ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2017.03.22

新規ユーザーはどこにいる?少なくともゲーセン内にはいない気が・・・

ゲームを大きな意味で考えると、今現在、

「ゲームを全くやらずに生きてきた」

という方は極少数になりつつあります。
いろいろな方と話す中で、「ゲームを全く触った事がない」という方はどんどん少なくなっているという印象を受けます。
そういった意味では、ゲーム人口は拡大しているといえます。
高齢の方でも、改めてゲーセンに来てゲームを覚える事例も昨今注目されたりしました。

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新規ユーザーを増やす

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どんなゲームでも同じですが、ゲーム自体が娯楽である限り、既存のユーザーでは、徐々に飽きて、プレイする頻度が少なくなり、最終的には止めてしまう、というパターンが必ず一定数存在しています。
10年以上同じゲームをプレイし続けるという方は、ありがたい反面珍しいと思います。
どんなに人気のあるゲームでも、ある程度のところでユーザー数が頭打ちになり、プレイを継続しなくなってしまう。
その居なくなった方の穴を埋めるために、新規ユーザーを獲得する。
こうした流れが、上手く出来るゲームというのは非常に優秀なゲームだといえます。
IPもの(ガンダムとかドラゴンボールとか)であれば、それぞれの世代に合わせた作品があり、作品の現役世代を取り込むというのもやりやすいし、ユーザーが比較的入れ替わりやすい傾向にあります。

そうではないゲームの場合、こうしたユーザーの新陳代謝というのは、非常に難しいものがあります。
それを、運営だとか施策などのテコ入れを行い、タイトルが継続していく様にするのが、メーカーの腕の見せどころだと思います。
ゲーセンに限っていえば、メーカーだけでなく、我々ゲーセン側にもそうした努力は必要なわけで、新規ユーザーの獲得というのは、重要な目標なのです。

理想を言えば、ある程度経年したゲームからユーザーが離れるのは仕方ないので、その分新規ユーザーが増えれば、売上も維持できるし、長い間ゲーム機を使用する事で利益も出やすいというのが実情です。

ゲーセンのご長寿マシン「WCCF」

それだけ大きな意味がある目標なだけに、メーカーもゲーセンもあの手この手を色々考えるわけです。

そんな中、ゲーセンでおそらく現役機種としては、最長寿といえるタイトルの一つにWCCFというゲームがあります。

最初に稼働したのが2002年なので、15年稼働しつづけていることになります。
その時点で既にモンスターレベルのゲームなのですが、15年間の間に色々あったなー(遠い目)

いろいろ有っても、15年間続いているということは、先程の「ユーザーの新陳代謝」がある程度起こっていると思うんですが、実際のところはメーカーに聞かないとわかりません。
このブログを読んでいる方でも、「昔やった」って人は結構いる気がします。

そんなWCCFですが、この度こんなキャンペーンを開始しました。

新規にユーザーを獲得するためのキャンペーンです。
ネット経由で応募できるので、皆さんぜひご応募ください。

ゲーセン外にいる新規ユーザーを取り込みたいけど・・・

広告

とはいえ、この新規ユーザーキャンペーンですが、

ゲーセン内で告知しても全く無意味

だと思うのは私だけでしょうか?
メディアやバナー広告なんかも活用しているようなので、ゲーセン内の告知については重要視していないのでしょうが、現在ゲーセンに来ているユーザーで、「WCCFなんて全くしらない」というユーザーは少数派でしょうし、そもそも、その程度のユーザーであれば、新規にWCCFを始めたりしないでしょうから・・・

あとは、バナー広告についても、昔Yahooのトップページにドカンと乗せたりした、馬のゲームがありましたが、その時と今回は何が異なるんでしょうか?(バナーを出したり広告をだしたりするから筐体価格が上がったと言われたのを忘れない)
最近稼働した某歴史ゲームも、たくさんバナー広告が出てきますが、その効果が出ているかと言われると、どうなんでしょ?

正直にいえば、こうした新規ユーザー獲得キャンペーンで絶大に効果があがるのは、「既存ユーザーからの紹介」なんですけど、これは実際にゲーセンで行わないと、aimeだけだと偽装の可能性もあったり、とりあえず連れてきてほしいものだけゲットして終了したり、という「本当にその後プレイするユーザーになったの?」という疑問に応えられないパターンが多数なので、難しいんですよね。

簡単なのは、艦これユーザーに「WCCFをプレイしたら限定艦娘カードもらえるよ!」っていう、ユーザー流し込み作戦ですが、まぁ無理でしょうねぇ・・・

こう考えると、ゲームタイトル単体で「ゲーセンに引き込む」というのはナカナカ難しいので、そこは「ゲーセンの努力」でなんとかしたいものだ、と改めて感じます。
それができてれば、苦労無いんだけどね・・・