ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

Blog
2017.03.10

日本のアーケードはなぜ死なないのか?って祖業だから?

日本ではゲーセンの苦境が、言われるようになって久しいですが、最近こんな記事をみました。

ゲーセン復調との話ですが、たしかに、こんな資料も昨日発表されているので、ゲーセン分野は堅調なのかもしれません。

前年比での堅調ぶりが目立つのは、アミューズメント(ゲーセン)部門ですね。
これらの状況から考えると、たしかに、ゲーセンは復調しているといえるのでしょう。

海外ではアーケードは死んでいる?

それを受けてかどうかわかりませんが、海外からも、こんな風にとらえられているようです。

中国では、アーケードは見かけなくなったと言いますが、

じつはこんなショーが盛大に開催されていて、JAEPOよりその規模はメチャクチャでかいんですよね。
数年前に視察にいきましたが、香ばしい風景もたくさんありました・・・

会期中に、いきなり警察にゲーム機を撤去させられている業者もいた気がする・・・

そんなわけで、中国では、アーケードがなくなったかのようにいわれても、実際には、アミューズメント施設的なものは今でも存在するし、以前書いた「リデンプション」の仕組みもあったりして、大きなお店だとかなりの集客があります。
ゲーセンというよりは、小規模な遊園地に近いものがあるかなー。

一方欧米からもこんな意見が。

欧米から見ても、アーケードは日本でのみ生き残っている的な意見が書かれていますが、その理由も色々考察されています。

ただ、欧米諸国でもアーケードってなくなったわけじゃないと思うけどなー。

こんな風に、レトロゲームだけど、一応アーケード・ゲームの出来る場所もある。

こんな風に頑張っているメーカーもあるから、死んだとまでは言えないのでは?

日本では祖業である価値は大きいかも?

先祖

上記の英文記事にいろいろと理由が考察されているわけですが、意外と大きい要因は「祖業」であるということかな?と思ったりします。

ご存知な方も多いと思いますが、

セガ → Service Gamesという会社で、ジュークボックスやピンボールなど
タイトー → 太東貿易という会社で、ジュークボックス、クレーンゲームなど
コナミ → メダルゲームなど
ナムコ → 中村製作所という会社で、機械式木馬など

とどの会社も、現在でいえばアーケードゲームで一気に大きくなった企業ばかりです。
サミーとかアルゼも似たような感じなんですよね・・・

実に多くの、娯楽機器メーカーがある中で、サミーやアルゼのように、パチンコに主軸を移していった企業もあれば、アーケード起点でゲームにこだわった会社もあります。
その中でも現在でも残っている4社というのは、

アーケードが祖業であるが故に現在でも取り組んでいる

といえるのかなー?とも思います。
某社なんて「某氏が逝去されたら、アーケード部門は切り捨てられる」とかずっと噂されてますもんね・・・