「悪ユーザー」が「良ユーザー」を駆逐する。昔からあるけど・・・
ごく最近のことですが、なんとも痛ましいニュースを発見しました。
「運転中は必ずポケモンGOをしていた」また死亡事故 小4男児はね逮捕のトラック運転手供述 愛知 – 産経WEST
我が愛知県はそもそも、交通事故の多い県ですが、ポケモンGOによる交通事故は2件目とのこと。
それにしても、
「ポケモンGOをしていて前を見ていなかった。運転中は必ずポケモンGOをしていた」
運転中は必ずポケモンGOをしていたって発言が、そもそもヤバすぎやろ・・・
ゲームを取りまく諸問題
こうしたポケモンGOのようなメガヒットゲームともなると、その社会へ与える影響も甚大でして、以前もこんなことがありました。
お台場のポケGO騒動 事故防止へ警察と運営会社が協議:朝日新聞デジタル
お台場に、レアポケモンが発生し、一部交通機関も含めて混乱を生じた話です。
この時も、警察はメーカーと協議したとの話ですが、実際の運営において、何ができるわけでもないし、なんの強制力もないので、お互い「善処します」みたいな回答をして終了だろうなと思います。
あえて、同じ事象を繰り返す事はないと思いますが。
このような、ゲームを遊ぶことで、結果的に「社会的にとって問題のある行動」が起きてしまったというケースがあります。
社会現象といえるほどにブームにならないと、ここまで大きく取り上げられる事はないと思いますが。
他にも、こうした事例もあります。
「やばくね?」ドラクエX“最強鍛冶職人”登場でネット炎上 止まぬ「チート犯罪」 (産経新聞) – Yahoo!ニュース
女の子の実在感、リアルな胸の揺れ方・・・バーチャルリアリティは男性の妄想さえ叶えてしまうかもしれない AbemaTIMES 10/17(月) 17:37 …
社会的に大きく取り上げられるという事は、まだありませんが、こちらも似たような問題はいくつもあります。
ゲーム内での不正行為、いわゆる「チート」というやつ。
実際のRMTも絡んでくると、「ゲーム内のお遊び」ですまないといえるかもしれません。
あくまでもゲームは中立
以前もこちらで書きましたが、
ポケモンGO協奏曲。ゲームは「ツール」だって昔から言われてますが・・・
あくまでも、「ゲームの存在」が、悪くなったり良くなったりする可能性ってのは、限りなくゼロに近いです。
それを利用するユーザーが
どのように利用するか?
という利用方法で、ゲーム自体は悪いものにも良いものにも変わります。
包丁とかインターネット、車だって、悪いことにも良いことにも使えるのは同じです。
しかし、ゲームの場合は、残念ながら、そうした悪い使いかたが蔓延することで、真面目に遊んでいる人間が駆逐されてしまう可能性がある。というのが問題です。
ポケモンGOの例で言えば、様々な問題は基本的に、一部のマナーの悪いユーザーによって引き起こされます。
こうした引き起こされた問題が、大きければ大きいほど、メーカーはその対策を取らねばならず、それによって、正しく遊んでいるユーザーが不利益を被る事が起こりえます。
極端な例でいえば、レアなポケモンがより出現しにくくなるだとか、問題の起こらなそうな場所にしか発生しなくなる、などになると、真面目に遊んでいるユーザーからすると、「一部のマナーの悪いユーザーのせいで、ルールが変更になってつまらなくなる」という残念なパターンに陥る可能性がある。
チート行為については、よりその傾向が明確で、レベルでもアイテムでも同じで、本来はプレイする中で得ることができる成果を、不正行為によって得たユーザーがいれば、普通に遊んでいるユーザーからすれば、「馬鹿らしく」感じると言うのは、当然の事と思います。
こうして、「悪ユーザー」が「良ユーザー」を駆逐するという結果が生まれます。
メーカーの運営方法しだいでは、こうした状況をある程度防ぐこともできるとは思いますが、完全ではないので、最後には「ユーザーのモラル」に頼るしかないので、そこはユーザー次第といったところでしょうか・・・