ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2016.11.25

トラブルに対してお店がやらなければいけない事が増える話

今回は、ゲーセンに限らずのお話です。
ゲーセンどころか、全ての店舗に当てはまる話だと思うし、最近、どういう理由かよくわかりませんが、Twitterのタイムラインで複数見かけた話です。

監視カメラは未然に防ぐ効果

以前、このようなエントリーを書きました。

ゲーセンで良くある盗難事例をご紹介!注意してし過ぎる事は無いです

ゲーセンに限らずどんな業種であっても、店舗内での盗難やトラブルと言うのは避けては通れないものです。
その中でも、ゲーセンというのは、小学生の頃、夏休み前になると、

「一人では入ってはいけません」

と、学校で教えられるスポットの一つです。
おそらく、今でも小学校では同じよう指導をしていると思います。

ゲーム 1人

そもそも法律的には、ゲーセンは年少者の立ち入りができる施設なので、法的に拘束力のある話ではないので、ゲーセン側としては、「そんなことないですよ」と言いたいところですが、未だに、ゲーセンを

「ヤンキーのたまり場」

だと思っている方も多いので、仕方ないと思う部分もあります。
学校側としては、トラブルを未然に防ぐ意味で、「トラブルの起きそうな場所」に行くこと自体を制限しておこうという意図があるのでしょう。

それが事実かどうかはともかくとして、そうしたトラブルが起こりやすかった過去を踏まえて、ゲーセンは、監視カメラの設置率がとても高い施設です。
コンビニやその他の業種と比べれば、ほとんどの店舗がある程度店舗全体をカバーするくらいの監視カメラを設置していると思われます。
以前書いた、こうしたトラブルを未然に防ぐ意味でも、監視カメラの設置はとても効果があるという事もあります。

監視カメラの映像をネットにあげる意味

ゲーセンは、そうしたトラブルの回避の意味や実際にトラブルになった際に円滑に解決を図るために、そうした努力を行っています。
ただ、最初に述べた、Twitterで複数件見かけた話というのは、

監視カメラの映像をアップし、情報を拡散させる

という行為です。
トラブルになった際の被害者の心情としては、「絶対に許せない!拡散してやる!」という気持ちでしょうから、その気持は理解できます。
そして、情報が拡散すると、「あれ、○○じゃね?」と言う形で、本当に犯人に結びつく情報が得られたり、または犯人のIDやアカウントなどが発覚する場合もあります。
そうした場合には、トラブルの被害者としては、円滑にトラブルが解決するので、万々歳と言った所でしょう。

ただ、上記のパターンというのは、「話がうまくいった場合」に限られ、ベストシナリオの場合です。
ベストがあれば、最悪なパターンもあるという事で、例えば、

・人違い

人違いも色々パターンありますが、悪意を持って背格好の似た別人の名前をあげて、結びつけるとか、監視カメラに写っている対象人物自体が間違いだったとか、こうしたパターンの場合、最悪です。
全く関係のない人物が「犯人だ!」と名指しで非難され、その情報が一気に拡散したとしたら、大変な事態を招いてしまいます。
昔、こんな事件もありました。

こうした、最悪のパターンだった場合、ネットに情報をアップし拡散することは、逆効果しか産まない事になります。
逆効果どころか、逆に訴えられたりする可能性もあります。

こうした危険性を考えると、安易にネットやSNSに犯人(もしくはそうと思わしき人物)の写真や画像を掲載して、情報を収集するという行為は、個人的にはリスクのある行為だと思います。
それに、仮に該当者が見つかって個人情報や諸々の情報が手に入ったところで、そうした情報を警察に提供する位のことしかできないので、あまり意味はないような・・・

店舗側として出来ること

こうしたパターンにおいて、被害にあった方から、「監視カメラの映像を見せてくれ」と言われることは多いですが、基本的に許可はできないし、仮にSNSやネットにあげて、万一「人違い」だったとしたら、お店側にも確実に責任は及ぶので、なかなか難しいです。
旧風営法の、年少者の入店制限と同じで、「お客さんに理解してもらう」努力がお店側に必要になるんですよね・・・