日本のアーケードはなぜ死なないのか?って祖業だから?
日本ではゲーセンの苦境が、言われるようになって久しいですが、最近こんな記事をみました。
日経MJの記事、ゲーセン復調。嬉しいね。 pic.twitter.com/B3UMruZ6zb
— 来兎 (@lisa_rec) 2017年3月2日
ゲーセン復調との話ですが、たしかに、こんな資料も昨日発表されているので、ゲーセン分野は堅調なのかもしれません。
前年比での堅調ぶりが目立つのは、アミューズメント(ゲーセン)部門ですね。
これらの状況から考えると、たしかに、ゲーセンは復調しているといえるのでしょう。
海外ではアーケードは死んでいる?
それを受けてかどうかわかりませんが、海外からも、こんな風にとらえられているようです。
中国では、アーケードは見かけなくなったと言いますが、
じつはこんなショーが盛大に開催されていて、JAEPOよりその規模はメチャクチャでかいんですよね。
数年前に視察にいきましたが、香ばしい風景もたくさんありました・・・
やばいやばい。 pic.twitter.com/dwLeXqNYdV
— 熊 蔵 (@kumazou7) 2017年3月9日
会期中に、いきなり警察にゲーム機を撤去させられている業者もいた気がする・・・
そんなわけで、中国では、アーケードがなくなったかのようにいわれても、実際には、アミューズメント施設的なものは今でも存在するし、以前書いた「リデンプション」の仕組みもあったりして、大きなお店だとかなりの集客があります。
ゲーセンというよりは、小規模な遊園地に近いものがあるかなー。
一方欧米からもこんな意見が。
欧米から見ても、アーケードは日本でのみ生き残っている的な意見が書かれていますが、その理由も色々考察されています。
ただ、欧米諸国でもアーケードってなくなったわけじゃないと思うけどなー。
こんな風に、レトロゲームだけど、一応アーケード・ゲームの出来る場所もある。
こんな風に頑張っているメーカーもあるから、死んだとまでは言えないのでは?
日本では祖業である価値は大きいかも?
上記の英文記事にいろいろと理由が考察されているわけですが、意外と大きい要因は「祖業」であるということかな?と思ったりします。
ご存知な方も多いと思いますが、
セガ → Service Gamesという会社で、ジュークボックスやピンボールなど
タイトー → 太東貿易という会社で、ジュークボックス、クレーンゲームなど
コナミ → メダルゲームなど
ナムコ → 中村製作所という会社で、機械式木馬など
とどの会社も、現在でいえばアーケードゲームで一気に大きくなった企業ばかりです。
サミーとかアルゼも似たような感じなんですよね・・・
実に多くの、娯楽機器メーカーがある中で、サミーやアルゼのように、パチンコに主軸を移していった企業もあれば、アーケード起点でゲームにこだわった会社もあります。
その中でも現在でも残っている4社というのは、
アーケードが祖業であるが故に現在でも取り組んでいる
といえるのかなー?とも思います。
某社なんて「某氏が逝去されたら、アーケード部門は切り捨てられる」とかずっと噂されてますもんね・・・