週刊文春に学ぶやっぱりゲームで大事なのはゲームだなって話
最近、飛ぶ鳥を落とす勢いの雑誌で、「週刊文春」って雑誌があるんですが、ご存知でしょうか?
「知ってるわ!」と思った方が大半だと思いますが、最近のスクープを連発する所をみていると、個人的に「雑誌なんてオワコン」とか言われてたけど、まだまだそうじゃないんだなぁ、と感心していました。
そんな、復活の立役者が、現編集長さんらしいのですが、その方のインタビューが掲載されていました。
「リスクを恐れず、訴訟で負けない記事を作る」週刊文春・新谷編集長に聞く(上) – 弁護士ドットコム
復活のカギは原点回帰
上に引用したのは上ですが、下もあるんでそちらまで是非読んで下さい。
その中で、
ましてや、お金を払ってくれないわけで、最終的にはコンテンツの力が問われます。だから、自分たちにとって、読者のみなさんにお金を払っていただける最も強力なコンテンツは何なのか、それぞれのメディアが自問自答していると思いますし、その中で週刊文春が出した答えがスクープ主義です
と仰っております。
当たり前の話だと思われるかもしれませんが、実は当たり前のようでできていない話なんでしょう。
だからこそ、現在沢山の雑誌が廃刊するわけで・・・
そして、この事は、
ゲームにも当てはまる話だなー
なんて事を考えてしまったわけです。
色々と付加価値を付けても最後は「ゲームそのもの」で決まる
このブログを読むような方なら、100%知っていると思われるゲームに「艦これアーケード」というゲーム機があります。
メガヒットと言っても過言ではないヒットを飛ばしているんですが、この少し前に、「艦これ改」というゲームソフトが発売したのをご存知でしょうか?
こちらは、PS VITAで発売となり、「艦これ」がモチーフだった事もあり、ソコソコ売れたし、周りにも「買いますよ〜」なんて言っている人間も結構いました。
ただ、残念ながら、コチラのゲームソフトはソコソコ売れたんですが、メガヒットとはいかなかったんですね。
「まぁまぁ」位の評価なんでしょうか・・・
「艦これアーケード」が稼働する少し前の、「艦これ改」の評価を持ってして、「艦これ」は終わったな・・・という評価をする方もいたのは事実です。
「艦これ改」が駄目なんだから、同じIPを使用した「艦これアーケード」もアカンやろ・・・みたいな考え方です。
こう考える事自体は別に不思議でも何でもありません。
実際には、そうした下馬評を覆し、艦これアーケードはメガヒットします。
艦これアーケードのヒットの要因に、艦娘カードも大いに貢献しているとは思いますが、概ねプレイヤーの皆様からゲームも面白いという評価を頂いています。
こうした事を考えると、「ゲームで大事なのは、やはりゲームそのものだなー」と改めて痛感するわけです。
ゲーム自体を評価する難しさ
長々書いて見ましたが、「ゲームが面白いかどうかは重要!」って言ってるだけで、普通にお客さんから見たら当たり前の話。
ただ、この面白いかどうかというのは、人によって異なるから難しいんですよね。
ゲーム開発者だって、絶対に「自分が作ってるゲーム超つまんねー」って思って作ってること無いと思うんで・・・
それに加えて、最近は「人気のキャラをゲーム化しました!」とか、「あのゲームのアーケード版です」とか実に様々な付加価値をつけるもんだからゲーム機の購入の難しさに拍車が掛かっているなぁと・・・
こんな問題もあります。
まぁそれにしても、迷った時は原点に立ち返って、「ゲームが面白いかどうか?」で判断することにしよう!と改めて思いました。
とあるエライ人が言ってましたが、「最近は、面白いゲームを作っても、うまくマーケティングできないと「隠れた名作」で終わっちゃうんだよな・・・」
ってそこはメーカーさんに頑張ってもらうしか無いんだけど・・・