お客さんを神様だと思うからブラック企業になる?だとしたらゲーセンは・・・
最近、ニュースなどで、話題になる言葉に「ブラック企業」というのがあります。
定義自体はいろいろあると思うんですけど、労働環境に関するものだったり、余裕で法律違反の事をして稼ぐだとか、そんなところでしょうか。
一部上場しているようなが、とてつもなく大きな会社がブラックだということで、色々とニュースになっております。
風営法の業種は基本「ブラック」?
我々、ゲーセンやパチンコ業界といった業種というのは、基本的に世の中から見れば、ブラックな業種であると自負しております。
例えばこんな部分。
コンビニの元旦営業は必要なのか? 「1日2日休みでも困らない」「コンビニも含めて働くの禁止にしたらいいのに」 | キャリコネニュース
コンビニは24時間営業年中無休で営業するのが基本です。
それに対して、第三者が「営業しなくてもいい」なんて言ってもなんの意味もないと思いますけど・・・
フランチャイズ契約とかそういった事情で、「休みたくても休めない」というルールそのものに対して声をあげるならわかりますけどね。
それに引き換え我々ゲーセンは、むしろ「年に一度の確変フィーバー」と言わんばかりに思います。
要は、娯楽産業である限り
「皆がお休みのときほど忙しい」
という基本的な部分があって、「正月に営業するのはブラックだ!」とか言われたら、100%ブラックです。
他にも、最近はだいぶ減りましたが、やんちゃな少年が来たり、わけの分からない人に絡まれたりという事は、比較的多いので、そういった意味でもブラックかもしれません。
パチンコ店さんや、ゲーセンなんて昔は「ろくでもない業種」扱いでしたけど、だいぶイメージ変わりました。
それでも、なんとなく「違法な事してるんでしょ?」みたいなイメージはなくなりません・・・
そういえば、「ゲーム屋なんて恥ずかしいから、スポーツ事業を始める」って言った人もいたっけ・・・
なぜブラックになってしまうのか?原因はお客さん?
なぜブラックになってしまうのか?という話も話題にあがりますが、こんな話があります。
お客様は神様? 感情労働の今 | 2017/1/5(木) 16:34 – Yahoo!ニュース
サービス業や小売業の場合は、往々にして、お客さんからクレームを受ける事も多々あるわけですが、そういう場合に、「明らかに異常なライン」で応報な物を求めてくるお客と言うのは、昔も今もいます。
最近は、こうしてニュースにとりあげられたりするので、余計目立つのかもしれません。
顧客の過剰な要求に求め続けた結果、会社がブラック化してしまうというのが、一つの要因としてよく挙げられます。
このような事例の場合、解決策として、よくあるのが、
「お前は客じゃない」
という事なんですが、そういう事を言っても通じない人ってのはたくさん居るから困る訳です。
ゲーセンでも、100円でも使っていれば、お客はお客であるといえます。
風営法業種は強い
一般の小売店や、サービス業に勤務されている方だと「そうは言ってもなー」という感覚になると思います。
ただ、こうした場合に、我々ゲーセンであったり、その他の風営業種でも同じですが、
場馴れ
している場合が多いです。
その理由は、以前も書きましたが、
要するに、お客さんが知っていようがいまいが、納得できようができなかろうが、風営に関してのルールを守ってもらわないと、店舗の営業許可に影響が及ぶ可能性がある。
というのが
最大の理由です。
そう言った意味で、ゲーセンなんかだと、良くも悪くも「お客様は神様だとあんまり思ってない」というのは、正直あると思います。
ゲーセンの現場を知っている人なら、きっと納得していただけるはず(笑)
そういった理由からは、ゲーセンはブラックにはならなそうだなー。