマーに陽の光が当たらないですねぇ・・・
あとは、高額賞金があるから、プレイヤーの裾野が広がるとかでもないと思うので、プレイヤーには確実にプラスなんですけどね。
日本チームが優勝したら
とはいえ、件の、『レインボーシックス シージ』PC版プロリーグについては、50万ドル=5500万円の賞金が出ることは間違いありません。
こういうのも、
※日本チームが優勝した場合、日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができません。あらかじめご了承ください。
と書いてあるのですけど、
※日本チームが優勝した場合、熊本の復興に全額寄付いたします(日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができないため)
と発表して、本当に日本チームが優勝したら、タイトルも「e-sports」もかなりの注目をあびるので、メーカーさん寄付してくれませんか?(笑)
メチャクチャ話題になると思うし、ゲーマーの地位もイメージも一気に向上しそう・・・