ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2017.04.01

VRは風営法の規制を受けるのか?問題が発生しないことを祈るのみ・・・

まだまだ、現役というか、世の中では話題のVR。
かなり数が増えているのは、以前ブログに書きました。

VRゲーム体験施設増殖中。どなたでも手軽に遊べるようになりつつある

ゲームのみならず、VRの体験ができる施設は増えているのですが、全く新しいジャンルの製品が生まれると、「既存の法律と適合するのか?」という問題が出てきます。
今回は、そんなお話です。

ゲーセンに関する法律「風適法」

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ゲーセンを語る上では、絶対に切り離せないのが、「風適法」という法律です。
正式には、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(通称:風適法)という法律で、この法律の範囲は、いわゆる性風俗店からパチンコ、麻雀、キャバレーなどの、様々な業種をカバーしています。
その中で、ゲームセンターは「5号営業」に区分されており、一定のルールの元で許可申請を行い、運営する事が義務付けられています。

一般のお客さんに関係のある部分では、入店や営業時間などの規制、営業者にとっては、場所や店内の区画や設置するゲーム機に関する規制など、実に多岐にわたる規制があります。

その目的は、

第一条  この法律は、善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業及び性風俗関連特殊営業等について、営業時間、営業区域等を制限し、及び年少者をこれらの営業所に立ち入らせること等を規制するとともに、風俗営業の健全化に資するため、その業務の適正化を促進する等の措置を講ずることを目的とする。

という事で、善良な風俗環境の整備が目的ですので、その目的にそぐわない場合は規制を受けることになります。

新業態が生まれる度に議論が起こる

既存の業種というのは、基本的にこうした風適法の影響をうけるかどうか?というのが明確に区分されています。
その一方で、新規の業態が生まれる度に、こうした「風適法の規制を受けるか?」という問題は、今までも何度もありました。

例えば、「ネットカフェ・マンガ喫茶」の業態。
オープンスペースばかりの場合には特に問題はなかったのですが、個室タイプのブースがある店舗の場合。
直接的に風適法の規制を受けていたわけではありませんが、個室タイプのブースでいかがわしい事をするお客が増えたという事で、完全個室でのブースの提供が規制された事があります。
業態というよりは、使用するユーザーのマナーも問題なのですが、そうした設備を提供する側にも問題があり、善良な風俗環境にそぐわないということで、そうした規制および指導が過去ありました。

他にも、メイド喫茶でも同じ問題が発生したことがあります。
メイド喫茶というのは、基本的に喫茶店でメイドがウェイトレスという解釈の元で営業している場合がほとんどですが、そのメイドさんのサービスが、「接客」なのか「接待」なのかによって、風適法の規制対象かどうか?が異なります。
一般的に「接客」というのは、注文をとって料理を運んだりすること、「接待」というのは、隣に座ってお酒を作ったり話をしたりすること、という理解が一般的です。
では、「向かいに座って飲み物をフーフーして冷ます」のは、接待なのか?接客なのか?という、実にくだらない議論が過去行われた事があります。
結論がどうであったか?はよく知りませんが、この時にメイド喫茶が全て風適法の対象となるのでは?という話でもちきりだった事もあります。

で、今回「VR」というのも、同じように、風適法の規制を受けるのかどうか?という部分で議論が起きているわけです。

カギとなるのは、「VRはシュミレーターなのか?ゲームなのか?アトラクションなのか?」という部分です。
ゲームと判断されれば、当然風適法の「ゲーム機」と同義なので、これはVR施設は全てゲームセンターと同じ風適法での規制対象となります。
一方文中にもあるように、シュミレーターだと判断されれば、ゲーム機ではないため、その規制を受けるものではありません。
さらに、「アトラクション」であるという判断も同じく風適法の規制を受ける事はありません。

このあたり、微妙すぎて、どう判断されるのかサッパリわかりません・・・
まだまだ、各所轄や担当の判断に依る部分が大きいので、個人的には、こんな風に考えています。

問題が起きた時に議論は沸騰する

こうした新業態やサービスが生まれて、既存の法律の対象かどうか?というのは、やはり

社会通念上の問題が発生した時に議論が沸騰する

のが通常です。
先に挙げた、漫画喫茶・ネットカフェやメイド喫茶の場合も同じですが、「そりゃマズイだろ・・・」とか「ちょっとやりすぎじゃね?」というケースが多々見られる様になることで、規制や指導が入るパターンが多数です。
先程の「VR Safety」などで、既に知識がある方などは、よっぽど問題ないのですが、全然そうした知識のない方が過剰なサービスを展開して、業界全体が不利益を被るというパターンが、過去何度も繰り返されているので、そうしたパターンに陥らないことを望むばかりです・・・