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2016.11.01

セガがジョイポリスを売却!アトラクション型施設の終わりを感じる・・・

昔から、ゲーセン業界には、メーカーとオペレーター(ゲーセン)の2つの存在があります。
現在でも、大手のメーカー、セガ、BNE、タイトーなどは、メーカーとしてゲーム機器の開発も行うし、その反面、ゲーセンの運営も行っております。
最近だと、各メーカーが大きくなりすぎてしまって、会社としては機能を分けて存在している事が多いですが。

大手メーカーの現状

簡単におさらいですが、各メーカーさんはこんな風になっています。

セガ・サミーグループ  セガ・インタラクティブ (アーケードゲーム機器メーカー)
                                セガ・エンタテイメント(セガ系ゲーセン(セガワールドなど)の施設運営)

バンダイナムコグループ バンダイナムコエンタテイメント(アーケードゲーム機器メーカー)
                                   ナムコ(ナムコ系ゲーセンの施設運営)

スクエア・エニックスグループ スクエア・エニックス(アーケードゲーム機器メーカー)
                                           タイトー(タイトー系ゲーセンの施設運営・一部アーケードゲーム機器開発)

とこんな風に各社組織が分化しております。
特にスクエア・エニックスとタイトーなんかはユーザーのイメージとしても別会社として捉えられがちですが、セガやBNEの場合、「セガの施設なのにセガのゲームが・・・」とか「ナムコのお店なのに、バンナムのゲームが・・・・」等のクレームや純粋な疑問など様々な事を感じると思いますが、

ユーザーの皆さんが思うより遥かに機能として分化している

んですよね。
セガのゲーセンの情報をセガの営業マンが詳しいかというとぜんぜんだし、中には、グループ内でいがみ合っているケースもあり、素人目にみると「なんだかなぁ」と思う部分もあります。

一つの時代の終了

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そんな、大手メーカーのゲーセン施設運営に関してですが、昨日「一つの時代が終わったなー」と思う記事が流れてきました。

セガサミー、「ジョイポリス」を香港企業に売却  :日本経済新聞
ジョイポリス …

ジョイポリスって、昔は意外とたくさんあったんですが 、今調べてみると、国内には2件しかないんですね。
それに加えて、中国にも展開していたので、その全てを売却するということです。

以前も書いたんですが、

ゲームセンターの曲がり角「ゲームの進化と消費税対策」前編

アーケードゲームにおいては、

ゲームの進化 = 大型化

だと信じられていた時代がありました。
大型化していくにつれ、徐々にそれは、ゲームとアトラクションの中間という立ち位置になっていき、そうした大型ゲームを自由自在に店舗で運営ができる施設をメーカーは持っていました。
その一つが、セガにおける「ジョイポリス」でした。
過去には、少し毛色が異なりますが、ナムコの「ワンダーエッグ」というのもありました。

今は無きテーマパーク「ナムコワンダーエッグ」から誕生した某人気俳優とは!? ( 遊園地 ) – みじんこ風味 – Yahoo!ブログ

こうした、「超大型施設で、アトラクションサイズのゲーム機も設置できる!という形態がこれからのゲーセンのモデルだ」と雄弁に皆が語っていた時代があったんですね。
その頃、活躍されていた方は、いろんな意味でほとんどいなくなってしまいましたが・・・

そんなわけで、「アーケードゲームの大型化」時代の残り香がまた一つなくなってしまったなー、と思いました。
ジョイポリスといえば、「セガ」だったんだけどね・・・