ロケテで物を配るのは是か非か?
あっという間に2月が終わり、JAEPOで発表したゲーム機のロケテなんかが、あちこちで行われている今週ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先週および、その前の週には、LOV4のロケテストが、行われておりました。
そして、今週は、SOUL REVERSEのロケテがあるということで、ロケテラッシュですねぇ・・・
人気タイトルのロケテ
人気タイトルかどうかは、実際には店舗に設置して、稼働させてみないとわからないわけですが、各メーカーさん、「これは!」という商品は、やはり気合もはいっているし、ロケテや発表に関する力の入れ具合も違います。
ひっそりとロケテをやり、ひっそりと終了し、世の中に広く伝わることなくなくなっていくタイトルと言うのも、実際に存在します。
それに対して、上記の2つのタイトルというのは、メーカーとして「力をいれている製品」であることは、プロモーションや商談会での扱いなどを見れば、一目瞭然です。
こうした、コアゲーマー向けのタイトルは、どうしてもプロモーションにも余念がないですね。
それにたいして、一般向けの製品なんてほとんどプロモーションしない=プロモーションしたところで、その製品を目当てに来店しない、というパターンがほとんどなので、当然といえば当然なんですが・・・
そんなコア向けタイトルの場合には、事前にロケテストの情報が拡散され、開店前に人がならんだりすることも、よくある光景です。
朝一で180番ってのもまたスゴイ話ですな。
その盛況ぶりが伝わってきます。
ユーザーサービスとしてはいいのだけれど
そんなロケテストですが、メーカー側が、様々な「お土産」を用意するのが、コア向けタイトルであるほど、よくある光景となりつつあります。
よくあるのが、ステッカーやICカードや、シールなど、そのタイトルにちなんだグッズをプレゼントするってやつです。
先日開催されたJAEPOでも、JAEPO限定のグッズを作成して、ユーザーに配布しておりました。
こうしたグッズというのは、物によっては、中古市場に転売することで、かなり高額になるものもあり、そうした「換金目当て」のユーザーが大挙して押し寄せる事も多くあります。
全然油断できないす。艦これの盛況は「転売ヤー」が並んだ影響大ですし。JAEPOショーを「通過」してノベルティをもらう人は多かった印象です。ライブが大盛況だったのは「声優を呼んだから」ではなく「ゲームに紐付けたプロモ施策が機能したから」です。
— 新井健二@麺固め (@arachu0902) 2017年2月18日
こうしたグッズを営業マンに「クレクレ」と譲り受けて、机の上に放ったらかしにしてあると言うのは、弊社の中でよくある光景です。
お客さんにプレゼントしても良いものは、配ったりもしますけどね・・・
お客さんに渡すと喜ばれるので、こうしたグッズの配布によって、ユーザー満足度は間違い無くあがるのでしょう。
そして、なによりも、ロケテがより賑わうという、メーカーにとって明確なメリットがあります。
ロケテストと言うのは、テストでもあり、その反面、営業する際に、「こんなに人気だったんですよ〜」という実績作りの面もあります。
このあたりは、こちらにも書きました。
こうしたグッズを配布して、よりロケテストを盛り上げるというのもプロモーションとしては、間違いのない手段の一つでしょう。
どこまでがインカムでどこまでがプロモーションなのか?
こうしたロケテストの売上を持って、営業マンは営業に来るわけですが、その数値を「鵜呑みにするゲーセン関係者はいない」というのが、現実です。
仮にロケテが盛り上がって、1日に1万円の売上となった場合に、
・ゲームとして売上を計上した部分
・プロモーション効果として売上を計上した部分
というのは、正確に切り分ける事はできません。
グッズ配布などのプロモーションもゲームの認知度を高める遠因なので、間違った事をしていると言いたいのでなく、ゲーセン側からみると、
売上の構成要素がわからない
というのは、素直に思います。
声優のサイン入り色紙を抽選で配布するというのも、プロモーションとして効果的なのはわかるし、効果も高そうで、ユーザー満足度も高いのだろうなー、と考えますが、その反面、ロケテの売上の押上効果がどれくらいあるのか?というのも、気になります。
簡単にいえば、「グッズ配布がなかったら売上げどうなの?」って面も、ゲーセン側としては、気になるんですよね・・・
ABテストではないですが、2箇所で、グッズ配布する店しない店を分けてロケテしたらいいのでは?とか思ってしまうんですが、プロモーション活動の一環だと考えると、それもできないでしょうね・・・