ゲーム機を撤去する前にやることがあると思う話
こんにちは。
最近は「撤去=廃棄」のゲーム機が多くて非常に困っているポート24です。
バラして色々活用できるやんけ!とか思ってたら、某スリ◯ンのパーツで倉庫が埋まってしまいました・・・
廃棄もねー、昔みたいに鉄が高ければもう少しお金になるんですが、最近は鉄クズ相場も以前の3分の1です。
今回は、そんなゲーム機の撤去にまつわるお話です。
ゲーセンがゲーム機の撤去を決める時
ゲーセンが大まかに撤去を決める理由はココに書きました。
書いたとおり、簡単にいえば「儲かるかどうか?」を中心に考えるわけです。
そんな中、有名な方のこんなブログを発見しました。
基本的に、「撤去に至るプロセス」自体は理解できますが、個人的には全面同意できかねるなーというのが感想です。
撤去の決断を決めるまでが早過ぎると思うんです。
最近のゲーム機の傾向
最近のゲーム機というのは、基本ネットワーク対応となった事で、実に複雑な稼働をします。
ネット接続以前は、基本的に設置時の一発勝負なので、設置して人気が無ければ、その後人気化するという可能性は、ゼロに等しいものでした。
ただ、最近はネットワークを介したオンラインアップデートが行われる事がほとんど。
そのために、最初は稼働が悪くても徐々に稼働が向上するというタイトルも、1つや2つではありません。
先ほど引用したエントリーの中にある、「maimai」というゲーム機も、同じように、当初の稼働よりも、徐々に稼働が伸びていったタイトルになります。
最初は本当にボコボコな稼働でしたからね・・・
曲が追加されてから、一気に稼働が伸びたパターンです。
こうした事例もありますが、その反対に、アップデートしてもしてもお客さんが戻ってくることはなく、そのままジエンドとなった場合もあります。
アップデートしたら売上が100%増加するという保証はどこにも無いのが難しいところです。
という部分で、
今売上が良くない=ダメな機械
という判断が一概にはできないのが、ゲーム機の選定をより難しくする要因です。
撤去を決める方法論は人それぞれ
そんな中、引用したエントリーの通り、個別のゲーム機の損益をはじき出して、それを元に撤去や稼働を決めるのも1つの方法だし、お客さんに「このままいくと撤去になっちゃう!」とお知らせして、協力を仰ぐというのも1つの方法だと思います。
その方法を否定するものでは無いことを、ご理解ください。
今回のような売上が不振だから売るというパターンでいえば、私としての考えはちょっと異なります。
まずは、
全国平均インカムを調べる
ところからスタートします。
これは、基本的に各メーカーの営業マンに聞けば教えてくれるレベルの話です。
セガの機械ならセガの営業マンに、コナミならコナミの営業マンという風に聞けば、大体教えてくれます。
まぁ営業マンによっては、「こいつ明らかに数字を盛ってるな・・・」というタイプの人間もいますが、まぁ教えてくれます。
自店舗のインカムが全国平均インカムと比べて高いのか低いのか?
を検討することで、
自店舗にある強みや弱みがわかる可能性がある
事が重要です。
音ゲーはダメだけど、格ゲーはいいとか、カード系は強いけど、アップ系に弱いとかこうした傾向がお店によって無いわけではない。
正直にいえば、「どんなゲーム機を設置しても、全国平均インカムより低い」という店舗もあると思いますし、その逆のお店もあります。
こうした全国平均インカムと比べることで、「何かできることはないか?」と探すのは私は個人的によくやります。
逆に、ダメな数値でも「全国平均より高いから、まだ良いか・・・」と意味のない安心をすることもあります(笑)
ですので、個人的には、「まず全国平均インカムを目指そうぜ!」って思うところからのスタートなわけです。
それができない時は・・・まぁ売るか撤去だね・・・