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2017.02.18

【JAEPO2017】「闘会議 × JAEPO」を振り返る その2(主催者視点)

前回、書いたJAEPO2017を振り返るシリーズはこちら。

【JAEPO2017】「闘会議 × JAEPO」を振り返る その1(ゲーセン視点)

私も、ゲーセン側の立場の人間ではあるものの、いろいろあって、主催者側でもあったので、そのあたりの話も書いてみようと思います。

闘会議と一緒になって良かった

行列

主催側といっても、なんの権限もないので、人づてに聞く限りでは、「闘会議との併催で来場者数は増えた」というのは間違いないと思います。
土日に関して言えば、闘会議のユーザーとJAEPOのユーザーを分離してカウントできるわけではないので、正確にはわかりませんが、普段ゲーセンに来ないユーザーでも、ゲーセンの機種を楽しむことができたのは間違いないのではないでしょうか?

JAEPO単体だと、ブース数や出展企業数なども、徐々に縮小していく中での打開策としては、大いに効果をあげたと思われます。
オペレーターとしての出展もありましたし。

闘会議側からみても、土曜日の朝一のユーザーの挙動をみれば、「ゲーセンのコンテンツの魅力」というのは、新鮮に写ったんじゃないでしょうか?
実測では無いものの、朝一で入場したユーザーのおおよそ半数近くが、「艦これアーケード」に走って行くのは、鬼気とした感じでしたからね・・・
ザックリみていると、半分が艦これ、もう半分が闘会議といっても過言ではないと思われます。
そうした意味でも、闘会議側にも少しは貢献できたんじゃないかなー?
初めての併催という事で、ちょっとしたトラブル(個人的に)もありましたが・・・

気になるのは、来年も同じカタチで開催するのか?ということですが、どうなんでしょうね?
あとは、偉い人たちが、「来年もやりましょ!」って合意すれば、併催になるのでしょうが、そういった偉い人の話はわからないので、よくわかりません・・・

生放送で伝わらないもの

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そして、今回は、主催者事業として、3つのイベントを行いました。

・天下一音ゲ祭

・天下一格ゲ祭

・天下一メダゲ祭

の3つのイベントを行いました。
以前から書いていますが、私が主に関わったのは音ゲ祭ですが、いちおう実行委員なので、全てのイベントに顔を出し、いろいろと見て回ることができました。

この3つのイベントを比較した時に、生放送の来場者数は

格ゲ祭(33087人) > 音ゲ祭(25238人) > メダゲ祭(23122人)

という順番で、最も生放送を見て頂いたのは格ゲ祭となります。

ただ、実測では無いものの、実際に会場で最もユーザーを集めていたのは、

メダゲ祭 > 音ゲ祭 > 格ゲ祭

というイメージです。
なかなか、観客を実測するというのも、無理のある話なので、難しいんですけど、ぱっと見たイメージです。
このことから、色々と学びがあるわけです。

声優ってすごい

まぁ、これは大手メーカーさんのステージとかでも同じなんですが、声優さんを読んで色々とステージに登壇してもらうというのが、結構多く見られます。
ゲームのCVに声優さんを起用することは多々あるので、それに関連した声優さんを招いてステージにあがってもらうと言うのは多いです。
こういうのは、失礼ですが、

「メチャクチャ効果ある」

んですね。
○○さんが来る!ってだけで、来場する方もいるんですもんね・・・
某社さんの金額を聞いたら、「マジか!」って思いましたけど、声優ってスゴイんですね・・・
こうした、普段ゲーセンに来ない方向けに、イベントを行い集客する時には、なかなかよい集客方法だなーと改めて感じました。

飛び入りで参加できるイベントは面白い

上記3つのイベントの中で、特に特色があるのは、メダゲ祭です。
その一番の特色は、「当日飛び入り参加が可能」という事です。
イベントの趣旨が、格ゲ祭や音ゲ祭と全く異なるので当然なんですが、一般のユーザーがその日に飛び入りで参加できるイベントっていうのは、ウケがよいです。
闘会議がどちらかといえば、参加しないと楽しくない(見て回るだけだと微妙)なイベントなので、余計にユーザー参加型のイベントは相性が良いようです。
主催者事業としては、もう少し気軽に参加できるような、ユーザー参加型のイベントがあっても良いかもしれませんね。
よく話に出るのは、エアホッケー大会とか?

音ゲ祭とか格ゲ祭も、トッププレイヤーのプレーや譜面を見るってのも面白いと思うんですけど、なかなか一般のユーザーにとって「わかりやすい」コンテンツではないですよね。
このあたりは次回改善・・・できるのかな?

生放送向けコンテンツと現場で受けるコンテンツは違う

先程の、当日飛び入りができるかどうか?からもつながる話ですが、飛び入りできるできないも含めて、

現地で受けるコンテンツと生放送向けコンテンツの違い

というのはあります。
ある意味、大会を垂れ流すだけよりも、生放送向けにアレンジするともっと良いのかな?
紅白歌合戦の、裏紅白みたいなイメージで、全く同じステージを違う視点から生放送するってのは、手段の一つだよなー。
できるできないは別として。

ゲーセンとしては現場を重視すべき

生放送が盛り上がるに越したことはないんですが、ゲーセンとしては、やっぱり

ゲームをプレイしている現場が盛り上がる

事が、一番望ましい光景ですね。
生放送も盛り上げる手段としては、有効ですが、店舗を運営している身で考えると、遊びに来て盛り上がる光景が見たい、というのが本音です。
実際に、会場に足を運んでもらうためにも、「生放送もいいけど、足を運んだらその分もっと楽しい」というアピールができれば、ゲーセンとしては万々歳なんだよなー。