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2017.03.08

『CHUNITHM』の凄さについて語ってみる。「ラッキーくじ」はアリだと思う。

先日、コナミの音ゲー「ノスタルジア」が新規に稼働開始をしました。

なかなか好調な滑り出しだそうで、コナミの営業マンも久々に意気揚々と営業できるのではないでしょうか?
直近の音ゲーの新作は、ちょっと残念な稼働のものが多かったですからね・・・

音ゲーのゲーム的特徴

音ゲー

ゲーセンに普段からよく来店される方なら、分かると思いますが、現在ゲーセン市場でおそらく唯一ユーザー数市場規模共に拡大しているといえるのが、「音ゲー」です。
昔は、コナミの専門でしたが、現在では各社販売しており、今後もまだまだ音ゲー市場は堅調に推移すると思われます。
太鼓の達人にはじまり、ビートマニア2DXまで、ライトユーザーからコアユーザーまで幅広く楽しめるラインナップになっております。

基本的に音ゲーというのは、「音楽ゲーム」です。
遊び方は、リズムに合わせてボタンを推したりレバーを操作したりという遊び方。
つまり、「どのゲームもほぼ同じように遊べる」という共通点があり、その為ゲーム毎に「いろいろなデバイスを使って遊ぶ」という差がでます。
逆に言えば、

どんなにバージョンが変わっても基本的な遊び方に変化はない

ので、バージョンアップの基本は

楽曲追加

となります。
一時期、音ゲーが低迷した時期というのがありましたが、その時期にゲーセン側からの意見としてよく出ていたのは、

バージョンアップしても曲が追加されるだけで、インカムが変わらない

という話です。
メーカーとしては、インカムを維持するために曲を追加しているという意図はあったと思いますが、このあたりがうまく機能せず音ゲー全体が低迷した時期もありました。
この問題を解決したのは、ネットワーク課金による所も大きかったです。

ゲームセンター閉店の一因かもしれないもの?ネットワーク課金の功罪

とはいえ、ネットワーク課金の仕組みが整ったから、即座に「楽曲を追加するだけではインカムが増えない」問題が解決されたわけではないです。
現在でも、タイトルによっては、色々と細かいバージョンアップや仕掛けもあるんですが、売上が右肩下がりの機種も多いですね・・・

ゲーム自体は変化せず売上を維持する凄さ

そんな音ゲー市場でおそらく現在メインの機種といえるのが、「CHUNITHM」です。

初めて遊んだ時に、なんとなく「面白いゲームだな」とは思いましたが、まさかこんなにも人気化するなんて、全く予想していませんでした。
稼働初期から現在まで、その勢いが衰える事無く続いているタイトルと言うのは、非常に珍しいです。
ゲーセンへの貢献度で見れば、かなり上位なんじゃなかろうか?

稼働から2年近く経過しても、まだまだ稼働率でいえば、トップクラスな時点で、スゴイんですが、なぜ「その他の音ゲーとそんなに差がつくのか?」という部分が今回のお話です。
この「CHUNITHM」、その他の音ゲーと何が違うの?と考えると圧倒的に異なるのは、

プロモーション

の差だと最近特に感じます。
こういうのって、稼働してみないとわかんないし、稼働から振り返って考えると「よく考えてあるなー」と思うわけです。
プロモーションを全く行わないゲーム機はないんですが、実にいろいろと仕掛けているなーと感心します。

その最たるものが、「イロドリミドリ」の活動です。

こうしたバンドをタイトル内で作って、それが実際に生でステージを行うようになって、ライブやるんですって。

こうした一連のプロモーションを振り返ると、「よく考えてあるなー」と改めて感じるわけです。
もしも製品の発売前に、ゲーセンに「こんなプロモーションやります!」って営業が説明しても、「コレは当たる!」って思う人誰もいなかったんじゃないか?
他にもコラボだとか、まぁ色々仕掛けているわけですが、次は「ラッキーくじ」だそうで・・・

ゲーセンでは発売せずに、セブンイレブン限定だということです。
プロモーションとしては、そっちのが正しいと思うけど、仕入れたかった・・・