ゲーセンのネットワーク環境ってお店毎に結構異なるよって話

世の中を見渡すと、IOTとかいって、ネットに繋がってないものはない、と言わんばかりの状態ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか？
IOTがわからない人はググッてください。

ネットに繋がっているいないに関しては、ゲームセンターも同じで、むしろ早い段階から積極的に取り入れたともいえます。
ネットに繋がっている話はこちらに書きました。

昔は、ごく一部だったものが、今では接続されていないのは、プライズゲームくらいで、その他のジャンルはほとんどネットに接続されています。
割合的に、半分以上はネットに接続されているんじゃないかな？

アーケードゲームのネット対応は早かった

先ほど、積極的に取り入れたと書きましたが、ゲーセン業界は、積極的にネットを活用してきました。
まぁ各社おおまかに２００１年〜２００２年くらいに、最初のタイトルを投入していますが、爆発的にアーケードゲームにネット環境が普及したのは、

この麻雀格闘倶楽部の発売によってですね。
他社タイトルでも、VF４とかバトルギア３とか、少々マニアックな作品でネット対応をしていったんですが、爆発的にネット環境が普及したとはいえない状態でした。
麻雀格闘倶楽部についていえば、それこそゲーセンのみならず、ネットカフェやその他の業態にまで、設置されたわけで、爆発的に広がったといえます。

世間的には、２００１年頃だと、まだ一般家庭にブロードバンドが普及し始めたころじゃないでしょうか？
ISDNとかADSLとか、そんな時代だったとおもいます。
YAHOO BBがモデムをばら撒いてた記憶も・・・

ゲーセンのインフラは導入当初から変化していない？

そんな当時から、ゲーセンではすでに電話回線を各社毎に引いて、ゲームのネットワーク対応をしていたのですが、先ほど書いたように当時はまだ、ISDNとかADSLの時代です。
ルーターじゃなくて、「モデム」の時代だもんなぁ・・・
その頃から実は、

ゲーセンのネット関係のインフラは変化していない

ケースは多々ある。
ってお話をしてみます。
例えば、先ほど挙げた、「麻雀格闘倶楽部」ですが、現在でも現役稼働中ですが、未だにネットワークがADSLで稼働している店舗もあるんじゃないか？と思われます。
特に他業種で、電話回線と兼用にしている場合は、ADSLでの接続を利用していたりするケースが多かったので、そのままの状態で稼働している店舗もあるんじゃないかと思われます。

また、ALL.NETにしてもNESYSにしても、「専用ルーター」というのがあります。
そのルーターですが、こんなの

RTX1100 – ルーター – ヤマハ株式会社

だったり、

RTX1000 – ルーター – ヤマハ株式会社

こんなのだったりします。
業務用機器なので、多少古くなっても使えるし、メーカーもキチンとサポートしているんですが、現代の世の中では、

何世代も前のルーター

であることは間違いないですよね・・・

それに加えて、ゲーセン側でも、例えば光回線一つとっても、

料金・価格のご案内｜Bフレッツ（インターネット接続サービス）ベーシックタイプ｜フレッツ光公式｜NTT西日本

上記ページあるように、

・ベーシック
・ファミリー
・ネクスト
・ネクスト隼
（NTT西日本の場合）

などと、基本的に同じ光回線でも速度の全く異なるサービスが多数あるわけですが、

そのお店がどのサービスを利用しているかは、お店次第

です。
そのために、当然ですが、そのお店次第で回線スピードがベーシックとネクストでは明らかに異なるので、ネットワーク回線の通信環境も異なります。
西日本の場合は、ベーシックの基本料金は高いので、利用している店舗は少ないと思いますが、最初に契約してそのままのお店もあるかもしれません・・・

通信のラグや回線スピードは店舗によって違うのは当然

以上の事から、小見出しの通り、

通信のラグや回線スピードは店舗によって違うのは当然

といえます。
なぜ、こんな事を書いたかというと、以下のツイートからです。

「回線」だけじゃなくて店舗の環境も通信速度に大きく影響する。みんなの家もそうよ。配線の取り回しや何かの電源の近くに配線を通したりすると通信速度に悪影響を及ぼしたりする。

— 新井健二＠R6S（もちPC版な？） (@arachu0902) 2016年7月8日

開発者の肩を一方的に持つわけではありませんが、上記の事を踏まえると、すべてのお店ですべてのゲームが同じ通信環境を提供できているわけではないので、ラグや処理落ちなどあったとしても、一概にゲームの仕様とはいえない部分はあります。
ゲーセンでも、極端なラグが頻発したり、回線落ちが多発するようだと、店内の環境（ケーブルの取り回し、ハブの性能アップ）などに取り組んだりすることもありますが、なかなか根絶は難しいんですよね・・・

お客さんには言い訳にしかなりませんが、そんなふうに開発者もゲーセンも色々やっている中でも、ネットワークトラブルってのは起きてしまうもんなんで、難しいですね。