ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2017.07.05

「おま賞金」じゃ「e-sports」は盛り上がらない?

先日、おま国という言葉を勉強しました。

意味としては、こんな意味らしいです。

「お前の国には売ってやんねーよ」という言葉の略語だそうで、全然知りませんでした。
ゲームに限らずよくある話ですけど、ゲームの場合は、某タイトルの用に家庭用ソフトが海外で先行発売されたり、国内を優先する場合は少ないですが、先行して日本で発売されたりという時に使う言葉でしょうね。

これがゲーセン業界だと、「おま店」って言葉になるんでしょうね。
大手メーカーに対して、○○を売って下さい!とゲーセンから要望を出しても、「おま店」っていわれて(以下略)

「おま賞金」という新しい言葉

そんな言葉があるんですが、先日読んだ記事で「おま賞金」って言葉が出てきました。

要は(日本限定だと思いますが)、日本チームが優勝しても、「お前の国には賞金出さねーよ」という事で、

このページにしっかりと記載がありました。

※日本チームが優勝した場合、日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができません。あらかじめご了承ください。

以前も、コチラの記事でとりあげましたが、日本の場合、高額賞金のゲーム大会というのは、いろいろと法律的な障壁があるわけです。

賞金制大会について消費者庁の回答を受けて個人的に思うこと

それでも、日本を含めて賞金大会に参加出来るのは、メーカーとしては最大限の配慮でしょう。
「日本からは参加できません」というような、「日本スルー」の方がユーザーとしては寂しいでしょうからね。

高額賞金の有無も大事ですが

money_kanenonaruki

常々言っていることですが、

「日本は高額賞金の出せるゲーム大会が開催できないから遅れてる!だからダメ!」

というような主張は、あまり意味がないと思います。
昔から、カジノとかゲーセンでもリデンプションとか、「海外と比べて○○だから〜」という単純な比較をしても日本には日本の独自のルールがあるから仕方がないです。
(その法律自体の必要性云々は別として)

そうした規制の中で「何ができるか?」を考えて、行動するほうが価値があるんですけどね・・・と説教じみた話はココまでで、「高額賞金がないからプロゲーマーが育たない」みたいな話は違うと思うんです。
ゴルフなんかは良い例ですが、高額賞金を手に入れて、ゴルフにだけ集中できるプロなんて一握りなわけです。
多くのプロは、練習生としてクラブハウスの仕事をしたり、レッスンしたりと、複数の収入を得て、プロツアーに参加しています。
Jリーグなんかでも、J1の限られた選手だけが、サッカーに本当に集中できるわけで、大多数の選手はそうではないわけです。

e-sports プロゲーマー

こうしたその他の事例で考えるならば、プロゲーマーだって、

・普段はサラリーマン
・普段はゲーセンの店員
・普段はゲームショップで働いている

とか、こうした本業を持ってプロゲーマーを名乗ったっていいハズですけどね。
なかなかそういうタイプのプロゲーマーに陽の光が当たらないですねぇ・・・

あとは、高額賞金があるから、プレイヤーの裾野が広がるとかでもないと思うので、プレイヤーには確実にプラスなんですけどね。

日本チームが優勝したら

とはいえ、件の、『レインボーシックス シージ』PC版プロリーグについては、50万ドル=5500万円の賞金が出ることは間違いありません。
こういうのも、

※日本チームが優勝した場合、日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができません。あらかじめご了承ください。

と書いてあるのですけど、

※日本チームが優勝した場合、熊本の復興に全額寄付いたします(日本の法律の都合上、賞金を受け取ることができないため)

と発表して、本当に日本チームが優勝したら、タイトルも「e-sports」もかなりの注目をあびるので、メーカーさん寄付してくれませんか?(笑)
メチャクチャ話題になると思うし、ゲーマーの地位もイメージも一気に向上しそう・・・